山陰ショアロックフィッシュ紀行2014・其の15「激流の山陰」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
10月19日に山陰入りしておりました。
週末を狙ったかのように襲来した台風等で釣行不可が続いており何だか久し振りの山陰入りです♪
直前までエリアの選択を迷っておりましたが、当日はかなり凪になる予報。
土曜日に実家に帰っておりましたので移動だけで考えれば「島根半島」もしくは「大田方面」が脳内に浮かびますが、最終的に浜田エリアをチョイス。
少しでも荒れると行く事が出来ない磯ですが、今回は運よく上がる事が出来ました♪
三次を出発したのは19日午前3時過ぎ。
下道をのんびり通っての浜田入りです。
三次を抜けるまでは名物の「霧」が立ち込めております。
・・・早朝に三次から釣りに行くのはずいぶんと久し振りやな・・・
午前5時過ぎに浜田入りして明るくなる頃に目的の釣り場にIN。
ホントは一番チェックしたい磯があったのですが狭い場所+先行者アリにつき断念。
二番目の磯に行く事にしております。
海はベタ凪で雰囲気は非常に良く、二番目とはいえ「ココは釣れる!!」と確信したエリアであり、テンションは急上昇♪
ところがどっこい、いざキャストを開始してみると予想以上の潮の流れ・・・
それは時間の経過とともに落ち着く・・・どころか逆にガンガン流れるようになってしまったとゆー・・・
これはまさしく「川の流れのように」ってカンジ。
ボトムが感知できないのはもちろんですが、速すぎる潮流は「荒天」と同等、もしくはそれ以上にロック&グルーパーに悪影響を与える事が多いっす。
ただ、その潮流が「緩んだ瞬間」「止まる寸前」は特大のチャンスになる場合が多いのでそれに期待しつつ我慢の釣りを展開します。
潮裏になるスポットではミニアコウ(キジハタ)さんとカサゴ氏が相手をしてくれます♪
でも狙いたいのは外洋向きの本潮が通ってるエリアなんす・・・
当初設定したタイムリミットは正午。
遅くとも夕方までには実家にいったん戻る必要があり、弥栄でうどんを食べて少しくつろぐことを考えると妥当な時間設定です♪
現在、山陰エリア各地ではベイトが大量に接岸しております。
それに伴って青物やサゴシ(サワラの幼魚)、大型のアジをはじめとしたフィッシュイーター達も接岸、各地でフィーバーが起こっております♪
昨日(10/21)はスタッフの風神小田さんが山陰入りされ、三隅方面でサゴシを爆釣♪
事務所スタッフもおすそ分けを頂きました!!
因みに「三隅方面+サゴシ爆釣=三隅火電波止に渡る」の図式をお持ちの方が多いかと思います。
それは決して間違いではありませんが、小田さんは渡る事無く爆釣しておられます。
また、ガチンコショアジギタックルを持ち込まずともライトショアジギで充分です。
更に1匹1匹楽しむのであればブリーデンさんの「PEスペシャル」等のライトロッドを使う事を強く推奨いたします♪
(アングラーが密集している場所でライトロッドを使うと周囲に迷惑をかける場合があるのでその点には注意!!)
釣って楽しく、食べて美味しいのでこの機会に山陰入りされてはいかがでしょうか?
尚、パゴス本店ではサゴシ必釣!!の「ブリーデン・メタルマル19g」が入荷しております♪
(井口店・マリホ店は現時点では入荷しておりませんが今後入荷する「と思います」)
(ネットショップでも本日より販売を開始しております♪)
以前に比べて格段に入手しやすくなりましたのでガンガンキャストしてサゴシにボロボロにされておくんまし♪
因みにメタルマルはブレードへのバイトが多いので「刃モノ」にラインを切られる事が少ない優秀なルアーです。
ただし、イレギュラーなアクションを加えるとラインを噛まれる可能性が激上昇しますので基本的には棒引き、そしてテンションフォールを念頭に動かして下さいませ。
また、フックの変形等が比較的多く発生するようですので予備のフック等をご用意された方が良いかと思います♪
・・・さて、浜田に戻ります。
この日入釣した磯にも大型魚に追われたであろうイワシが打ち上げられており「セルフいりこ」があちこちに落ちてました。
また、キャスト範囲でも頻繁にナブラが発生しておりますが、こんな時に限ってジグとか持ってきてないんだよね・・・
取り敢えず「バサロ早巻き」を何度か行なってみましたがチェイスこそ何度かあったもののバイトには至らずでございました。
そして午前10時まで粘ったものの潮流は緩む気配すらなく、こちらのテンションが切れて移動を決意。
移動先ではエサ釣りの方が一名、もう一名はルアーをキャストしておられます。
それぞれ沖向きに定位しておられましたのでワタシは内向きメインでゲームを再開。
本潮がモロに当たる場所ではないので潮の動きだけで見ればさっきより条件は良さそう。
何とかグッドサイズを手にしたいトコロです♪
この場所でもファーストキャストからミニアコウ(キジハタ)がヒット♪
その後も3連続でアコウ(キジハタ)とカサゴ氏がヒットするもののサイズはリリースサイズばかり。
移動したコト自体は間違っていませんが、「不正解に近い正解」ってカンジ。
それを「大正解」にするにはグッドサイズが必要不可欠かなと。
使用してるのは・・・言うまでもありませんが「超ゴールデンコンビ」です♪
「バサロ」は28gのみ使用。
「フラッシュJ」はオリジナル・シャッド・スプリットをテンポよくローテして使用。
カラーは既存カラーもテストカラーも織り交ぜながらキャストしております。
そして「フラッシュJスプリット4インチ」の「Sベビーバス/オーロラ(プロトカラー)」をチョイスしてフルキャスト。
そのスポットは何度かバイトがあったもののフッキングに至らず・・・でしたので色と大きさを変更しての再々トライです。
ボトム着底してからスイミングに移行。
■「スイミング」の方法については「ザ・ストロングパワーベイトVOL.89」の後半をご覧下さいませ♪
⇒ http://www.apstv.net/spb/spb89.html
そして2回目の着底を感知してのスイミングに移行した次の瞬間にバイト!!
反射的にフッキング動作に移り、今度はフッキングに成功♪
それと同時に良型を確信させる重量感・・・そしてファイトが始まります。
抵抗の強さから40アップを連想してしまい、タモを足に挟みながらのファイト(笑)
そしてエモノが浮かんだ瞬間にランディング。
あれ、40無い・・・
それでもグッドサイズ&ナイスコンディション♪どうりで引くワケだ♪
比較的シャローなエリアでのバイト。
お腹が膨れてるのは浮き袋の膨張ではなく、ベイトを大量に喰ってた為。
実際にタモ入れの際に5cm位の消化されたベイト(多分イワシ)を5,6匹吐き出しております。
そして実家に戻って捌いたら胃の中にベイトがわんさか・・・
その後は再びミニマムサイズがポツポツといった状況になり正午を迎えました。
「帰ろうかな」と思ってたら自分が一番行きたいと思ってた磯におられたエサ師の方も撤収するとのコト。
「一番気になってた磯」「タイムリミット」「うどん」が脳内でぐるぐる回りはじめます(爆)
・・・で最終的に「一番磯」に軍配があがりロスタイムに突入。
タイムリミットを午後2時に再設定してゲーム再再開です。
時間的なタイミングはとうに過ぎておりますが、場所のチェックは十分に出来ます。
そして丁度いいタイミングで潮が緩んで来たので本潮が当たる面も思いっきりチェック可能♪
最終的に捕獲したのはミニマムサイズのアコウ(キジハタ)とカサゴ氏が少々ではありましたが、「ココは有望!!」の太鼓判を自分なりに押す事が出来ております。
次回は朝一からチェックしてやる!!
車に戻ってからは一度目の移動で同じ磯におられたルアーマンの方とお話をさせて頂きました。
その方は同じ広島からの刺客である「T島氏」で根魚と青物を狙っておられました。
この日は残念ながら小型サイズのみだったとの事でしたが、ショアジギを中心としてかなり山陰釣行をこなしておられるようでついつい長話になっております(笑)
またお会いしましたら情報交換しましょう!!
「弥栄のうどん」に後ろ髪を引かれつつも高速をひた走って午後4時前に自宅着。
予定よりは遅くなったものの一応制限時間内の帰還です♪
お土産として持ち帰ったのは一番大きいアコウのみ。
「解体担当」の親父がこの日はいなかった為「どうやって食べようか?」と算段しておりましたトコロ、過去にスタッフの「スマイリー湯池サン」がブログに書かれていた料理の事を思い出した。
■そのブログはコチラ⇒ http://pagos.jp/?p=51883
※写真はスマイリー湯池サンが書かれたブログから拝借しております♪
今回はこの「中華風酒蒸し(正式名:清蒸石斑魚)」に挑戦してみる事に。
スマイリー湯池サンは日本酒をかけておられましたが、他のブログでは圧倒的に紹興酒を使っておられる・・・
すぐさま紹興酒とネギ、ショウガを買いに行って魚を処理、ブログを見ながら「12分」蒸して、蒸しあがった魚を大きな皿に乗せて、蒸した時にでた汁の味を塩コショウ(+オイスターソース)で整えて全体にかけ、ネギを白髪ネギにして乗せて、火がつく一歩手前まで熱した油(今回はごま油使用)をネギの上にジュワーッとかけて・・・完成♪
ワタシも家族も初めての料理でしたので初めの一口は少々遠慮気味・・・
でも、一口食べてからはあっという間にアコウ(キジハタ)が骨に変わってしまいました♪
「コレは美味い!!」
ワタシが一番気にしてしまう魚臭さは一切なく、あっさりしつつも中華風のソースが良いカンジで効いててさらにネギがメッチャ合ってますわ。
蒸し器の中に入らなかったので今回は頭を落としてしまったのですが、よく考えたら蒸し器の隅にでも頭を入れれば良かったワケで。
非常にもったいない事をしてしまいました・・・
次回は頭から尻尾までしっかり頂きたいと思います♪
・・・その前にもう一度釣って来なければなりませんな。
今回は予想外の激流に翻弄されてしまいましたが、このエリアの常連とも言えるエサ師の方から話を聞いたら「この日は特別潮が速かった」とのコト。
山陰エリアは小潮や長潮といった「動かない」という潮周りでも潮流が速くなったり・・・と予測できない潮の動きがあります。
この日はたまたま悪い潮に当たってしまったみたい。
・・・青物狙いの方から見れば絶好の状況だったような気もしますけどね。
また日を改めて「必ず」再挑戦したいと思います。
さて、次回は激久しぶりの「島根・大田方面のロック&グルーパーゲーム」をお届けする予定です♪