闇ヲ徘徊ス・・・其ノ六「2011年初釣り」(バンダナ釣行記)

 2011年1月4日

バンダナです。

「あけおめ、ことよろ」です♪

1月3日よりパゴスは2011年の営業を開始(ネットショップは6日からです)
初営業は各店共に非常に多くのお客様にご来店頂き誠にありがとうございました♪

裏方部隊は一足先に出勤して年末年始のネットショップ注文のピッキングを開始。
こっちも結構凄いコトになっておりまする♪
せっせとデータチェック等を済ませ、早く出た分だけ早く切り上げさせて頂き山陰へ・・・

因みに長くて文字の多いブログになってますのでヨロシクです♪

荒天続きだった年末年始。
ずーっと天気予報を眺めていて「初釣りなら今日しか無い!!」と思いたった次第でござる。

広島をPM6:30に出発して浜田道をひた走り最初のポイントへ・・・
そこは今シーズンからチェックを開始した地磯でメバルはまだ数匹しか捕獲していないものの「デカイのが絶対いるハズ・・・」と期待しているポイントでございます。
また、良いサイズのヒラセイゴ(もうちょっとでヒラフッコ)がヒットしてくるのも楽しみにしてたりして・・・♪
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自分の中で「今シーズン特に良くないエリア」として挙げているのに毎回足を運んでしまうのは「今日こそは・・・」というアツい思いがあるから。
そして今回も・・・
漆黒の中、薄気味悪い山道を一人で歩いていてもさほど恐怖感が無いのはそれを上回る期待があるからでござる。

天気予報は曇り時々雨または雪。
雨よりは雪の方が良いのだけれどもそれ以前に風向きと風の強さが気になっておりました。
ポイントについてみると風向きは東からの風で微風。
海上はややウネリが残っており時折大きな波がザブザブ。

状況は非常に良いカンジ・・・っていつもこうなんだけどね。
せっせとタックルをセッティングしてキャスト開始。

釣りが展開しやすい天気、いかにも釣れそうな波具合、時折光る夜光虫・・・
・・・って光り方が尋常ぢゃないんですが・・・
光の色は夜光虫と全く同じ色なんですが、光の規模が格段にデカイっす。
規模がデカイといっても夜光虫の集合体・・・ではなく単体のナニかがボワっと光ってるカンジ。
波に反応して光ってるのもあれば波に関係なくやや深いトコロでボワっと光るヤツもいるし・・・光るタイミングがバラバラ。
ナニが光ってるのか知ってる方がおられたら是非教えてくださいませ。
因みにこの磯にはいっつもコレがボワってます。

そんな「巨大夜光虫(勝手に命名)」がボワる磯をウロウロしながらキャストを繰り返すも魚からの反応は無し。
ヒラセイゴもバイトしてこない・・・
そうしてる内に雨がパラつき閉口・・・追い討ちをかけるように遠くで雷がピカっ!
雷はかなり遠いので危険性は無いのですが暗黒磯でピカっと光るとかなり気持ち悪い・・・目の前では巨大夜光虫が相変わらずボワってるし。
雨はさほど強くはないものの雨が風を連れて来て釣り難くなってきた・・・
マイナス要素が重なりテンションも下がってきたので移動を決意。
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帰り道、雨でぬかるんだ山道で滑り、とっさに木に手をかけたらサルコシ系キノコのブヨブヨで
「◆☆㊥▽‰!!」
ってなったのはココだけの話。

この時点で3日PM11:00・・・

翌日(今日のコトね)は当然仕事なので長居は出来ません。
「ドコに行くべーか?」と思案した挙句、東へ中移動してみる事に。

国道9号線を東へ進路をとり移動開始。
途中途中に点在する実績ポイントが気になりつつも「サッと入れてサッと帰れるポイント」へIN。

INしてみたら見覚えのある車が・・・
「セトコージさんぢゃあないですか」

考えてるコトは一緒なのね。

一足先にポイントINしてたセトコージさんと年始の挨拶はそこそこにお互いの状況を確認。
まだサカナ臭くない手をしてるワタシに対して既にサカナ臭のするセトコージさん。
サイズはそこそこ(とはいえ25クラスを確保してる・・・)でバイトは単発とのコト。
早速入らせてもらいそれぞれチェックを開始。

「プラグでは分が悪い」というセトコージさんのアドバイスを聞きながらもプラグをキャストするワタシ。
「天邪鬼」ではなく「自分のスタイルを貫いている(キリっ)」と思ってくだされ♪

前回来た時は1投目でシーバス君がヒットしてドバドバされたエリア。
テトラの下まで降りてキャストするセトコージさんとクラリスの長さを活かして高い位置からキャストするワタシ(単に降りるのが面倒だったともいう)
狙うエモノは一つでもアプローチの方法や使用しているルアーは全く違います。

高い位置からフルキャスト、セトコージさんのリグで届かないであろうエリアを重点的にチェック。
そして2011年初のエモノが・・・♪
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小さくないけど大きくもない。
それでもとても嬉しい1匹・・・♪

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ヒットルアーは今回初投入した「ジップベイツ ZBLスリムペンシルミノー55」でございます♪
zbl_spm55_1
釣れない理由のないこのシンペン、予想通りの威力ですわ。
 

しばらくするとセトコージさんが移動。
ワタシはその場に残りプラグに反応するメバルが他にもいないかをチェック。
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そしたら明らかに「わたくし、シーバスです!!それもマルです」ってゆーバイトがあったんだけど2回目の突っ込みでフックオフ。
チェックしたらテールフックが折れてる・・・
ドバドバしなかったけど確実に場荒れしてるんでスポットを変更。

「これが正解♪」

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フックの折れたS・P・M55に替わりキャスト「オフト ギガスクリュー」にさっきとは全く異なる重量感のメバル君ヒット!!
gs-a1
一気にブチ抜きランディグを試みようとするも抜き上げ直前でポロリ。
 

「さらに火が付いた」

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普通のミノーよりも潜行深度がやや深い「モリックス ジュバリーノ」を取り出してキャスト。
jubarino1
潜行深度が深くとも高い位置からのリーリングなので水面直下を走ってきてるハズ。
やや早めのリーリングとやや長めのポーズの組み合わせで誘い、数度目かのポーズに「カツン!!」
さっきと同じ重量感やな・・・と思った瞬間にポロリ・・・

「ぬわーっっっ」

ジュバリーノにガッツリ喰らいついたメバルの写真が脳裏をよぎったのものの今回も「エモノとツーショット写真」撮れず・・・
「パオロ君、申し訳無いです・・・」
でも、「使いどころ」がだんだん分かってきました。次はバッチリ撮って来ます♪
「因みに次回仕入れの時にはあのカラーを仕入れてね♪パゴスで全て捌きます♪」

バラしたガッカリ感よりも「プラグにヒットしてくる」という状況に興奮したものの後が続きません。
でも確実にメバルはいる(ような気がする)
こういう時には「ルアーチェンジして・・・」と・・・
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「3度目の正直」

久方ぶりに自身が参加してるメバルの祭典「ロッキン3ショアメタル」の入れ替えが出来ますわ♪
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ヒットルアーは「スミス メバペンソリッド」
mebapen
瀬戸内エリアのみならず山陰エリアでも常時一軍登録を推奨させて頂くシンペン。
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プラグよりもワームの使用率が高いセトコージさんも愛用するシンペンでござる。

このサイズのプラグにしては珍しい「ST-36BC」を搭載しておりますがすぐにフックがクニャります(それだけバイト率が高いってコト)
何にせよメバルプラッギングの際は交換用フックとスプリットリング、スプリットリングプライヤーを車に常備させておいて下さいませ♪

st36bc st26tn split comoransp1

因みに本日最大のメバルは・・・
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「27cm」
コンディションも良く最高の魚体なんだけど大会にエントリーしている以上、もう少し長さが欲しい・・・
その期待を込めて再びキャストするも明らかにスレ出しており超ショートバイトになってきた。

そんな中でも↑クラスのメバルがもう「2度」ヒットしたにも関わらず抜き上げて魚体を掴むかどうかの段階でポトリ&ポチャン・・・
「プラッギングはバレやすいのでタモは必須です♪」
当然ワタシもタモを用意してるんだけど「対シーバス用」の取り回しがオニのゴトク悪い6m・・・
抜き上げたメバルにサッとタモを出す芸当は出来ませんです。
サッとタモ出しするならコレ!!
capture-net1
「柄が短いけど海面ギリギリまで降りれないし・・・」という方が多いですが考え方は全く異なります。
「抜き上げたエモノを落とさない為に受ける網」とお考え下さいまし。

3日の夕方、店を出る時に「ビギナー日高氏」に
「キャプチャーネットの写真を撮ってきて(出来れば魚入り)」
と言われ快諾したにも関わらずしっかり自室に置き忘れ・・・
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・・・だからといって今かぶろうが何しようが意味無いっすよ。さっさと車に積んどきんさい。

最後に自身の十八番でもある「アクアウェーブ シャローマジック50」をキャスト。
shallowmagic50_1
イメージ通りのスポットで「カツっ」とバイトするも一瞬のファイトでフックオフ。
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フックがクニャってるし・・・

この時の時間は・・・恐ろしくて正確に見てないけどAM2:00にはなってるハズ・・・
帰りは楽勝1時間半コース。道に雪が残ってたらそれ以上かかりそう・・・

そんな中、「ラスト1投を数回やった後」に納竿。

釣果自体はセトコージさんに遠く及びませんがプラグで獲れたというだけでも十分に「余は満足ぢゃ」状態でございます♪
オマケに初釣りだしね。
そういえばセトコージさんの結果を聞いてないな・・・

さて、次は・・・の前に・・・

chain1

「暗黒の中でリールを巻き過ぎてカチンとならないの?」
という質問を時々お聞きします。
リールの巻き過ぎでトップガイドにルアーが衝突する現象のコトですね。
それだけでも結構不快ですが、気合入れて巻いてるとティップを折るコトも・・・(気合入れすぎ)
プラグの場合はフックがティップ部分に絡む場合も多く「キーっっ!!」ってなります(特にロングロッドは)

結論から言うと100%防止は出来ません。
・・・が、防ぐ方法がいくつかあります。

①月明かり・外灯・漁火でルアー本体を視認。
最も基本的で最も効果のある方法です。ルアーのシルエットが確認できるだけで「カチン」は防げます。
街中ゲームでカチンしないのはこの為。
でも、地磯など暗黒ゲームではそれらの光源が全て無い場合も・・・(汗)

②目立つルアー(ワーム)を使う。
夜光系やホワイト系のルアーを使って視認性を高める方法。
効果はありますがカラーローテが出来ません・・・
暗黒磯でブラックが激効き!!なんで状況には対応出来ませんです。

③ルアー(ワーム)の重さを感じ取る。
ラインを巻いていると最後はルアーがプラーンとするのでその時の重さを感じ取ってルアーの位置を把握する方法。
感度の良い竿や重たいリグの場合は有効です。
弱点は足場の高いエリアだと滞空時間が長すぎて結局???になってしまう事。

④結束部分を感じ取る。
ワタシはこの方法を採用しておりまする。
PEライン使用であれば確実に「ショックリーダー」をセットすると思いますがそのPEとショックリーダーとの結束部分がガイドを通る際に発生するノイズを感じ取る方法。
ワタシは山陰釣行時、ナイロン・フロロ使用の場合でも先端にショックリーダーを付けておりますのでその結束部分を感じ取っております。
何度やっても感じ取れない場合は結束の後にカットする余分なラインをやや長め(といっても2~3mm程度)にカットすればOK。
キャストする際のタラシの長さをショックリーダーにしておけばノイズを感じた時点でベールを起こして即キャスト・・・となるワケです。
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最近流行の感度重視を謳う小口径ガイド採用ロッドの場合は結束部分がガイド内に入るとキャストに支障が出るのでノイズを感じたらベールを起こしスプール1~2周分ラインを出してから(結束部分をトップガイドから出して)キャスト・・・という方法になります。
弱点は少々面倒(結束とか)な事とバイトと勘違いしてしまうコト。
集中してるときに「コッ」となると反射的にアワせてしまいテトラの上でタコ踊りをしてしまう事も・・・

でも暗黒状況下では一番良い方法だと思いますので参考までに・・・

尚、プラッギングの場合はテイリング(ルアーのフックにラインが絡む現象)やフックトゥフック(トリプルフック同士が絡む現象)も起こります。
コレばかりはルアー本体をマメに確認しなければなりませんです。
ゴールデンタイムにバイトが無くふと気が付いたらフックにラインが絡んでた・・・というのは結構凹みますのでご注意を・・・(体験者談)

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荒天が続く山陰。

「荒波に立ち向かう構図」が良しとされている部分が無いわけではありませんがムリにそこまでしなくても十分楽しめます♪
今回は波穏やかな港エリアでの釣果だったしね。

ライジャケに足元装備は常識中の常識ですがそれはドコでも一緒。

安全面にはくれぐれも細心の注意を払いながらゲームを楽しんで下さいませ♪

さて、次はいつ行こうか???