山陰ショアロックフィッシュ紀行2013・其の2「初アコウ」(バンダナ釣行記)

 2013年5月27日

バンダナです。

5月26日に根魚を狙って山陰入りしておりました。
因みに5月6日に行ってた「其の1」はメバル兼用の釣行でしたが、今回は完全根魚オンリー。
やっとこさエンジンが掛かってまいりました(笑)

26日は天気も良く、波も低い予報。
日焼け・熱中症対策を万全にしての山陰入りです。
出発は26日午前2時過ぎ。
行き先は・・・浜田方面とだけ申し上げさせて頂きまする。

「山陰SRF紀行」で本命とするのはロックフィッシュ(根魚)全て。
その中でもアコウ・アイナメを超本命に、そしてクエを超々本命と勝手に位置付けております。
水深25m以深でのゲームでは既に釣れ始めている本命達。
ただし、それらの水深を意識すればどうしてもボートからのゲームを展開せざるを得ないのが山陰。
ワタシが展開している山陰SRF(山陰ショアロックフィッシュ)ではボートを使ったゲームは含まれませぬ。
(渡船を利用した沖波止や沖磯に関してはショアゲームの範疇であると考えております)
昨年もほぼ同時期にショアからの根魚チェックを開始しており、その感触から言えば「春は厳しい」と思っています。
でも、昨年チェックしきれていないエリアも多数ありますので結論付けるのは時期尚早かなと・・・
また、冷水系の魚であるアイナメの事を考えると「春の根魚」を外す事はワタシの中では出来なくなっております♪

暗い内に浜田入りしてコンビニで飲み物を確保。
そして明るくなるまでは車でアチコチ徘徊。
春アオリの実績エリアにはエギングであろうアングラーさんの姿が依然として多いです。

そして夜がジワっと明るくなり始める頃にせっせと準備をしていざ出撃!!
今回入った地磯も春アオリが狙える場所ですが、駐車スペースにはワタシの車だけでした。
膝まで伸びた草についた夜露でズボンを濡らしながら15分程度でファーストエリアに到着。
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海はベッタ凪です♪
風も弱く根魚チェックにはもってこいの状況。
オマケに周囲には他のアングラーさんの姿が一切ありません。

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太陽が顔をのぞかせる頃、キャスト開始。
シンカーは「ダミキジャパン・スリンヘッド」で、ワームは「フィッシュアロー・フラッシュJシリーズ」をはじめとしたシャッド系のワームを愛用。
slinhead_h1 flash_j_s2_1

動かし方ですが、主にスイミング主体のゲームを展開しております。
基本的なアクションについては↓の動画を参照して下さいまし。

因みにアイナメを狙いたい時は「巻くスピードを速めにする&スイミングさせる距離を長くする」と良いように感じております。
ボトムで「パクっ」よりも泳がせてる時に「ガッ」と喰ってくる事が多いです。
そして針掛かりしてないミスバイトに関しては何度もアタックしてくる事が多いので次のキャストに神経を集中させて下さい!!

ボトムを取りながらのスイミング。
ヘッドが着底してからワームが完全に倒れ込むまでには若干のタイムラグがありますのでそれを意識したボトムポーズの後に、再びスイミングさせます。
そして何度目かのボトムポーズで小気味良いバイト!!
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ファーストフィッシュはお馴染みの「カサゴ氏」
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この日初投入した「モリックス・RAシャッド3.8インチ」に喰らいついてきました♪
「RAシャッド3インチ」は昨シーズンから使用しておりアコウ・オニオコゼなど多数の根魚を捕獲。
3.8インチはそのボリューミーなボディが大物を惹き寄せてくれるのでは・・・と期待しております♪
ra_shad38_1 ra_shad3_1
尚、3.8インチはワイドオフセットフック#1/0が最適です!!
(ワタシはカルティバ・岩礁カウンターロック#1/0にセットして使用しておりました)

カサゴ氏は好反応♪
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サイズは小中クラスですが、あの明確なバイトと掛けた直後のあの一瞬の重量感はいつもドキっとさせられます。
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小さくとも本命は本命。
(数釣れるカサゴ氏は特に)数を釣る内にワクワク感やドキドキ感がどうしても薄くなってしまいますが感謝の念だけは忘れないようにしたいと思います。

・・・シンカーのモザイクが気になります?
これは以前から形にしたいと思っていたNEWシンカーのフォルムをまとわせたスリンヘッド改造モデル。
まだまだまだまだ改善する余地があるのですが、スリンヘッドを使い込んでいく間に出てきた改善点や要望をカタチにしたもの。
だからと言ってスリンヘッドが悪いワケではありませんのでその点だけは誤解されぬよう・・・
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スリンヘッドは今も、これからも根魚狙いにとても良いシンカーであると推奨させて頂きます!!
「もし自分がこの手のシンカーを作るならば・・・」とイメージしたらスリンヘッドとは若干異なるシステムを持ったシンカーになりました。
先に言っておきますが、シンカーのカタチはインチクでありスリンヘッドでもあります。
基本となるあのカタチ(インチクやスリンヘッドのシンカー形状)が動きのキモになるので大きな変更を加える事は出来ませんし加えても良いコトにならないのは明白。
・・・が、今考えてるシンカーには他のシンカーには無い大きな特徴を持たせております。
その特徴以外にブレード装着用のアイを装備させるのは100%確実です♪
今期じっくりと使い込んで、合格点が出せれば来季にパゴスオリジナルとして製作&販売する・・・カモです♪

そして明らかにカサゴ氏と異なるファイトをするエモノがヒット!!
カサゴ氏は泳ぎによるファイトではなく、「身体を折り曲げる」「口を大きく開く」事による水の抵抗がメインとなり、それが独特の重量感に繋がっております。
だから一生懸命リールを巻いてると「もしかしてデカいかも?」と錯覚してしまいますがリールを巻くのを止めてみると「あれ?小さくなった・・・」となってしまいます(笑)
でもアコウは泳ぎによるファイトも強いのでカサゴ氏とは異なるファイトをします。
小中クラスでも結構鋭い突っ込みを何度も繰り返し、大型になると「潜水艦のように」水中を這うようなファイトになります。
今回はその鋭い突っ込みをしたのでカサゴ氏と違うエモノがヒットしたと判断したワケです。

・・・とはいえ、姿を見るまでは何とも言えない緊張感が脳内を支配します。
そして・・・
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今期初アコウゲット♪

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30cmあるかないかのアコウとしては小型に属するサイズ。
でもメチャクチャ嬉しい・・・♪

幸先よく超本命の捕獲に成功、このエリアのタイムリミットと定めていた8時を越えましたのでルンルンのまま次のエリアへ・・・
(因みに今回は全てリリースしております)
足元に注意しながら磯場を歩いていると・・・
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「海そーめん」の群生を発見!!
この海そーめんはお客さんであり釣友でもあり「U田氏」に教えてもらった食べられる海草。
これ自体の味はほとんどないものの、メカブ以上のズルネバで独特の歯ごたえがあるらしくお聞きしてから結構意識して探しておりました。
・・・が、「コレかな?」というような確証を持てないものばかりでした。
今回のは「絶対コレですわ♪」と思えるモノでした。
因みに同じ「海ソーメン」でもアメフラシの卵の事をそう呼ぶ場合もありますのでお間違え無く!!
今回は「お持ち帰り装備」でなかったので次回採取したいと思います♪

次のエリアは歩く距離こそ短いものの高低差がハンパ無いエリア。
落ちたらシャレになりませんので細心の注意を払いながら降りて行きます。
そしてキャスト再開。
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・・・で、「カサゴ祭」が始まります♪
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サイズは相変わらずですけど(笑)
719
久し振りに使った「エコギアアクア・スイムシュリンプ」が激当たり!!
バークレイ・ガルプシリーズに引けを取らない集魚力を秘めたワームですので当然と言えば当然なのかもですが良く釣れますわ♪
あの独特の「ショーユ臭」がカサゴ氏たちのツボにはまったのかどうかは分かりませんが途中で「ガルプ・ダブルウェーブ」にチェンジしたものの直ぐにスイムシュリンプに戻した程。
お陰様で「スイムシュリンプ2011~2012年モノ」は全て完売♪
早急に補充しておかなければ・・・
swim_shrimp4_4 doublewave3_1
今回、ダブルウェーブはナリを潜めてしまいましたがワタシ個人にとっては欠かせないワームの一つですので持ってない方は是非お試しを!!

「エコギアアクア」「バークレイ・Gulp!」の保管には「バーサス・リキッドパック」が超オススメ!!
vs_l430_1 vs_l425_1
ワタシはゲームベストに全タックルを詰め込んでウロウロしてるんですが、当然リキッドパックは縦になっております。
その状態で磯場を飛んだり、山道を歩き回ったり、すってんころりんしたり(笑)してますが液モレの不安にかられた事は一度もありませぬ。
それくらいに信頼しきっているケース。
ネットなどで「これも液モレする」と書いてあるのを見かけたりしますが何かの間違いでは?といつも思っております。
時折、ケースの外側に液が付着、乾燥している事があるのはあるんですが、開け閉めの際にフタの内側についた液が出てしまったものだろうし、そもそもその程度はワタシにとって液モレという範疇にはありませんです。ハイ。

商品紹介はこの位にして釣りに戻ります。

スイムシュリンプが完売。
それとほぼ同時にペットボトルもエンプティー。
ほぼ同じ場所からカサゴ氏を抜きまくってたんでカサゴ氏からの反応も薄くなっております。
「そろそろ引き上げるべーか?」
と思っていると上から底物氏の方が降りて来て釣りを開始されました。
水深のあるこのエリアは石鯛等の底物狙いの方にとっても良い場所みたいです。

それをきっかけにして車に戻る事に。

既にお昼を過ぎており太陽はジリジリ。
高い気温と険しい登りの相乗効果によりいい汗をかかせて頂きました♪

お腹もいい具合に空いてきた・・・
・・・で浜田の定番ポイント「うどんの今田さん」にIN。
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そばは冷たいもの、うどんは暖かいものと勝手に決めてるワタシ。
めったに注文しない冷たいうどんですがマスターのススメもあって今回は「おろし天ぷらうどん(冷)」を注文。
そして「これもアリですわ♪」とあっさりこだわりを捨ててしまう始末。
これからの暑い時期は冷うどんです♪

すっかり満足して再び車を海に向け走らせます。

うどんを食べる前は「飯食って軽く昼寝してから夕マズメを再び地磯で・・・」と考えていましたが満腹になった途端に「帰ろうモード」に。
それでも次回の為に・・・と地磯までの短縮ルートを探索。
短縮ルートはあった事はあったのですが、私有地(畑)を横切る事になり、その入り口には「私有地につき・・・」の看板が。
残念ですが今まで通りのルートを選択せざるを得ないようです。
・・・その代わりに以前のルートには・・・
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「ノイチゴ」
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ルート探索のついでにチェックしたのですが既に熟し過ぎたものも多数あり。
甘酸っぱくなったノイチゴをせっせと採っては口にポイ♪
ルートの先にもまだまだ生えてる場所があるのでまた次回に・・・

今回の山陰SRF紀行はここでエンド。
帰りに加計の「鯛焼き・よしおさん」に久し振りに立ち寄って鯛焼きを頬張りながらの帰広と相成りました。

幸先よくアコウの姿を拝む事が出来ましたが昨年はその後から苦労の連続だったんだよな・・・
そんな負のジンクスに負けず、暑さにも負けずせっせと通ってみたいと思います。

さて、次も釣れるかな???