カービングの女神

 2006年9月8日

バンダナです。

9/5のブログにて悩んでいた「山陰・ショアジギ釣行」
一緒に行く予定だった「S氏」よりTELがあり「中止にしましょう・・・」との事。
天気予報では波も高く、降水確率もカナリ高い・・・
「仕方がないっスね。また今度行きましょう♪」とTELを切る。

雨男め・・・と自分を呪いながら就寝。
目が覚めたのは「午前5時」

・・・・
行ってみるか?

まさしく「勢い」で出撃。

今回の釣行先は「三隅・火力発電所波止」
ココ最近、ルアーでの釣果はかんばしくない。それでも「カンパチの幼魚(シオ)」や時期的には「サワラの幼魚(サゴシ)」がイケるハズ。

午前7時半、現地に到着。早速沖波止に渡してもらう。
天気は・・・
全然悪くないし!!


渡船屋さんの船長によると昨日はかなり荒れたケド、「日付が変わるとともに一気に波も風も雨も小康状態になった」との事・・・

「嵐を起こす者たち」がいなくなったせいで天候がガラリと変わったのか?

・・・それはさておき、今回の釣行ではOZタックルさんの「ZZヘッド+マナティー」の有効性について検証。
・・・その前に「とりあえず何かを釣らねば」・・・

と、十八番のジグをキャスト&超ハイピッチショートジャーク(激烈ジャカジャカ巻き)すると

「サゴシ」&「ワカナ」ヒット!!

そんでもって止めの一撃!!


サバティーニ!!
(シロサバフグの事ね)

毎年色んなジャンルの釣り人を悩ませる「困ったちゃん」
今年は何かとデカイ・・・

一度ヒットし始めると「魔のループ状態」に陥ることがしばしばある・・・
今回も例外なく・・・


ガンガン釣れる!!
それなりに引くし「ゲームターゲット」としては中々の獲物なのですが・・・
「フグ」の悲しい運命か・・・捨てられる・・・

・・・意外と「好き」な人も多いのですが・・・このコトは「追記」にて。

さて、本題(ZZヘッド+マナティー)でもやってみるか。

と、21gの「ZZヘッド」に「マナティー90」をつけてキャスト。

「サバティーニ」に怯えながらボトム付近を「カービングターン」

1撃でヒットしたが何か変???小さいのか?


正体は「カマス」でした♪

今回のタイムリミットは昼チョイ過ぎ。残りの時間全てを「マナティー」に託す。
コイツにヒットする(予定)のは「カンパチ」
ひたすらにレンジを変え、スピードを変え、カラーを変え、ウエイトを変え、ひたすらに「カービングターン」

隣の餌釣り師の方が「コイツ、変・・・」とばかりに見ているがお構い無しにひたすら「カービングターン」
突然現れた「シュモクザメ」(推定1.5m)にも果敢に「カービングターン」
当然のゴトクヒットしませんでしたが・・・

そして・・・


やっぱキミか・・・

ボトム付近にいたコイツ。開きにして食ってやろうと5匹程キープ。

そして迎えたタイムオーバー・・・。
期待していた「カンパチ」のヒットは遂に拝めず・・・

「まー今から良くなるさ♪」

次回は「13日」に行く予定ですが・・・

OZタックルさん、1ozのZZヘッドを早く送ってください!!
待ってます♪



【追記】

今回バイトラッシュになった「サバティーニ(シロサバフグ)」は毒の無いフグです。食味も「とらふぐ」には及びませんが立派な「フグ」の味がします。でも「毒が無い」って言われても素人が料理するのは・・・。それに図鑑で色々調べてると
「似たようなフグに毒のあるクロサバフグもいます♪」
なんて書いてあったのでビビリのワタシはリリースすることにしてます。でも、結構喜んで持って帰られる人も多いですね。ワタシも今まで多くの人に「献上」してきました(笑)

トンカチザメ(シュモクザメ)は初めて見ました。コイツには「ロレンチーニ器官」という器官で微弱な生体電気をキャッチしてしまうので「偽物」であるルアーには絶対にヒットしないと確信していたのですが、「釣人の悲しい性」ってヤツですね、ついつい狙っていました。・・・って万が一ヒットしたらどうするつもりだったんだろ?
因みにチェイスはしてきます♪誰かヒットさせたら教えてください♪

生体電気(生物電気)とは生きている生物全てに見られる「発電現象」で筋肉が動いたり、脳みそでモノを考えたりといった「動き」で極々微弱ながら発生する電気のことです。ものすご「微弱」な電気なんですがソレをトンカチザメの「ロレンチーニ器官」はキャッチしてしまうんですね~。・・・という事は砂の中に潜ったり、ホンモノそっくりに「擬態」しても「生きてる限り」イミ無しってコトです。恐るべし、トンカチザメ・・・。

「ZZヘッド」+「マナティー」でやった「カービングターン」ってヤツですが、勝手にワタシがつけた名前です♪「ダート」って言うとエギっぽいし「ワインディング」って言うのは何かイメージに合わなかったので・・・。
以前、「スノボ」のDVDで観た「カービングターン」ってのが一番このアクションのイメージに合っていたので今回この言葉を
使ってみました。
「メタルジグ」よりは数段楽にアクションできるので非力な人や女性の方でも青物ゲームが楽しめれば・・・と思って色々とチャレンジしてます。
「サバティーニ」にはめっぽう弱い(爆)のですが、今回はレンジ(飛距離)が違ったせいか被害は皆無でした。
今後の課題は「確実にアクション出来るロッド」と「ルアーウエイト」です。もっと遠くまで飛んで欲しい・・・。

三隅火力発電所沖波止にはアオリイカも沢山いました。中々のサイズでしたがワタシはエギを持っていってなかった・・・。持って行ってたら・・・「カービングターン」の検証が不可能だったかも?

さてさて「カービングの女神」が微笑むのはいつの事やら・・・