鳥取への渓流釣行スタート(スタッフ増田釣行記)
中国地方は、8月いっぱいで鳥取県を除く渓流が禁漁を迎えました。
9月からは、鳥取の川への釣行がスタートです。
7時ごろに川に到着すると、広島市街に比べると気温もぐっと低く、地面には栗が何個も落ちていたりして、すでに秋の気配が感じられました。
しかし、まだ水温は朝の時点で20度を超えていて、トラウトたちにとって快適とは言えない温度で、少し釣果が不安になりながらのスタートとなりました。
案の定、釣れるのはカワムツばかりでしたが、少し釣り上がったところでまたしてもカワムツがヒット、しかし、その背後でそれに反応した大きな影が。
警戒されてダメだろうなと思いつつもすぐにキャストすると、なんと目の前の岩の裏でチェイスする姿が見えヒット。
ミノーをがっぷり咥えた良型のヤマメでした。
Lure:サンレアル バーディー N50S
そこからは、魚からの反応が薄い中、入退渓を何度か繰り返して釣り上がって行き、上記のヤマメから3時間以上歩いたところで、とても綺麗なヤマメをキャッチ。
Lure:サンレアル バーディー N50S
こんなヤマメが釣れてくれれば、歩き続けた疲れも吹き飛びます。
ヒットしたのはこのポイントで、流心が通るボサの下から飛び出してくれました。
(写真は上流から撮りましたが、下流からアップにキャストしてヒットしました。)
その後は、別の支流へ行き、良型のヤマメをヒットさせましたが悔しいバラし、ほかにも大きそうな魚影を見ましたがヒットさせることはできず、この日は終了となりました。
前日のバラしが頭を離れず、翌日も釣行。
さすがに同じ魚がバイトしてくれそうにないので、別の支流へ入りました。
幸先よくコロコロに太ったヤマメが釣れてくれましたが、この後はチェイスすらない厳しい展開になりました。
Lure:サンレアル バーディー N50S
昼からは同じ川の少し下流部に入ってみることにしました。
釣り上がっている最中、川岸のボサに違和感があり、見てみると1匹のカマキリが水面を見つめてぶら下がっている姿が。
獲物などいる感じではなかったので、もしかしたらハリガネムシに寄生されて水辺へ誘導されていたのかもしれません。
(寄生虫のハリガネムシと宿主となる虫と渓流魚の関係を調べてみるとちょっと面白かったです。)
相変わらず魚からの反応は薄い中、ポイントとポイントの間の通過点のような流れ、一応キャストしてみるとドスンという重みがロッドに乗りました。
思わぬ大きさに少し慌てながらランディングネットに納まったのは、34cmの尺ヤマメでした。
Lure:スプリーモ バイラ 50M
このヤマメがヒットしたポイント。
左の岸寄りの、少し流れが緩い瀬尻付近にいました。
この季節は、どのポイントから良型が出るか分からないので油断できないですね。
ここから少し釣り上がり、この日は終了となりました。
その数日後、再び鳥取の川へ。
台風後ということでしたが、水位はほとんど変わった様子はなく、魚たちのプレッシャーがリセットされている感じもなく、厳しい展開となりました。
特別大きな魚は釣れませんでしたが、側線付近が黒ずみ秋色になりかけたヤマメが釣れてくれました。
Lure:サンレアル バーディー N50S
川から上がると、刈り取られた稲の様子もあり、収穫の秋を迎えているようでした。
この週末に雨が降り、気温も徐々に下がっていき、秋が深まっていきそうです。
満足できる秋ヤマメを求めて、9月いっぱいは鳥取へ通います。