山陰ショアロックフィッシュ紀行・其ノ11「灼熱カサゲー」(バンダナ釣行記)

 2012年7月26日

バンダナです。

今シーズン初のライトケンサキに行った日の早朝より山陰入りしておりました。

■ライケンの模様はコチラ⇒ライトケンサキとマーライオンズ「完全版」

22日午前3時に広島を出発。
一部高速を使って空が明るくなり始める頃に浜田IN。

今回は海が凪いでいるという情報でしたので地磯に入るプラン。
・・・ただ、どの地磯に入るかは直前まで決めておりませんでしたが高速をひた走ってる最中に通称「キクラゲポイント」の事が脳裏に浮かんだのでまずはそこにIN。

せっせと準備して高台から海を見たら・・・

「なんだか岸際がザワついてる・・・」

海自体は穏やかな顔を見せているもののウネリが残っており波の一発一発のピッチが大きくそれが打ち寄せる岸際はサラしております。
このポイントは結構な急斜面を下りる必要があるものの距離がないので出撃も撤退も躊躇なく出来るのが利点。
「ダメなら即移動・・・」と思いつつポイントIN。
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・・・結構荒れてるやんけ・・・

こんな時に限ってミノーを持ってきておらず唯一持ってたメタルマルを先ずはキャスト。
一度だけサラシの中からナニか(多分シーバスだと思うんだけど)がグラッと出てきただけで後は平穏無事。
根魚狙いにシフトします。

場所柄なのか他の釣り人に殆ど合う事の無いエリアでプレッシャーも低いと思うのですが荒れてるせいか反応が皆無・・・
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サラシの範囲は徐々に拡大しており好転する要素を感じる事が出来ず1時間しない内に撤退。

予想外に岸際が荒れてるので次に行こうと思った地磯も恐らくダメだろうと判断。
大きく場所移動してみる事に。

次に入ったのはお客さんのRock氏がデカいオニオコゼを釣ったエリア。
「波裏になるか?」と入釣したんだけど自分が立ってキャストする予定の岩が波をかぶってる・・・(汗)
また、3名ほどエサ釣り師の方がおられたので入釣を断念して波の来ないワンド部分に入ってキャスト開始。

夕方からはライトケンサキで出船するので午前中でゲームを終了させて準備と仮眠を取らなければ・・・
そう思いながらワンドの奥から外洋向きまで広く探ってゆきます。

キャスト開始からしばらくは明らかに小カサゴ君のバイトが数度あったのみで時間だけが過ぎてゆきます。
また、9時前から太陽がジリジリ・・・
陽を遮るものが一切ないフラット形状の地磯の上、何とか結果を出してやろうと汗ダラダラで奮闘しております。

そんなワタシの目に写ったのは崖から流れおちる水。
その奥は深い岩の切れ込みが入っておりパッと見でも水の中は急深になってるだろうと判断出来る地形でございまする。
水の変化と地形の変化が混在してるそのスポット。
飛距離を要しますがスピニングタックルなのでその要求を満たすだけの飛距離を出す事は十分に可能。

自身の鉄板リグである「スリンヘッド21g+フラッシュJシャッド3インチ」をフルキャストしてチェック開始。
slinhead_h1 flash_j_s2_1 flash_j1
・・・因みにフラッシュJシリーズで少しでも飛距離を稼ぎたい場合は「フラッシュJシャッド」ではなくストレートテールの「フラッシュJ」のほうが飛距離を出す事が可能です。
両者の違いはテールの形状ですがその僅かな差が飛距離に影響しております。

フルキャストした先、そこはカサゴの巣・・・♪
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一発目からグッドサイズのカサゴ氏がバイト!!

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平均サイズはこのくらいですが先程までのノーカンジがウソのようにバイト連発!!

あまりの釣れなさ、暑さに「10時終了」を考えておりましたが予定変更。
カサゴ氏の中に混ざるかもしれないアコウさんの姿を思いつつキャストを続行。

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サイズは小さくとも食い気はバッチリ!ガッツリ喰っております。

気が付けば時計は正午を過ぎており・・・
流石にライトケンサキに影響しそうなので「ラストの納得フィッシュ」を求めてフルキャスト。

その思いに応えてくれたのがこのカサゴ氏。
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本命のアコウは釣れませんでしたが十分に納得ですわ・・・♪

※パゴスでは根魚不振の特効ワーム「バークレイ・Gulp!シリーズ」の各種ワームが再入荷しております!!
doublewave3_1 pulseworm32_1 pulse
高水温時にはフグやベラ等の猛攻を受ける状況が多々ありますので万能とは言えませんが持っておくと心強い味方となってくれます。
今回も反応が無くなった状況下において「ラストの納得フィッシュ」を見事誘い出してくれました♪

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このクラスがデイでガッと喰ってくる「コトもある」山陰ショアロックフィッシュゲーム、暑くても行ってしまうワタシの気持ちを理解してくれる方は少なからずおられるハズ。
食するとすれば十分に刺身コースになると思うんですが今回もオールリリース。

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灼熱の地磯、予定時刻も大幅にオーバーしてしまいましたが気分はすっきりしての納竿です♪

「身体は結構ヘロヘロだけどね♪」

いやはや、楽しかったッス♪

インフォメーション「その1」
パゴスでは今シーズンにワタシが愛用しておりますロックフィッシュ専用ロッド
「バレーヒル・サイファリストHRX CPXS-83MH」
の取り扱いを遂に開始しました!!
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・・・が、入荷直後に即売してしまいましたので現在は再注文中です。
入門に最適な価格帯でありながら非常にしっかりとした作りをしており数々の根魚達と渡り合ってきた現在、自信を持ってオススメさせて頂きます!!
再入荷の際にはパゴス各店及びネットショップでの販売をいたしますのでヨロシクです♪

インフォメーション「その2」
ワタシが山陰ショアロックで多用している「ダミキジャパン・スリンヘッド」
お陰様で実店舗及びネットショップ共に非常に好調なセールスを続けております。
パゴス各店及びネットショップは随時補充を行なっておりますのでヨロシクお願いします!!
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現在、日本で5本の指にはいる位にロックフィッシュでスリンヘッドを使用しているであろうと自分自身思っております。
3個入り(無塗装は4個入り)で販売価格¥519(14g・21g)とシンカーとしては高価な部類に入るかと・・・
ただ、ロスト率から考えると意外と高くなかったりして。
「約30個」
これはワタシが2012シーズンにロストしてしまったスリンヘッドの数。
これだけ見ればオニのようなロストとなってしまいますが今年の釣行回数は今回で11回。
そうすると平均ロスト率は約3個未満となります。
(1個も無くさない釣行もあれば一気に何個も無くしてしまい凹んでしまう釣行もありますが)
そのロスト率の低さもさることながらテキサスリグと大きく異なる点は「シンカーがワームのアクションの補助をしてくれる」コト。
ワタシはこの点が最も気に入ってスリンヘッドを使い続けております。
動きに関してはインチクの動きをイメージできる方は直ぐに納得して頂けると思います。
シンカー自体がフラフラしながらその動きをワームに伝え、尚且つスリンヘッドによって生み出された乱流が真後ろにあるワームを直撃してイレギュラー且つ自然なアクションをワーム与える・・・
そう考えると釣れそうな気がしてきませんか?

尚、ワタシは「ブレードチューン」を強く推奨しております。
昨シーズンにその威力を目の当たりにしたワタシや釣友は全てのスリンヘッドにブレードチューンを施しております。
マジで効きますので是非お試しあれ・・・

■ブレードチューンの詳細はこちら⇒ 「スリンヘッドにブレードをつけてみた」

根魚ゲームはロストしたリグの数だけ上手くなります。
根掛かりを恐れる消極的な攻めはそのまま釣果に跳ね返ってくるのはどの釣りにも言える事かもですが根魚ゲームは特に顕著に表れてきます。
・・・かといって根掛かりしまくるのはお財布的にも環境的にもNG。
少しでもロスト防ぎ、尚且つ釣果を出すために・・・「スリンヘッド」是非お試し下さい!!
slinhead_h1 slinhead_light1
※私は21gメインに使用しておりますがエリア・タックルによってはライトウエイトを愛用しておられる方も多いです。
※特に3.5gまでのライトウエイトによる超シャロー根魚ゲームはワタシの中では禁じ手になっております・・・

非常に暑い時期になりました。
デイでのゲームは午前中限定だとしても暑さ・日焼け対策を十分に講じる必要アリです。
ワタクシ、既に・・・
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「境目」が出来ております(笑)
暑いと立ってるだけで体力を消耗してしまいますので出来うる限りの対策を講じながら根魚ゲームを楽しんで下さい!

さて、次はドコに行こうか???