早春の大河にサクラ咲く!(エース池内釣行記)
3月に入り中国地方の多くの渓流が解禁を向かえた。
シーズン序盤のこの時期は日本海側へ注ぐ本流でのサクラマス釣りがここ数年の恒例になっている。
今年の開幕戦は2月、いち早く解禁を向かえた聖地・九頭竜川へ挑戦する機会に恵まれた
九頭竜サクラをキャッチするには至らなかったが聖地の解禁日を肌で感じ貴重な経験ができた。
九頭竜釣行の模様はこちら>>http://pagos.jp/?p=98584
そして、3月5日
お客さんのオキキヨさんと待ち合わせて向かうは山陰地方の大河「江の川」
解禁日には寒波が入り雪もちらつく中、お客さんが見事なサクラマスをキャッチされており、おのずと期待に胸が高鳴る
この日は解禁日とはうって変わり朝から暖かい一日だった。
夜が明けうっすらと明るくなる頃には辺り一面が濃い霧で覆われていて何かが起こりそうな雰囲気。
川に立ちこみキャスト開始!
目ぼしいポイントへルアーを流し続けるがサクラマスからのシグナルは無く、時間だけが過ぎてゆく・・・
一通り流し終えた所で下流のポイントへ移動。
この頃にはあれだけ濃かった霧も晴れ水面には太陽が降り注いでいた。
川の中央が瀬になっているポイント、真ん中は流れがきつく狙うは対岸の深場と瀬に入ったスリット
ミノーでは届かずバイブレーションで刻むように探ってみるが何も反応は無く瀬のスリットに狙いをシフト
しかしバイブでは流れが速すぎて良い場所を直ぐに通過してしまう、ここでラインに結んだのはスプーン
シーレーベル アドロワ18gをダウンクロスに思いっきりフルキャスト!
ティップに伝わる振動で流れを感じながらスリット付近に入った所でリーリングを止めてステイ!
ダウンに入ったスプーンは流れを受けてリーリングを止めても良い感じに泳いでいる。
その瞬間・・・
ズドンッ!とティップが下流へひったくられた!
反射的にアワセが入りロッドを上流側へ倒すと直後に、グングン!と独特の首振りが手に伝わってきた!
サクラマスだ!首を振っている間は無理なやり取りは禁物なのでロッドを下げて必死に耐える。
首振りが終わると徐々に間合いを詰めに入る、案外簡単に寄せにかかれたのでこのままランディング出来るかも!? と思った瞬間
今度は自分を通り越し瀬を上り始めた!流れの押しも加わって物凄いトルク!
今度は下流にロッドを寝かせ無我夢中のファイトが続き流芯から抜けたサクラが浮いた一瞬のタイミングで尾の方から一気にネットイン!
やった!獲った!張り詰めていた緊張と喜びが爆発して叫んでしまった!
ネットイン直後にオキキヨさんが撮ってくれた一枚。
サクラを狙い初めて4年で2匹のサクラマスをキャッチする幸運に恵まれた!
手の震えが収まらない!いつ釣ってもこんなに感動する魚はいない!
サイズは60cmちょっと、一昨年釣った初サクラマスとあまり変わらないけどサイズより自分のルアーに食ってきてくれた事、無事獲れた事に感動!
多くのトラウティストを魅了するサクラマス、川で生まれ海に下り数年後には何倍も大きくなって帰ってくる生命感!
キャッチしたころには晴れ間が広がり銀鱗が眩しいくらいに輝いていた。
その後は夕方まで頑張ってオキキヨさんに大型サクラのチェイスがあるもバイトには至らず。
オキキヨさん本当に素晴らしい写真をありがとうございました!
次は必ず!またご一緒させてください!
素晴らしい魚、素晴らしい川、素晴らしい自然に感謝です!
TACKLE DATA
rod:Expert Custom EXC820MX/ITO.CRAFT
reel:EXSENCE CI4+ C3000HGM/SHIMANO
line:G-SOUL WX8 16LB/YGK
leader:Applaud nanodax 20LB/sanyonylon
lure:adrowa 18g/ssylabel
最後に、河川で釣りを楽しむ際に最低限のマナーのルールを少し。
・河川でトラウトを狙う場合は遊漁券が必要になります、1日券、年券があるので必ず購入して下さい。
(釣り場近くに販売所が無い場合がありますので事前に確認しておくと安心です。)
・渓流とは違い本流は基本的には釣り下りです、先行者や上流に釣り人が居た場合は必ず挨拶をしてから釣り場に入りましょう。
・地域住民の方の迷惑になる様な行為、駐車場所・騒音などには最大限の注意をお願いします。
・河川敷に捨てられたゴミも目立ちます、ゴミのポイ捨てなどは絶対にしないようにしましょう。
川、海釣り問わず基本的なマナーやルールばかりです、しっかり守って楽しく釣りが出来れば良いですね!