1泊2日 車中泊の鳥取秋ヤマメ釣り(マリホ店増田釣行記)

 2019年9月14日

9月に入り、鳥取県以外の中国地方の渓流は禁漁になってしまったので、毎年恒例の鳥取県へ秋ヤマメを求めての遠征がスタートしています。
8月末から雨が多く涼しかったので、一気に秋めいてくるのかと思いましたが9月になってからの残暑がすごいですね…。

先週も朝から暑かったので、ウェーダーを穿かずに、短パンにゲーターを着けてのウェットウェーディングでスタートします。
これまでに良いサイズのヤマメを見たことがある川を数か所釣ってみましたが、どこも釣れるのは小型ばかり。
中国地方  鳥取 トラウト (3)
Lure:スプリーモ バイラ 50H

この日は手応えを得られないまま終了となりました。

そして今週。
1泊2日、車中泊の1人釣行です。

1日目、この日も暑かったのでウェットウェーディングでスタート。
先週行った川を外してチェックします。
支流を少し釣ってバラシ数回のみで移動し、次の支流に行くついでに本流も見てみようと車から降りようとしたところで腰が「ピキッ!」
脂汗が出るくらいの痛みで、楽しみにしていた1泊2日の車中泊の旅の強制終了が頭をよぎりましたが、しばらく車で休んでいると何とか歩けるようになりました…。
実は最近、渓流を遡行しているとヒザも痛くて、テーピングして釣りに行ってるんですが、まさか車から降りるくらいで腰を痛めるとは…。
体力の衰えが一気に来てる感じで、来月からの渓流オフシーズン中に少し鍛えておこうと思っています。

歩けるようになったところで再スタート。
爆弾を背負った腰にヒヤヒヤしながらチェックした本流は何も無しでした。
支流へ向かい、ようやくこの日の初キャッチ。
小さいのですぐにリリースしようと思ったけど、白くて綺麗だったのでパシャリ。
中国地方 鳥取 トラウト (2)

翌日も釣りができるという余裕から心にゆとりがあります。
写真を撮ろうとかがむと少し腰が痛いですが。笑   

午後に入り、何となく反応の良いルアーが分かってくると連発するようになり、釣れるサイズも上がってきました。
中国地方 鳥取 トラウト (4)
Lure:イトウクラフト ボウイ 50S

竿抜けになっていそうな小さなポイントや、キャストしづらいところには魚が残っているようでした。
中国地方 鳥取 トラウト (10)
Lure:イトウクラフト ボウイ 50S

17時くらいになり、切りがいいところまで来たのでこの日は終了。

釣り上がっている途中に降ってきた雨で体が冷えていたので、入浴だけでも利用できる宿泊施設に向かい、お風呂に入りながら痛めた腰をマッサージして温めます。
お風呂から上がったらちょうど夕食タイムだったので、以前から気になっていたお店へ。
車を数分走らせ、味のあるたたずまいのお店に入ると、おばあちゃんが1人で切り盛りするカウンターのみの小さな店内が、仕事終わりのサラリーマンさんで賑わっていました。   
席を立ってもらわないと通れないくらいでしたが、奥の方に座らせてもらい、サラリーマンさんに混じってぼくもビールを注文したいところでしたが、カツ丼単体を注文。
少し待つと漬物と一緒に少しこんがりさせすぎた感じのカツ丼が出てきました♪笑
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でも、見た目はともかく、美味しかったのであっという間に完食。
支払いを済ませ、店を出ようとしたところで店内のサラリーマンさんに捉まり、30分ほど釣りのことや広島のことをおしゃべり。   
こういうのも遠征のいい所ですね。

そこからは道の駅に向かい、コンビニで缶ビールを確保して車中泊の準備。
と言っても割といきなり車中泊を決めたので、気温も高そうだったし寝袋なども持ってきておらず、とりあえずシートを倒して寝る場所を確保するのみで終了。
床のクッション性ゼロで、痛めた腰に優しくない環境でしたが、我慢していたビールを流し込むといつの間にか眠っていました。

5時にセットしたスマホのアラームで目覚めると、まずは腰の痛みの確認。
不安でしたが、痛みは引いていて一安心。
念のためヒザに加えて腰にもテーピングをして、コンビニで買ったパンを食べながら川に向かいます。
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目的の支流に向かう前に本流を1か所チェックしましたが、雰囲気は良いものの反応がなかったので見切って移動します。
支流の駐車ポイントに到着し入渓。
ここは始めて入る川なのでワクワクしていると早々にバラシ。
とりあえず魚の反応があることに安心して釣り上がりますが、良さそうなポイントでヒットがなく、明らかにいるだろうと思うポイントでルアーをいろいろ換えてようやくヒット。
中国地方 鳥取 トラウト (13)
Lure:ザンマイ ソリスト 50MDⅡ S
   
どうやらこの川はアマゴも混生しているようです。
中国地方 鳥取 トラウト (15)
   
この魚はヤマメのようなアマゴのような微妙な感じ。綺麗な魚でしたが尻鰭付近に鳥の爪で付いたような傷がありました。
中国地方 鳥取 トラウト (16)
Lure:イトウクラフト 蝦夷 50S 1st TYPE-Ⅱ
    
そこからしばらく釣り上がったところで、少し良いサイズの魚がミノーを喰い上げてくるのが見えたんですがヒットならず。     
   
この日も昼間は真夏のように暑いですが、川を何本か変えながら釣りしていると、葉が少し色付いて秋が近付いている様子が目に入って来ます。
中国地方 鳥取 トラウト (18)

田んぼも一面が黄金色になり、収穫の時期を迎えています。
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小型の魚が多く、なかなか良いのは釣れませんが、昼になったのでコンビニ弁当でランチタイム。
予報通り雨がぽつぽつ降ってきたので、急いで食べ終えて川へ。
この川は、ここまでと違い明らかにルアーへの反応が良く、集中して釣り進めます。
落ち込み下が少し深くなっているポイントで、少しレンジを入れて、短く強くミノーを跳ね上げるようなアクションを数回入れたところで「ガツン!」
サイズは8寸ほどでしたが、鼻が少し落ち、鰭や魚体のコンディションも良い雄ヤマメ。中国地方 鳥取 トラウト (35)
Lure:スプリーモ バイラ 50M
   
このあともサイズは小さいもののしばらく魚の反応が良かったですが、入渓しやすそうな地点を過ぎると途端に魚が出てこなくなり、大場所まで来たところで川から上がります。
まだまだ釣りができる時間でしたが、さきほどの雄ヤマメで満足していたのと、雲行きが怪しくなっていましたし、何より1泊2日車中泊の旅の疲れが出ていたのでここで終了としました。
道の駅で地ビールを買って、途中で強い雨が降ってきましたが無事帰宅しました。

今回釣れた魚はまだまだ夏っぽい魚体でした。
来週から少し気温が下がるようですし、禁漁までに秋色に染まったヤマメに出会えるように、ヒザと腰を労わりながらがんばろうと思います。