【渓流アンバサダー】『バレーヒル ”巻く為のアイテム01” ハイスピードギヤ (1500C&2500C用)』入れてみた!
スタッフ増田です!
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渓流禁漁の迫る9月末。
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バレーヒルさんから発売となった、ABU アンバサダー1500C&2500C用ハイスピードギヤ、
『バレーヒル ”巻く為のアイテム01” ハイスピードギヤ (1500C&2500C用) 』
(メーカーさんホームページはこちら→https://valleyhill.taniyamashoji.co.jp/35316)
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入手したときには禁漁を迎えていたので、
まだ実釣で使用していませんが、組んでみた感想を書いていきます。
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長くなりますので、お時間のあるときにお読みください<(_ _)>
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比較するのは、バレーヒルさんのハンドル1回転65cmの真鍮製ギヤと、
アベイルさんのハンドル1回転57cmの超々ジュラルミン製です。
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※パーツサイズに個体差が出る場合があり、
チューニング方法もかなり荒いものなので、ご参考程度に留めて頂けると幸いです。
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『見た目の比較』
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真鍮製バレーヒルギヤは金色(右側)、超々ジュラルミン製のアベイルギヤは銀色(左側)です。
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メインギヤの軽さでは、持っただけでも圧倒的に超々ジュラルミン製のアベイルギヤが勝利。
(約9gの差がありました。)
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ギヤ比の上がったバレーヒル製メインギヤは、
直径・厚みともに少し大きくなり、歯のピッチは細かくなり、歯の角度も変わっています。
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ピニオンギヤは、バレーヒル製のほうは更に小さくなりました。
(左がアベイル製、右がバレーヒル製です。)
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ピニオンギヤは、実釣での強度が気になるところです。
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『パーツ取り付け』
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アベイルギヤと入れ替えるだけで済むかと思いきや、2つ問題が発生!!
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〈問題1〉
~アベイルの「ピニオンブッシングBBキット」と互換性なし?~
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アベイルギヤからバレーヒルギヤへ入れ替えて、
プッシュボタンを押そうとするけどビクともしない!
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どうやら、バレーヒルのピニオンギヤのシャフトが、
アベイルのピニオンブッシング用ベアリング(サイズ:3×6×2.5)に入らない模様。
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ここでABUの純正ピニオンブッシングでも試してみればよかったのですが、
早く組んでみたい焦りもあり、レンチで叩いて無理矢理ベアリングを入れてしまいました···。
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この状態でプッシュボタンは押せるようになったものの、
ハンドルが回らない···。
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引き返せなくなったぼくは、さらにベアリングを叩いて、
無理矢理ピニオンギヤ近くまでねじ込みます。
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ここまで入れるとハンドルが巻けるようになりましたが、めちゃくちゃ回転が重い···。
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こういう仕様なのかも?とも思い、
一旦純正ピニオンブッシングに替えて巻き心地を確認してみようとしたところで、
ピニオンギヤにねじ込んだベアリングが外れない問題発生···!
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ベアリングは、ニッパーやペンチなどを使い取れましたが、
破壊してしまい使えなくなりました···。
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〈解決〉
この問題は、バレーヒルのピニオンギヤのシャフトをヤスリで削ることで解決しました。
(〇の部分を削りました)
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少しずつ削り、スムーズにベアリング内をシャフトが出入りするようになりました。
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〈問題2〉
~メインギヤの内径が小さい?~
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純正メインギヤブッシングにバレーヒルのメインギヤを取り付ける際にも問題発生!
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シャフトに通したギヤが滑らかに回りません…。
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こちらは、ギヤの内径とブッシングの外径が合ってないようです。
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このままでも使えないことはなさそうですが、
ドラグの滑りがギクシャクするので、いざと言うときに魚を逃してしまったり、
ピニオンギヤに負荷が掛かってしまい破損に繋がる可能性が···。
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〈解決〉
こちらは、シャフトにメインギヤを通して、
滑らかに動くまでメインギヤを回し続けるという荒治療で解決しました!笑
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それでも残る引っ掛かり感は、メインギヤの内側に少しヤスリを掛けて解消することができました。
(〇の部分を削りました。)
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『再び組み込み』
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問題が解決したバレーヒルのメインギヤとピニオンギヤを組み込んでみると、
先ほどまでの巻きの重さは無くなり、アベイルギヤと同じくらいの巻きの軽さに♪
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プッシュボタンも軽いハンドル入力で戻るようになりました!
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しかし、巻きの滑らかさは少しゴリ感があり、アベイルに軍配。
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ただ、このゴリ感に関しては、
バレーヒルのピニオンギヤに無理矢理ベアリングを入れたり外したり、
シャフトを削ったり、ということを行ったので、
もしかしたらどこかでギヤの歯に傷が入っている可能性もあるので、
あまり参考にならないかもしれません…。
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さっそくYouTubeにバレーヒルギヤを組んで釣行している動画を上げている方がいたので、
こちらもご参考にしてみてください。
この方の場合、アベイル製スプールの穴にバレーヒル製ピニオンギヤが入らなかったようです。
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こちらはぼくのパーツですが、
スプールのシャフトに空いた穴と、
ピニオンギヤのコの字になった側のシャフトの径が合わないようですね。
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この部分に関してはぼくのパーツは問題なかったですが、
この事例はほかにも聞いているので、パーツの個体差がありそうですね。
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長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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これからご購入をお考えの方のご参考になれば幸いです。
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冒頭にも書きましたが、特にオールドアンバサダーのパーツには個体差があり、
カスタムパーツの取り付けの際に調整が必要となる場合があるようです。
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ぼくが行ったような荒治療(?)はオススメできませんが、
渓流アンバサダーの釣りを快適にしてくれるアイテムだと思いますので、
実釣で使用しましたら、また感想を書いてみるかもしれません。
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まだ交換したいパーツもあり、手間とお金の掛かるアンバサダーですが、
来シーズンの渓流解禁までにぼちぼち仕上げていこうと思います!