恵みの雨。(エース池内釣行記)
渇水続きで苦戦が続いた5月のホームリバー。
そんな中、例年よりも早く梅雨入りした中国地方、この雨を待ち焦がれたアングラーも多いと思う。
昨日のAM4:00に目が覚めると雨が降る音に気持ちが高ぶる。
ポイントに到着した頃には少し雨足が弱まり雨の匂い、岸沿いには鮎が溜まり生命感が溢れる本流に期待が高まる。
二箇所目に入ったポイントでトロ瀬を打つ、普段ならマスが着かない様な流れでも今日はいい感じで流れが効いている。
瀬尻まで下った所でダウンクロスに入れたミノーにガツッ!とバイト、しかし直後ジャンプ一発でフックアウト・・・
気を落とさず魚が入っている事を確信し上流へ移動。
先週にデカイ奴をバラシた場所、いつもなら上流の瀬から打つが今日は中間あたりから開始、増水した2本の流れが交差して複雑な流れになっているのがリーリングしていると伝わってくる。
魚が居れば活性は高そうなのでミノーを動かし過ぎない事を意識しながらキャストを繰り返す。
かなり釣り下った所でいきなりドンッ!とロッドがひったくられた。
「喰った!」と同時に8の時を描く様にローリング、シルバーの魚体が少し濁った水中で反射して何倍も大きく見える。
無我夢中でロッドティップを水中へ突っ込み、強烈なローリングを耐え忍ぶ。
ローリングが終わると今度は下の瀬を目掛けて走りだし連続ジャンプ。
じわりじわりと間合いが詰まり魚を確認する、デカイ!40は余裕で超えている!
一瞬の隙をみて魚の下側へ回り込み尾のほうから一気にネットイン!
去年釣った魚を上回るサイズ、厳しい今シーズンに釣れてくれた自己レコード、サツキマス48cm。
鋭い目つきと表情。
顔は小さく背は盛り上がり筋肉質な体型。
渇水続きだった河川に恵みの雨、楽しい季節になってきました。