「幻ヲ捕獲セヨ!!」 その2

 2007年6月29日

バンダナです。

ワタシは他のアングラーのブログをよく拝見させて頂いておりますです。
釣りに関する有益な情報を収集したり、文章を通してその人の考えを推察したり、文章自体の書き方・流れを学んだり・・・と。

ただどのアングラーの方も「釣れてない(良くない)時のブログ」ってのがあまりないですよね?

実際、「釣れてない」時の状況を文章にしようとする行為自体とてもイヤなもの・・・
書いてるうちに「言い訳」っぽくなってしまうので更にイヤになる・・・

でも、この「言い訳」ってヤツが意外と勉強にもなったりする場合もございますです。

「ナゼ釣れなかったのか?」
「どうやったら良かったのか?」
・・・を自分の視点で書く事はとても良いことだと思いますです。


・・・さて、ここまでムダに長い前置きをしておいたので今回の釣行ネタの結果はおのずとお分かりかと存じますが
「ちょっとガッカリな結果でした・・・」

ここからは「バンダナ的長い言い訳」です・・・



6月27日、島根・三隅より「辰丸Ⅱさん」で出港してきました。

今回のアングラーは「小田テンチョー」「M氏」「U氏ことウエポン」そしてワタシの4人。

AM6:00出港。
ここしばらく、「三隅・火力発電所波止」では「マメヒラ」が絶好調♪反面、「浜田方面」での釣果がかんばしくないのでお客さんが三隅に結集し大賑わいです!!

↑この日も「平日」にも関わらず非常に多くのアングラーが・・・

「M氏」「ウエポン」はインチク初挑戦!
全員ここ連日の好釣果で「何の疑いも無く」釣る前からルンルン気分♪

↑皆の「脳内」には既に「あこう」が4~5匹・・・

それがまさかあんな結末が待っていようとは・・・

出港して20分後、ポイントに到着。
この日の海は「モヤ」が出ていて高島は霞んでおりました。

「いい条件やな♪」と皆ワクワクしながらインチクを落としていく・・・

ファーストフィッシュはワタシのインチクでしたが何かヘン?
上がってきたのは・・・

「えそ・・・」それもスレ掛かりやし・・・

その後、「小田テンチョー」にヒット♪

「さて、そろそろ時合か?」

・・・しかし既にこの時点で「異変」が・・・
とにかく「安定しない」
船長がしきりに船を立てているもののラインが右往左往・・・
そして根掛かりが多発・・・
アタリも無いし・・・

それでも試行錯誤する4人。
そしてワタシに根魚からのシグナルが♪

↑↑前回のブログで「うっかりかさご」って言ってましたがどうやら違うみたい・・・
正式名称はわかりませんが「かさごっぽいヤツ」です♪

魚探には反応が!!この時期「いさき」がこの界隈でよくヒットするので「M氏」サビキ投下。
そして・・・

カラフルな魚達が・・・まあ俗に言う「外道」
食って美味いのか?

「ウエポン」もサビキ投下。
そしてヒットした「いさき♪」

・・・世間一般では「ウリ坊」と呼ばれております・・・
小さくても美味しいけどそのまま丸かじりは美味しくないよ。きっと・・・
(写真は帰港後に撮影しております)

サビキ隊が頑張ってる中「インチク隊」も更に試行錯誤。
でもアタらん・・・

通常アクション「タダ巻き」はもとより「ボトムの穴へピンスポット爆撃」も根掛かり覚悟で敢行。
負傷者・殉職者多発・・・
それでもアタらん・・・

船長もポイント移動を繰り返す・・・
色々な「小細工」したリグも展開するも所詮は「小細工」
アタらん・・・

沈黙の時間が続く中、「小田テンチョー」が静寂を破る!!

「かさご」激烈に単発化したアタリをやっとこさフッキングに持ち込んだ貴重な1匹♪

また長い沈黙の後、「小田テンチョー」再ヒット!!

「ホーボー(ホウボウ)」
本命がゲットできている状況であれば「うれしい外道」なのですが今の状況ではチョイとビミョー・・・

明らかに「おかしい状況」に「船長」も「小田テンチョー」もワタシも首を傾げるばかり・・・
とにかく魚からのシグナルが無い・・・


ここ暫く多くのアングラーによって好釣果がもたらされていた場所だけに「釣り尽くした」と思う方もおられるかもしれませんがこのポイントのポテンシャルはそこまで低くありませんです。
「前日にもよく釣られておりましたし」

・・・ならば「スレた?」と思う人もいるかもしれませんが若干正解かも知れません。

・・・ってか「アンタ等の腕が悪いんじゃ!!」と思う人「かなり正解♪」

・・・それはさておき「アタリが無い」というより「魚は確実にいるのに口を全く使わない」といった方がいいカンジです。

船長曰く「底潮が動いとらん」とのコト。
わかりやすく言うと「海面の潮は流れているのに海底は流れていない」ってコト。
海底を住処とする根魚の活性は著しく低下してるのか・・・?

ジグはボトムに到達しているもののラインは海面の潮の動きに捕われてるのであたかも海底の複雑な地形に合わせてフォールしているような錯覚が起きて根掛かりも多発・・・

ウデの悪さは「インチク」がカバーしてくれますがそれ以上の事象になると今のトコロ対処のしようがありませんです。

「それでも何とか!」とリアクションに訴えかけても、リアルで誘惑しても反応激薄・・・

「バークレー」や「ライブベイト」でも反応が無いと言えば「根魚ジギング」をやったアングラーならどれだけ酷い状況かわかっていただけるカモ?


そんな中で一人気を吐いたのは「M氏」

サビキからインチクに交換して珍しい根魚ゲット♪

「おにかさご(有毒)」
釣った時はバタバタと危険な状態でしたのですぐにイケスIN。
写真は帰港後、〆てから撮影しておりますです。

そして終盤に「再ヒット♪」

この日「唯一」の「あこう」をゲット♪
誰もが「ムゲ」を覚悟しただけにとてもうれしい1匹。

その後も船長がポイント移動をしてくれるも「反応ナシ・・・」

「今日はダメじゃ」との船長の一言で納竿となりました。
今回の敗因は「潮」と言うことに決定しておりますです。

「前回の好釣果」「最近の好釣果」「1級ポイント」「よく釣れるインチク」「小細工したリグ」等々「良いコト」だけ頭に浮かべて行った私たちには手痛い結果でしたが・・・

「全く懲りておりません♪」

既に次回釣行決定!!
次も「アノ手コノ手」を投入して釣ってやる!!

インチク初挑戦の「M氏」「ウエポン」にはチョイと辛かったかもしれませんが「悪かったのはたまたま」ってコトで♪

次回はきっと良いハズ。きっと・・・

また時間が合えば行きましょう♪