闇ヲ徘徊ス・・・番外編「ポッキンさんと行く山陰メバル・2012年3月」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
3月17日の昼過ぎよりポッキンさんと共に山陰入りしておりました。
【おことわり】通常は「ポッキン氏」、もしくは「辻本氏」と記載させて頂くのが正解だと思うのですが今回はプライベート釣行という事もあり親しみの意味を込めて「ポッキンさん」と記載させて頂きます。
色々な釣り雑誌、DVD等で活躍しておられるポッキンさん。
釣行の殆どが取材という多忙な日々を送っておられるのですが今回は取材の合間を使ってのプライベート釣行。
ポッキンさんのリクエストで島根半島を徘徊してみる事にしました。
先週、プラを兼ねて単独で島根半島入りしておりましたが大苦戦・・・
最後の最後で何とかグッドサイズのメバルを獲る事が出来たのですが半分以上「運」みたいな内容でしたので「ワタシがきっちり案内します」ってゆー状況ではありませぬ。
それでも良さそうなエリアの選別は多少なりとも出来ておりましたのでそのエリアをランガンするプランを組み立ててみました。
パゴス本店で待ち合わせをして17日PM1:30に出発。
三次まで高速を使い、三次からはR54を北上、三刀屋から山陰道を使い松江市内に入り各釣り場に向かいます。
広島の天気は安定しておりましたが県境を越えたあたりから天候は悪化・・・
ただ、二人とも雨はほとんど気にしておりませんです。
ポッキンさんにいたっては「雨でレインスーツの塩抜きが出来る」って言ってましたし♪
目的のエリアまで広島から約3時間かかる道程ですが、釣り関係の話で盛り上がりあっという間に到着♪
小雨の中、ゲームスタートです。
先週プラに来た時は天気も良く各港、波止にはアングラーさんの姿が多数見受けられましたが今回は雨という事もあり非常に少ないです。
マヅメラッシュを期待しながらキャスト開始。
開始早々に小メバル君ゲット♪
取材では「数・型」を要求される事の多いポッキンさんですがプライベートでは「いかに楽しむか?」をメインにしておられまする。
また「独り言」が非常に多くて最初はこっちに話しかけてきてたのかと思って何度も聞き返してしまったり(笑)
かく言うワタシも闇の中で一人ブツブツ言いながら釣りをしてる人間でございまする♪
その後、雨足が強くなりエモノからのシグナルは皆無に等しく・・・
移動を繰り返しながら細かくチェックしてゆきます。
そして立ち寄った「とある港」
前回は気になってた波止にイカ釣りの電気ウキがズラリと並んでたのでキャストする事無くスルー。
今回は先端部に2つ3つ電気ウキが浮いてただけでしたので迷わずIN。
風裏になるので風の影響はほとんどありませんがミストシャワー状の雨がエリア全体を包み込んでおります・・・
ワタシはテトラの際を中心にチェック、ポッキンさんは波止際からやや沖合いまでを細かくチェック。
闇ゲームでレインスーツのフードをかぶった状態では会話はまともに出来ませんので互いに「自分と語り合いながら」ゲームを展開します。
テトラのチェックを一通り終え、平穏無事を確認・・・
ムチャクチャ良い雰囲気だったのに・・・(汗)
因みに「夜光虫」の光があちこちで見受けられるようになってきました♪
ポッキンさんがおられる波止に戻ると小型ながらメバルを2匹捕獲されたとのコト♪
波止の敷石の際でのヒットとの事でしたので重めのジグヘッド+ワームで沖合のボトムからチェックしてみる事に。
キャスト、そしてフォール・・・水深はやや深めでござる。
しばらくするとイカ釣り師の方が納竿。
帰る際に声を掛けてこられたんですが、ポッキンさんとイカ釣りの方との会話を聞きながらフォールさせてると「コンっ!」と明確なバイト!!
反射的にフッキングしてファイト開始。
重量感と抵抗感からグッドサイズなのは明白だったのですがボトムでのバイトでしたので「カサゴ氏」の姿が脳内をチラチラ。
浮いてきたエモノを躊躇なくブチ抜いて捕獲完了!!
「グッドサイズ」ですわ・・・
隣のポッキンさんに報告して写真を撮って頂きました♪
雨が降りしきる中での会心の一撃♪
ボトムでのヒットでしたのでその後はボトムを中心にしたゲームを互いに展開。
どう見てもアフター君。
まだ群れを形成していない可能性もありますが単発で終わらない可能性も濃厚、気合が入ります。
んで、ボトムの展開となると「ボトムの主」が度々登場♪
「カサゴ氏」
ポッキンさんは今回ランガンしたエリアの全てでボトムのチェックを細かくされておりカサゴ氏の捕獲数がハンパなかったです♪
隣のワタシはと言いますと「日本屈指のライトリガーがボトムをチェックしておられる」ワケですので安心して表層中心のチェックを展開させて頂きました。
どちらからに反応が出ればそちらに合わせれば良いワケですからね。
ゲームは西に進路を取りながらの展開でございまする。
「島根原発」を通り抜け次の港へ・・・
その頃に先週と同じように日付変更線を突破。
次の港では港入り口の地磯を中心にチェック。
ココでも「ボトムマスター・ポッキンさん」の本領が発揮されております♪
ひとしきりチェックするもカサゴ氏からのシグナルのみでメバルの姿は皆無。
ドコに行っても透明度が高く、魚っ気が感じられませぬ。
「何もいないのか?」と波裏をライトで照らしてみたらライトに小さな小魚が集まってきた!
「稚鮎?」と思ったもののライトに驚いて逃げ惑うのではなく明らかにライトの光に寄ってきてる・・・
姿を確認してやろうとライトで寄せて「メバル袋」で捕獲を試みます。
「タカ産業・メバル袋」
テトラ帯や足場の悪い地磯などで捕獲したメバルをストックするのにワタシがいつも愛用している袋です。
手間取るコトなくメバルをスパッと投入できるしその辺にポイっと放り投げても壊れないし軽いのでワタシの山陰メバル釣行時には必須のアイテムとなっております。
テトラ帯などでブチ抜いたメバルの置き場所が無い状況ではそのまま袋にINさせたりも出来ます。
程なくして捕獲に成功♪
「???」
すっごく特徴的なカタチの小魚っす。
ポッキンさんに見てもらったら「シイラの稚魚では?」とのコト。
確かに頭でっかちでシイラの形を彷彿させますが色とウロコの感じはイワシチック。
誰かこの魚の正体を知っておられたら教えて下さいませ!!
大規模な群れではありませんがメバルが捕食する可能性の高いベイトの姿も確認・・・でも釣れませぬ・・・
ポッキンさんは以前「PD(ポーズ&ドライブ)システム」と称しておられた変形ダウンショットの進化バージョンと「オフト・スモーキークラリス1203」のタッグで超ロングレンジをチェック。
PD進化系の詳細は今後ポッキンさんから紹介があると思いますが現場で素早くシステムが組めるので非常に重宝しそうです♪
雨は降ったり止んだりを繰り返しております。
ランガン主体のゲームでは当然、濡れたレインスーツのままで車に乗り込む事になります・・・
そうなると車のシートは多少なりとも濡れてしまいます。
すぐに乾くとはいえ、気になって仕方のない方もおられるかと思います。
そんな方にはコレ!!
「OGK ネオプレーン防水シートガード」
車のシートにセットする防水シートカバーでネオプレーン素材を採用しており防水性もバッチリ!!
今回、初めて使ってみましたがシートからズレ難く使用感は非常に良好♪
ネオプレーン独特の柔らかいゴムのようなフィット感も個人的には良いと感じてます。
・・・ただし、しばらくは独特のゴム臭がありますのでニオイが気になる方がいるかもです。
「パゴスネットショップではグリーンのみ」の販売となっておりますが、「パゴス本店」「パゴス井口店」では「レッド」「グレー」もございますのでヨロシクです♪
販売価格はなんと1枚¥1,280(税込)
今回は数量限定の特価販売となっておりますです。
ウェーディングする方や渓流トラウトゲームをされる方、雨男の方は必須ですね!!
・・・釣りに戻ります。
ゲームは雨の中、終盤戦を迎えておりますが二人のテンションが全く下がっておりませぬ。
本命であるメバルからのシグナルが途絶えて久しいですがそんな中でも互いに試行錯誤する楽しさがそこにはあります♪
先週、トップでメバルを連発した港に入りキャスト開始。
今回も単発ながらライズ有り!!
この日(先週も)唯一のライズが目撃できたエリアですのでテンションは急上昇!
中には明らかにグッドサイズのライズもあり・・・
トッププラグメインでチェックするワタシと全レンジを細かくチェックするポッキンさん。
ボトムでは相変わらずカサゴ氏が喰ってきております♪
今回はトップでのバイトが一切なく、でも時折ライズはあるという状況。
そんな中、ポッキンさんのロッドが大きく曲がります!!
前回、セイゴらしきバイトがあったのでその可能性も考えられましたが底に突っ込むファイトに大型メバルの可能性も捨てられませぬ。
そして海中で「ギラっ」
「セイゴか?」でも形が違う・・・
一進一退の攻防の末に浮かんできたのは「チヌ」、それも良いサイズですわ。
抜き上げは絶対無理なのでワタシが波止際に降りてハンドランディングで捕獲完了!!
45cmのチヌ。
非常にキレイな魚体でした♪
山陰エリアのルアーゲームでチヌ捕獲は結構珍しい事であり非常にうれしい外道となりました♪
ヒットルアーは「オフト・バルキースクリュー」
「外灯下のライズ=プランクトン系を捕食=クリア系のチョイス」という流れで捕らえたナイスフィッシュ!!
その後はポッキンさんがカサゴ氏をぽつぽつ捕獲され、前回尺を獲った港に移動。
今回も海は非常に穏やかで期待が持てましたが反応は一切ナシ。
素早く見切りをつけて再びチヌ捕獲エリアに戻ってラストバトル。
「マヅメラッシュ」を期待したもののメバルからのシグナルは無く周囲が明るくなってしまいました。
明るくなってからはボトム主体のチェックに切り替えるもポッキンさんがカサゴ氏を捕獲したのみでゲームエンド。
今回はグッドサイズのメバルとチヌが各1匹、小メバル君少々、カサゴ氏多数という内容でしたが最後まで楽しめた釣行となりました♪
明るくなってからもしばらく海のチェックをしておりましたが随所に小魚の姿が確認できました。
どのエリアも海水の透明度が高く、一見すると「魚っ気ナシ」なのですが海は確実に良い方向に向かっております!!
他のアングラーさんからは「メバルならもう少し後が良いよ」と何度も言われたのでまた日を改めてチェックしようと思います♪
今回ポッキンさんは「クラリス」「マチルダ」と近日発売予定の「アリッサ76」を使用しておられます(全てオフト・スモーキーブランドのロッドです)
アリッサには「84」というレングスもラインナップされており山陰釣行では「84」をチョイスするのが良いと思われますが今回は諸事情があり「76」のみ持参しておられます。
アリッサは「感度重視」のロッドに仕上がっておりますが、最近の感度重視ロッドにありがちな「パツンパツン」のロッドではありません。
感度を重視しながらも「追い食い」にも対応できる柔軟なティップを備えており非常に魅力的なロッドに仕上がっておりました。
キャスト時のラインのブレによるストレスも皆無で「スパっとキャストしてスパーンと飛んでいく」気持ちの良いキャストフィールを実現しております!!
ロングロッド好きとしては「アリッサ84」がとっても気になっておりますが今回は持ち込まれていなかったので・・・残念。
ポッキンさん、また機会がありましたら見せて下さい♪
尚、「追い食い」について少々ウンチクを・・・
「追い食い」とはルアーの後ろを追走しながらそのままパクッと喰って反転する事無くそのまま追走してくる状態を指しております。
メバリングをある程度した事のある方ならほぼ全員がこのバイトパターンを経験しておられるかと思います。
大型メバルにありがちなバイトパターンでリーリングしてると「ヌーン」と藻の切れ端が引っ掛かってきたような重量感「のみ」を感じます。
更に微妙な時は感覚として感知出来ずティップが僅かに入るのを目視してアワセ・・・なんて事もあります。
そのままフッキングに持ち込むといきなり強烈なファイトに突入しビックリ・・・なんて事になるのがこのバイトパターンの特徴。
その際、ハリの強すぎるロッドを使用していた場合は喰って追走する際に違和感を感じて「ペッ」と吐いてしまいますが、ティップが入るロッドであればかなり長い時間吐き出す事無く追走してきます。
もちろんバイトを感知した時にスパッと合わせるのも良い方法とは思いますが連発される際には「わざと喰ったまま追走」させて少しでも群れから離してフッキング&キャッチするのが良いと考えております。
強いアワセは総じてスポットを荒らす結果になりがちですのでややスイープなアワセを心がけると良いかもです。
尚、プラッギングの場合は即フッキングしてしまいますので少しの例外を除き「追い食い」はワーミングに限定されたバイトパターンとお考え下さい。
アフター君が群れてる時に良く発生するバイトパターンです。
・・・これにアタると大概グッドサイズが連発するのでウハウハになります♪
片づけをした後に車内で1時間程度仮眠を取り撤収。
帰りは出雲大社近くのそば屋さんで割子ソバを食べて、三次の実家にエモノを奉納してから帰広。
ポッキンさん今回は本当にお疲れ様でした!!
また機会がありましたら是非ご一緒させて下さい♪
往復6時間にも達する道中は実に様々な内容の釣り談議になり非常に勉強になりました。
メバルはもちろん、アコウの話にも花が咲き今シーズンの目標・指標が見えてきた感があります♪
今回受けた刺激が薄れない内にまた山陰入りしとこ♪
次からは再び「闇ヲ徘徊ス・・・」の本編に戻ります。
さて、次はドコに行こうか???
パゴスでは3月24日(土)午後2:00より
「第11回パゴスロックフィッシュカップ」を開催いたします!!
詳しくは↑のバナーをクリック!!
参加登録は3月23日(金)までとなっておりますのでお急ぎ下さい!!
参加費用はお一人様¥1,000(傷害保険付き)
参加資格は特にございません(未成年者は保護者同伴の事)
「皆が楽しめる大会作り」を目指しておりますのでお気軽にご参加ください!!
ただ今「パゴス本店」「パゴス井口店」「メール」で参加者を募集しております。
どうぞヨロシクお願い致します♪