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ネイティブアマゴ調査のお手伝いをさせていただきました!(パゴスニュース)
2020年11月26日(木)

スタッフ増田です!

先週、矢野店スタッフのゲーリー重森さんに誘ってもらい、神戸大学の佐藤拓哉先生たちが行っているサツキマス研究の一つであるネイティブアマゴの調査を視察・お手伝いさせていただきました。

ぼくが佐藤先生の活動を知ったのは、ナショナルジオグラフィックのこの記事→「第1回 カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る
トラウト好きとしてたいへん興味深く読ませていただきました。

研究のためのフィールドとなったのは、トラウトシーズン中によく行っている芸北エリアの渓流でした。

スノースポーツをしないぼくは、禁漁後はまず訪れないエリアなので、この時期の景色だけでも新鮮でワクワクでした。

重森さんの車に乗せてもらい、集合場所の大暮養魚場(大暮養魚場ホームページ)に少し遅刻して到着すると(その節は、遠方から来ていただいたのにお待たせしてたいへん失礼しました…!)、佐藤先生と研究室のメンバーさんがお二人(佐藤研究室ホームページ)、タックルベリー広島舟入町店の店長の関さんと息子さん(タックルベリーさんホームページ)が既に来られていました。

お客様のKさんも参加予定でしたが、職場で思わぬトラブルがあり遅れて参加することになりました。

今回の調査は、広島県から特別採捕許可をいただいているので、複数の川の禁漁区域への立ち入りも可能とのこと。

佐藤先生たちと相談し、まずは遊漁区域で放流魚があまりいなさそうな川を選んで調査開始です。

川の中に入るのでウェーダーに着替えるのですが、ここで関さんにトラブル発生。
なんとシューズのフェルトが剥がれてしまい、戦線離脱となってしまいました…。

関さんは陸上からのサポートとなってしまいましたが、いよいよスタートです!  
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先頭は電気漁具を持った研究員さんが歩き、軽いショックを川の中の魚に与えつつ、先生と研究員さんたちが後方で痙攣した魚を網ですくってバケツの中に入れていきます。
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左肩に見えている棒の先の丸い部分から電気が出て魚にショックを与えます。
背中のパネルで電力の調整ができ、魚が死んでしまわない程度に設定してあります。

こんな感じでボサの下など魚が隠れていそうな場所に電流を流していきます。
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その光景はさながら「ハイテクガサガサ」といったところ。

少し歩くだけでカワムツなどの小魚がたくさん捕れていました!
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生物大好きな関さんの子供さんはこの光景に大喜び!
絶滅危惧種のスナヤツメを発見したときは大興奮していました!
今になってスナヤツメや、このあと捕れた尺超えのアマゴなどを個別で写真を撮っておけばよかったと後悔しています…。
電気ショックを当てられたばかりでぐったりしていますが、ほぼすべての魚が元気に戻るのは驚きました。

魚が溜まっていそうな堰堤周辺は念入りにガサガサ。
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でも意外といなかったりして、渓流釣りと一緒でガッカリします。笑

この日は天気も良く、この時期の芸北でもジャケットを着ていたら汗ばむほどでした。
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そんな中、川を進んでいると、順調とまではいかないペースですがところどころでアマゴの捕獲に成功。
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すっかりサビが出ている個体も多かったです。
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切りがいいところまで来たら陸に上がって魚のデータを取っていきます。
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成熟した個体とそうでないものなどを分け、魚の体長と体重を測り、尾びれとトラウト族の特徴であるあぶらびれを少しカットして持ち帰りDNAの研究をされるそうです。

こんな感じで計測のお手伝いもさせていただきました。
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データを取らせてもらったあとは、元いた流れにリリース。
来年釣らせてね。笑

楽しくてあっという間に昼になり、関さんとお子さんは用事があるとのことでここでお別れ。
生き物大好きな子供さんはかなり残念がっていました。笑

昼食休憩後は川を変えて調査再開。

そこは禁漁区域の渓流で、魚が保護されていることもあり、開始からテンポよく捕獲できました。
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そんな中、一同大興奮の出来事が起きます!

それがこちら!
少し分かりづらいですが、アマゴの口とお尻から寄生虫のハリガネムシが2匹それぞれ出てこようとしています!(苦手な方すみません!)
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これには佐藤先生も大興奮!!
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ハリガネムシ1匹が魚から出て来ていることはたまにあるそうなのですが、2匹はかなり珍しいとのことです!
ハリガネムシが魚の体内に入る過程などは、冒頭のナショナルジオグラフィックの記事をご覧ください!
ハリガネムシの一生、意外とかなりドラマティックですよ。

貴重なシーンを見ることができたところで、遅れていたKさんも合流。
調査自体は終了していたので、1コースだけハイテクガサガサを見学させてもらっていました。

川から上がってきたKさんも計測のお手伝い。
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小さくてかわいいアマゴ。
もしかしたら在来の貴重なアマゴかもしれません。
ぼくらが知らなかった立ち入ることができない川で、静かに命を繋いでいっていると思うと感動します。

15時前には必要な数のデータが取れたので調査は無事終了となりました。
春に調査に参加させてもらったサツキマスのデータと、今回の在来のアマゴのデータを照らし合わせることで正確な研究ができるそうで、結果が出るのが楽しみです。

今回は、とても貴重な体験をさせていただき、珍しい場面を見ることができて感動しました。
同時に渓流魚をもっと知りたいという思いと、愛着も増して、来シーズンの釣行が楽しみになりました。

来シーズンも研究を行われるときは、ぜひ協力させていただこうと思います!