ゴギを求めて上流へ その2~トラブル続出編~(マリホ店増田釣行記)
マリホ店増田です。
今週は珍しく釣りに行かなかったんですが、それは1週間前の渓流釣行で、あるトラブルが起こったからなんです…。
今回は、トラブルが多発した、そのときの釣行記になります。
この日は単独ではなく、久しぶりに弟と、友達のMくんとの3人での釣行でした。
Mくんは遊漁券を持っていなかったので、釣り場近くのコンビニで年券を購入。
目指すは、前回釣り上がったゴギの川の続きです。
川に着くころには強い雨で、気温も上がらず少し肌寒いくらいでしたが、弟はなぜかウェットウェーディングスタイルで、さらにレインウェアも持って来ていないということで、彼の体調に不安を感じながら入渓します。
すると、早々にトラブル発生!
Mくんが入渓時に岩か枝でお尻を擦ったらしく、ウェーダーの左のお尻の部分が大きく裂けてしまいました…。
替えのウェーダーもないし、ウェットウェーディングの準備もしていないので、仕方なくそのまま釣り上がることに。
入渓してすぐは意外にもアマゴが多く、弟にもヒット!
下ろしたての19ストラディックに鱗付け完了です♪
LURE:スプリーモ モフィー 50SS
少し進んだところからゴギのテリトリーになり、ぼくにもヒット。
低い落ち込みが連続して、落ち込み下の小さいプールのような誘える距離が短くなってしまうポイントでも、バイラならレスポンスの良いヒラ打ちで誘いやすくレンジキープもしやすいです。
LURE:スプリーモ バイラ 50M
Mくんは久しぶりの渓流で、広島の渓流は初めて、さらにゴギもまだ釣ったことがないということで、がんばって狙いますが、チェイスはあるもののバイトまで持ち込めない様子。
ぽつぽつとヒットがありつつ釣り上がると、魚が簡単には超えられそうにない高低差のある落ち込みのポイントに到着しました。
その1投目、ぼくのキャストしたミノーに巨大な魚影が反応!
2投目、その魚が少しフックに触れたように見えましたがフックアップならず…。
その魚は反応しなくなりましたが、数投すると25cm前後のぼちぼちサイズのゴギがヒット!
ネットインして写真を撮っていると、同じポイントにキャストしたMくんにもヒット!
弟がMくんの魚をランディングし、ぼくの魚も一緒に並べてパチリ。
Mくんの初ゴギと、連発に喜んでいると、弟も同じポイントでヒット!
どうやらここにかなりの数のゴギが溜まっていたらしく、そのあとも何回かヒットやバイトがありました。
その落ち込みを超えた辺りから渓相が変わり、再びアマゴが出始めてMくんにヒット!
ヤマメは釣ったことがあるけど、もしかしたらアマゴも初めてだったかな?
LURE:デュオ リュウキ 50S
気付いたら雨が上がり、太陽も見えて気温も上がってきたので、弟のウェットスタイルがうらやましいな~、なんて思っていたんですが、突然一番後ろを歩いていたMくんの叫び声が!!
慌てて振り向くと、何かに怯えた様子のMくん…。
何が起こったか聞くと、藪から猪が3頭現れ、川の中まで入ってきて目の前を横切り、対岸の藪の中へ消えていったらしいです!!
「軽自動車くらいあった!」と言ってましたが、それは大げさにしても、目の前に野生動物が現れたらビビりますよね…。
前を歩いてたぼくと弟は気配も臭いも感じませんでしたが、いきなり出てくることもあるんですね…。
恐怖で膝の震えが治まらないMくんも、なんとか禁漁区の境まで釣り上がり、退渓しようと道に上がれるところを探していた弟にも悲劇が…!
藪を漕いでいる間にミノーのフックが肘に刺さってしまったようです…!
日焼け・虫刺され予防のアームカバー越しに刺さっているのでなかなか厄介でしたが、少し血が出たくらいで無事に取れて一安心。
結局、弟が苦労して探していた道は使えず、もっと楽に退渓できるところがありました。笑
トラブルは重なっておきるよねー、などと話していると車に到着。
下半身がずぶ濡れになったMくんと、全身びしょ濡れで冷え切った弟の着替えを済ませて帰宅です。
道の駅で昼ご飯食べて帰ろうかな~、と思いながら川の横の道路を下っていると、「ゴゴゴゴゴ」という音と振動、勝手に左に切れるハンドルに違和感を感じて減速。
ふとサイドミラーを見ると、コロコロと川に向かって転がるホイールキャップのようなものが目に入り慌てて停車!
車体を見てみると、左側の前輪が見事にパンクしてました…。(新しく替えたばかりだったのにな~…。)
外れたホイールキャップは渓の方に落ちてしまったようです…。(来週、パンクと猪に気を付けて探しに行ってきます。)
とりあえずすぐに自動車保険のロードサービスを依頼。
ここからがちょっと大変だったんですが、まずあると思っていたスペアタイヤがない…。
ということでレッカー移動になり、法律でレッカー車の助手席には乗れないそうで、公共の交通機関を使って帰ることになるんですが、ゴギが釣れるようなそこそこの山の中なので歩いてすぐの距離に電車やバスはありません…。
なので、緊急で父親に連絡。
さすがに急で驚いていましたが、自宅にいたようで、なんとか説得して来てもらえることになりました。
が、そこそこの山の中なので来てもらえるまで1時間以上かかります。
先にレッカー車が到着し、愛車は自宅近くの馴染みのガソリンスタンドまで運ばれて行きました。
そこから待つこと40~50分、助手席で地図を見ながらナビをしてきたせいで車酔いした母親を乗せて、父親の迎えが到着しました。
お礼と謝罪をして、ぼくが運転を代わり自宅に向けて出発です。
この日、これだけ立て続けにトラブルやハプニングが起こっているので、まだ何か起こるんじゃないかと思っていたら、はい、起こりました…。
高速道路に乗ってしばらく走ったところでエンジン警告灯が点灯!
どこかに停めたほうが良さそうだなと思っていたんですが、どうするか決定する前にワイパーを全力で動かしても前が見えないくらいの豪雨になり、強制的にパーキングエリアへ!
一息ついてエンジン警告灯について調べてみると、どうやらすぐに運転を止める必要はなさそうなので、気をつけながら運転して、何とか帰宅できました。
今年は、2本ロッドを折ったり、今回のようなことがあったりで、本気でお払いに行こうかなというレベルです…。
次からは、釣りの最中だけでなく、帰るまでが釣行のつもりで安全第一を心がけようと思います!
パンクした1輪だけを、とりあえずガソリンスタンドに預けていた冬用のものに替えてもらっていたので今週は釣りに行けませんでしたが、先日無事に元通りになりました。
とりあえず次回からはスペアタイヤを積んで釣りに行こうと思います。笑