山陰ショアロックフィッシュ紀行2014・其の11「再び諸喰ヘ・・・」(バンダナ釣行記)

 2014年9月12日

バンダナです。

9月6日に山陰入りしておりました。
今回「も」松江市美保関町は諸喰漁港から出航して地磯に渡して頂いております。

出発は6日午前1時過ぎ。
一便の出航は午前5時過ぎということですので時間的にはかなりの余裕アリ。
のんびりまったりと・・・でもなるだけ走行距離を抑えながらの道程をチョイスしております。

・・・んで、出航1時間以上前に諸喰付近に着。
早めの朝メシを喰らいつつタックルセッティングして出航を待ちます。

利用させて頂いた渡船屋さんは先週と同じくの「千鳥丸渡船さん」
http://chidorimaru.jp/
今回は希望の地磯に渡るべく早めの港着でございます。

今回初めて知った千鳥丸さんのシステムですが、船の前に「冷蔵庫」が置いてあり、その中に名簿が入っております。
そこに名前を書いた順番がそのまま渡礁順番になっております。
早く着いても名前を記入せずに車で仮眠したりすると後から来たアングラーさんに先を越される場合もあるので要注意です!!
※順番取りのシステムやルールについては渡船屋さんそれぞれ異なっております。
出航可否の確認ついでに確認しておくこともお忘れなく!!

7
出航は予定通りの午前5時過ぎ。
先週、荒天によって入れなかったエリアに渡してもらいます。
大きい期待と「エリアの選択間違ってないかな?」とゆー小さな不安を抱えつつ船に揺られます。

・・・因みにエリアを間違えてもこれからの時期はまずホゲるコトはありませぬ。
エリアを間違ってると以下の現象が発生します。
「想定したサイズよりも小型のサイズが釣れる」
「想定した捕獲数よりも格段に捕獲数が少なくなる」
「狙いの根魚(今回はアコウ)よりも別の根魚(今回はカサゴ)が釣れる」
・・・エリア選択を相当に間違っている場合はそれすら皆無となりまする。
見切りのタイミングは人それぞれですがワタシの場合は1~2時間は粘ってから見切るようにしております。

山陰エリアの秋は「マボロシがマボロシでなくなるシーズン」とも言えます♪
足場の良い港湾部や内湾でもアコウ(キジハタ)が狙えます♪
また9月中旬以降からは一層涼しくなって1日通しての快適な釣りが可能です!!
山陰アコウ(キジハタ)入門には最適なシーズンですので是非!!

降り立った地磯は魚の尻尾のようなカタチ。
尻尾が外洋に向いており、胴体の部分が本土・・・でそれぞれ繋がっております。
「尻尾の先」は左右300m位で歩き回る事が可能。
足場は決して良いとは言えませんが、滑りにくい岩質で個人的にはかなり楽と思える状況。
パッと見の状況はかなり良いカンジ♪
あとは水深等の海中状況と実際の釣果のみやな・・・

・・・結論から言いますと今回のエリアはチョイと間違い。
前回と同じくアコウ(キジハタ)、カサゴ氏それぞれ2ケタを超える釣果でしたが今期の目標は数よりもサイズ。
2
このサイズが「金太郎アメ状態」
全体の平均サイズはアコウ(キジハタ)よりもカサゴ氏の方が良かったかもです。

1
ミニマムぞろいのアコウ(キジハタ)に対してカサゴ氏は全体的に良型♪
アコウ(キジハタ)よりも確実にその場に居座る(居着く)傾向が強い魚だけにそのエリアが抜かれていない(釣られていない)と判断するのに最適な魚です♪

ただ、釣りを開始してからしばらくした時、小さな船がトントントンと・・・
船の行き来は珍しくないのでルアーを回収して通り過ぎるをを待ってると漁師さんが何やら自分にむけてジェスチャーを・・・
それは「網を降ろす仕草」
まさか・・・と思ってたら目の前にいきなりブイをポイっと、そして網がゾロゾロ海中に・・・

潮通しが良く、底質もさほど荒くなく・・・な場所でしたので漁師さんの格好の漁ポイントになってるみたい。
このエリアのメインとも言える場所に網が入ってしまったのですが、こればかりは仕方がないっすね。
幸いにもメインは朝一にチェックが完了していたのでこれを機に別のエリアをチェックする事にしておりまする。


今回も
「ゼナック・スナイプS86XX(プロト)」
「アブ・ソルティーステージ ロックフィッシュカテゴリ(プロト)」

をそれぞれ持参。
テストの模様については長くなるので今回は割愛しますが、そろそろ各メーカーさんに良い点・悪い点を報告しなければ♪

今回はプロト2本以外にピュアフィッシングさん(アブさん)からもう1本お借りしてるロッドも持ち込んでおります。
そのロッドは現在発売しており入手可能です。

【アブ】ソルティーステージ・ロックフィッシュ SXRS-802M-KR
12
8フィートレングスのスピニングロッド。
こんな竿があったとは知らなかった・・・(汗)
ブランク&グリップの長さは「長からず・短からず」で丁度良く、ロッドパワーはミディアムクラス。
13
ティップはやや柔らかめでスイミング中のバイトも弾く事無く食い込ませる事が可能。
バットはしっかりしており掛けてからのパワーリフトに対応。
キャストMAX21gとなっておりますが、バサロ28gでも不安を感じることなくフルキャスト出来ております♪
軽量でバランスも良いので延々とスイミングアクションさせても負担が少ないかと。
定価は27,700円(税抜)
ショップさんによっては30%OFFで新品を売っておられるトコロもあるようなのでお手頃価格帯と言えるかもです。
現在、山陰ショアロックフィッシュゲームで使うスピニングロッドをお探しの方は一考する価値アリです!!


さて、「魚の尻尾」に戻って別のスポットを・・・(笑)
5
スポットを大きく変更してもヒットするカサゴ氏は良型と呼べるサイズ♪
しかし、ヒットするアコウ(キジハタ)はミニマムサイズ・・・

エリア自体の状況に関しては悪い意味で予想外でした。
自身にとっては予想より浅い水深が一番「ココは違う」と思える要因。
何でもかんでも深ければ良いというワケではありませんが、いつも言ってる通り水深はかなり重要視しております。
それが自分の思いと異なっていたので違和感バリバリ。
オマケに漁師さんが網を入れた事でテンションも急降下。
3
・・・と言いつつも釣れるから見切りがつけれない(爆)

4
目標を高く持つ事は大事ですが、それに見合わないエモノであってもヒットしてくるコト自体は「喜」です♪
開始してから2~3時間で「ココは違う」との結論に達しつつあったのですが、それと同時に「今回はここでタイムリミットまで頑張ってみよう」とゆー気持ちにもなっております。

要はアタリがコンスタントにあるので楽しいのです(爆)

6
今回は足元の磯際にベイトの群れがウロウロしていたので
【フィッシュアロー】フラッシュJシリーズ(http://item.rakuten.co.jp/pagos/10003489/
をメインに使用しスイミングでのやや早いゲームを展開。
リグは
【マグバイト】バサロ(http://item.rakuten.co.jp/pagos/10005286/
一択です。
flashj_shad1vassallo_1
早いアクションでボトムから離れた状態のスイミングにカサゴ氏がバイトしてくる状況。
この場所がどれだけアグレッシブな場所だったかお分かりいただけるかと・・・
それでも「ココは違う」・・・なんですけどね。

8
【バークレイ】ヤバイシュリンプ(http://item.rakuten.co.jp/pagos/10004965/
yabai_1
も試しておりますが、今回はサバティーニ(サバフグ)がウロウロしておりニオイ付きワームはかなりの高確率でボコられる始末。
なのでニオイ無しのフラッシュJシリーズ+早めの釣りでワームクラッシュを防止する戦法を選択。


・・・そういえば最近のニュースでスーパーで売ってたアジのパックに「有毒のシロサバフグが混入した」・・・と回収騒ぎになってましたね。
シロサバフグって秋の山陰では良く釣れる&毒が無いので持って帰って食べたりするんだけど・・・
9
浜田や三隅の沖波止でショアジギやってる際の定番の外道ですよね。
ライケンの時はヒットしたイカをかじる厄介者ですけど。
地域によって有毒化するのかな?


世の中が昼になろうかとする頃には「魚の尻尾」を一通りチェック。
潮の動きが良くないのかあれだけいた足元のベイトがまばらになりそれと共にバイトも大幅に減。

そして昼を過ぎたら空が急に曇り出してきた・・・

今回は時間を掛けてじっくりチェック、あわよくば磯替えして別のエリアもチェックしてやろうとタイムリミットを午後3時にセット。
だけどどう見てもあの雲はまとまった雨を持ってきそう・・・
てっきり雨は降らないと思ってたのでレインスーツ持ってきてないし・・・

「どうするべーか?」と思案してたら頭上で雷の音が・・・

これで納竿を決意。
午後1時過ぎに船長を召喚。
港に戻る頃にはまとまった雨になりあわてて船長にお礼を言ってから港を後にしております。
雨が小康状態になれば近くの港で竿を出してみようかとも思ってましたが雨は止むどころか本降りになったのでココで完全ゲームエンド。

帰りは実家に立ち寄ってバタンキュー。
翌日(日曜)はひたすらまったりして夜に広島に戻りましたとさ。

有望と思ってた今回のエリアはどちらかと言えば「ハズレ」でしたがそれは目標を高くし過ぎてるせいもありまする。
「釣りを楽しむ」という意味では「アタリ」であり、違うシーズンに行ったら「化ける」可能性もアリアリです。
また、この時期としては良いサイズのアオリイカもウロウロしてたんで空き時間に狙ってみるのも一興ですね♪

尚、千鳥丸渡船さんは資源保護の為、早期の秋アオリ渡船はNGにしておられました。
本日(12日)より秋アオリ狙いの渡船も開始されたようですので根魚とのダブルヘッダーで行ってみてはいかがでしょうか?
・・・広島からはかなり遠いケド(爆)

さて、次回は・・・明後日やな(爆)