闇ヲ徘徊シツツ商品紹介ヲスル「瀬戸内メバルとオフセットフック」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
1月10日にとびしま方面に釣りに行ってきました。
世の中は3連休の方も多かったようですが、10日土曜日は出勤日であった為、業務終了後からの出撃となっております。
「山陰」が気になってますが、海況が芳しくなく出撃のタイミングも良くない・・・
そこで白羽の矢を立てたのが「瀬戸内」ってワケです♪
出発は10日午後9時過ぎ。
3連休という事もあり人が多いだろう・・・と思ってましたがまさにその通り。
「人大杉」
ある程度予想はしてましたがここまで多いとは・・・(滝汗)
あらためてビックリです。
空にはお月さんが見え隠れしており、人が多い外灯・港は基本的にスルーしながらランガンを繰り返します。
ジグヘッド+ワームで丹念にトレースすると飽きない程度に釣れるのですがミニマムサイズばかり。
月明かりがあるので少し歩いて磯に出てみようかとも算段してたんですが、車をドコに停めればいいのかわけわかめ。
「(駐車しても)多分大丈夫だろう」と思える場所も夜に来たら何だかダメそうな雰囲気がプンプンで「明るい内に確認しなければ・・・」と次回までの宿題が出来ておりまする。
んで、無難な場所にすればミニマムメバルばかり。
波止周りは人だらけ。
うーん・・・万事休すか・・・
そんな中、比較的アングラーの少ない波止にIN。
全員が先端付近でゲームを展開されてる中で一人根本付近をチェック。
ワームをトレースすればミニマムばかりなので、プラッギングを展開してみる事に。
使うのは・・・「毛」です(笑)
【ジップベイツ】リッジ35F/SSパゴスオリカラシリーズ
■レイジング/クリア⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10005550/
■ホロリウムシリーズ⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10005551/
1月10日に全種類がパゴス全店に再入荷しました!!
初回販売時に行なっていた購入制限も解除しておりますので是非!!
前回はスローシンキング(SS)で良い思いをしたのですが、今回はフローティング(F)をチョイス。
ライズは皆無ですが、ロングポーズで水面を漂わせる戦法を試してみる事に。
外灯と月明かり、そしてレイジングの白のお陰でやや沖目でもリッジの位置は把握可能っす。
ロッドワークによるショートジャークとその後のロングポーズ。
波が作りだす白泡と白いリッジの判別が付けにくい時もありますが可能な限りリッジの位置を把握しつつゲームを展開。
そんな中でリッジがあるであろうスポットでライズ!そしてその直後にグンっ!!
可愛いサイズに違いありませんが、ワームでチェックしてた時より一回りは大きい♪
ライズは全くないものの水面を意識している個体が居るのは間違いない・・・
「連発」には程遠いものの「自分がやりたいゲーム展開」で獲れるとやっぱ楽しいっす♪
因みに前回来た時は抱卵個体ばかりでしたが、今回は抱卵個体は皆無。
逆にお腹が引っ込んだ個体ばかりでしたね。
午前2時を過ぎたあたりから急に風が強くなり始め、釣りがし難くなってきました。
「朝マズメ」を期待してたんですが、時間の経過と共に風は強くなり、入ってたエリアの正面から風がビュービュー吹きつける状況。
そしてオニ睡魔に襲われたんで夜明けを待つことなくゲームエンド。
その後は車の中でお亡くなりになっておりました(笑)
目が覚めてからはミカンを買い込み、超久し振りのR375で実家へ。
帰りの安芸灘大橋代は「安芸灘大橋有料道路回数通行券補助事業」のお陰でタダでございました♪
⇒ http://www.kurenavi.jp/html/topics_info2012_04_20_akinada.html
自分の場合、とびしま方面に行くと100%ミカンを大量購入するのでまた利用させてもらうつもりでございます。
人が多い中での釣りはとても苦手ですが、それでも釣れる瀬戸内のポテンシャルは流石だなと。
また「ミカンが無くなる頃」に足を延ばしてみたいと思います♪
さて、ココからは「ロック&グルーパーネタ」です。
本日(14日)、FB・問屋受注会にてお披露目されたマグバイトさんの新製品「アッパーカットオフセット」についてでございます。
【マグバイト】アッパーカットオフセット MBH02
※写真はサンプルモデルです(針先のバーブ(カエシ)が製品版よりかなり大きいです)
既にショップ様を対象にした受注が開始されており、発売は3月を予定。
2015シーズンのロック&グルーパーゲームが非常に楽しみなオフセットフックです♪
マグバイトさん的には色々なターゲット&リグへの応用も視野に入れておられますが、ワタシ個人としては「ロック&グルーパーが対象でバサロを主としたスイミングリグ専用オフセットフックの製作」という観点から開発のお手伝いをさせて頂いたのでその流れに沿ったご紹介をさせて頂きます。
コンセプトは「攻撃的オフセット」そして「スイミングリグ専用オフセット」
このフックには「ロック&グルーパー」に求められる強度やフックポイントの鋭さはもちろん、今までのオフセットフックには無かった、またはあまり採用されていない特徴がいくつかございます。
それでは「アッパーカットオフセット」の特徴を説明させて頂きます♪
『ビッグアイの採用』
これは「スイミングリグ・バサロ」を使用していた際に時折発生する「違和感」をほぼ完全に解消させるためのモノ。
その違和感の一つが「不自然ロック状態」
時々・・・ではあるのですが、リグが戻って来る時にフックが変な位置でロックされたまま戻って来る・・・という問題が発生しておりました。
問題のイメージはこんなカンジ。
(本来は一番膨らんだ部分にフックが移動しなければならないのですが、キャスト等の動作によって動いたフックが途中で不自然にロック)
バサロをキャストしてると誰しも一度はこんな状態になったコトがあろうと・・・
「不自然ロック」の原因は「バサロのワイヤーの太さ」と「フックのアイの大きさ」の2点。
バサロのワイヤーに関してはこれ以上細くすると強度面での問題が発生するギリギリの太さを採用。
更にメッキ塗装されているもの(ミドキンとアカキン)に関しては工程上ワイヤーにもメッキがかかってしまう為、更に太くなっております。
しかしこれ以上ワイヤーを細くする事が出来ない・・・
そこでビッグアイを採用したアッパーカットオフセットの登場です!!
アイの大きさは既存のオフセットフックの中では恐らく最大クラス。
「スプリットリングをセットする事も可能です!!」
昨今の釣りにおいて「ワームフックのアイは糸を通すだけのモノ」という認識が大きく変化しつつあります。
アイが大きくなる事により弊害が生じるのであれば今まで通りの大きさで良いとは思いますが、大きくなる事の弊害があまり思いつきませぬ。
逆にスイミングリグに関してはメリットが際立ちます。
バサロにセットして頂くと今まで以上の「自由度」に驚かされます。
高まった自由度は「不自然ロック」をほぼ完ぺきに解消、更にスイミング・フォール・ステイ全てのアクションを今まで以上に活かす事が可能です!!
『ロングスロート+ストッパーバーブの採用』
スロート部分を長くする事でワーム保持性能を高めております。
※スロートとはアイの根本からクランク(曲がってる部分)の始まりまでの部分を指します。
そのスロート部分にバーブ(カエシ)を設置する事により一層の保持性能を高め、ファーストバイトでフッキングしなかった場合でもワームのズレを心配する事無くセカンドバイトに集中する事が可能です!!
真新しいワームであればズレの心配は皆無ですが、ワームを使い続けるとフック穴が大きくなりズレやすくなります。
そんな時にロングスロート+ストッパーバーブが最大の効果を発揮します♪
『アッパーカットポイント+マイクロバーブの採用』
「アッパーカット」はマグバイトさんの専売特許的特徴であり、オフセットフックへの採用も初期段階で決定しております。
しかし、問題となったのはその角度でワームから針先が飛び出し過ぎたらオフセットフック本来の意味が無くなります。
かといって角度をナローにしたのではアッパーカットの意味が無くなるし・・・
その辺りは色々な角度のサンプルを作成、使用する事による消去法で現在の角度を見出しております。
・・・初期構想段階では逆に「ネムリ鈎形状」のオフセットフック案もありました。
(ネムリってのはフックポイントが内側を向いたカタチのことを指します)
が、テストの早い段階でボツになっております。
オフセットフックとネムリ形状の相性は非常に悪く、良い点と言えばフックポイントが隠しやすいってコトくらいでした。
結果的に根掛かりや藻掛かりの回避率が上がるのですが、それと同時に肝心のフッキング率も下がってしまったとゆー・・・
オニのように根掛かりするエリアに限定してバイトと同時にオニアワセするスタイルならそれでも「アリ」だったのかもですが、求めるのは様々な状況に対応する汎用性。
そんな中に「(マグバイト)らしさ」も含めたいというのがマグバイトさんとワタシの共通した意見でしたのでネムリ鈎は文字通り「眠って」頂きました(爆)
ワタシが多用する「フィッシュアロー・フラッシュJシリーズ」には基本的にフックポイントを隠す「スリット(溝)」があるので先ず問題無し。
逆にフックポイントがすぐに出るので「フッキング動作をしなくともフッキングする」といった場面に多々遭遇しました。
問題はスリットがないワームの場合。
※ワームはバークレイ・パワーベイト4インチミノーです。
従来のオフセットフックのようにワーム表面に軽く刺すようにすればフックポイントを隠す事が出来ます。
アッパーカット形状の為、ストレートタイプのフックに比べて若干凸凹しますが、フックの凸凹を意識せずにワームのカタチだけを見ればかなり自然な形状を保っていると思います。
どうしても気になる方はワームのフックポイントが出る前後1~2cmをカッターで深さ5mm前後の切れ込み(スリット)を入れると良いです。
チョチョイと切れ込み(スリット)を入れるだけでこんなにスマートになります♪
釣り場でも出来る簡易チューンなので状況に応じてやってみておくんなまし♪
「マイクロバーブ」については現時点で手元に製品版が無い為、初期~中期サンプル以外ワタシ自身も未確認です。
・・・が、過去に製作したサンプルの中から「この大きさのバーブ!!」というモノを提示しておりますので不安はありませぬ♪
フッキング「のみ」を考えるならばバーブレスが最強。
そして実際にロック&グルーパーを続けた感触として「バーブレスでもほとんどバラす事はないだろう」とも感じております。
しかし、完全なバーブレスだと人間の心理的に「バラシ」の不安が常に付きまとう事にもなります。
その両方のせめぎ合いの中から導き出したのがフッキング性能を極力落とさず、バラシを防ぐ性能を持った「マイクロバーブ」の採用です。
基本的にキャッチ&イートが身上のワタシですが、それでも最近はリリースするロック&グルーパーの数が増えております。
そう言った観点から魚体へのダメージが少ないマイクロバーブ・・・という側面も見え隠れしています。
フックサイズは#1/0・#2/0・#3/0の3サイズ。
フックカラーは「ブラック」と「ステルスレッド」の2カラー。
販売価格は全て1袋400円定価(税別)となっております。
(サイズとカラーによって入数が異なっております)
発売は3月を予定しており、2015シーズンのロック&グルーパーにお使い頂けます♪
発売開始の際は当然パゴスでも取り扱い致しますので是非お試し下さい!!
・・・釣行記よりも製品ネタのほうが長くなったけど・・・ま、いっか。
瀬戸内メバルに関しては各地で「アフター」の言葉が出始めております。
産卵行動直後は喰いが悪くなること必至ですが、その後は体力回復の為の荒食いが始まります♪
・・・俗にいう「アフター回復個体」のアグレッシブなファイトが楽しめると思われます♪
その時には是非「プラッギング」でのメバルゲームにも挑戦してみて下さい!!
あと、パゴス主催の第14回ロックフィッシュカップですが
『4月18日(土)』
に開催が決定しました!!
詳細についてはもう少し後に、参加登録は3月初旬からの予定ですので取り敢えず4月18日を空けておいて下さいませ!!
さて、次回は山陰に「戻って」みるとするかな♪