山陰ショアロックフィッシュ紀行 其ノ4「ミニアコウ」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
7月30日と31日にお休みを頂いておりました。
・・・いきなりハナシが脱線しますがパゴスではアジング専用のロッドの開発を進めております。
それは「Newロックブレード(仮称)」の開発のお手伝いと平行して水面下で進行しておりましたがここにきて情報の公開にGOサインが出ましたのでお知らせいたします。
・・・と言いながらプロトの写真を撮るのを忘れておりますが・・・(汗)
今頃(8/2夕刻)はシャチョーと小田テンチョーが西方面に持って行って実釣を交えたチェックを行なっているハズ。
既にガイドバランスは修正の余地無しとの判断をしております。
後はグリップの長さの微調整などの細かい修正を残すのみとなっております。
大まかな概要に関しましては
「ロッドネームはまだ未定」
「オールチタンガイド仕様」
「ソリッドティップ」
「610と74の2レングス」
「どちらも2ピース仕様」
「ブランクタッチグリップ仕様」
といったカンジです。
販売価格は最終決定されておりませんが大体2万円台半ばを予定しております。
ワタシの個人的なイメージですが、ロックブレードの性能に物足りなくなったアングラーが次に手にして欲しいロッド・・・
または、発祥の地と評される広島のアジングで使用するに足る最もスタンダード、且つ高品質なロッド・・・
そんなイメージ。
そのプロトロッドを携えて7月29日の夕方からシャチョーと共に上関入り。
サイズこそ「南蛮サイズ」だったもののロッドの感度やキャスト時の感覚等ロッドの基本的な性能は十分に確認出来ました♪
ワタシにとってこの日が初めての実戦だったのですが既に完成に近いレベルに仕上がっており注文(文句ともいう)をつける部分を見つける事が出来ずひたすら南蛮君確保に走っておりました♪
パゴスのスタイル・ポリシーとして「大型のみ」「一部の上級アングラーにしか分からない性能」を求めるよりももっと多くのアングラーに「サイズが小さくとも楽しんで」「時には真剣に」「出来る限りロープライスで本格仕様」を念頭にこのロッドを開発してきました。
多くの方にアジの繊細なアタリと心地よいファイトを楽しんで頂けるロッド作りをしております。
・・・しかしながら上級アングラー様にも十分納得して頂ける出来栄えであると自負させて頂きます!!
細部にまでのこだわりはロッドメイキングで培った技術・経験をフル活用しております。
画像を交えたもう少し詳細な情報はこれから随時報告いたします!!
発売は今冬を予定。
「Newロックブレード(仮称)」共々楽しみにお待ち下さい!!!!
【Day1】
上関でのロッドチェックから帰ってきたのが丁度日付が30日に変わった頃。
そこから山陰釣行の準備をせっせと行い仮眠を取って・・・
寝過ごした(大汗)
普段使わない高速をひた走り30日AM5:00頃に浜田入り。
連日チェックを重ねている地磯へ行くつもりだったんだけど海を見た途端に他のエリアがチェックしたくなり某港へ進路変更。
空は今にも泣き出しそうな曇天です。
車でのアクセスがしやすい&各沖波止での青物が好調なだけにここもカゴ仕掛けを振る方が多いっす。
他の釣り人が入っていない場所を選んでゲームスタート。
波止の内、外を出来るだけ細かくチェックしてボトムの状況を把握せねば・・・
今回は新商品である「バークレイ Gulp!SWダブルウェーブ」と最近のお気に入り「エコギアアクア スイムシュリンプ」をメインにしてゲームメイク。
当然のようにバイト連発です♪
サイズこそ「カサゴ君」ですがコレはコレで楽しい・・・♪
「ダブルウェーブ」の実物を見るまでは「大きいサイズではないのか?」と心配しておりましたが実物を見た瞬間に「惚れました♪」
丁度良いサイズと強調し過ぎない各テール。
東北エリアを中心にしてテスト・開発されたワームですがここ山陰の地でも十分に使えます!!
「ダミキ・スリンヘッド」が未入荷&21gの手持ちが無くなり水深のあるエリアでは少々苦戦。
風もそこそこにある為、14g程度ではいつの間にかボトム・・・という状況が多発。
そこで少し前に自作したヘビーダウンショットリグを投入。
一撃です♪
8号のホゴ鉛をウエイトにしてるので飛距離も稼ぐ事が出来ます。
これによってより広く、より深いエリアのチェックを敢行。
「サイズとエモノは変わらんけどね」
大型サイズにありがちな小さなバイトに集中して掛けにいくと・・・
やっぱりきみなのね。
テキサスリグにビーズを通し「カチカチ仕様」で攻めるとこれまで反応が薄かったスポットでもカサゴが連発。
フォルム・ニオイはもちろんですが「音」も重要だと今さらながら再認識。
小さくても良いから本命を・・・と手を替え品を替え、スポットを変えしてみるもカサゴ天国(考え方によってはカサゴ地獄)でございました。
この日は釣りの最中に通り雨が数度。
まとまった通り雨もありレインスーツを車に取りに戻ろうかとすれば雨は止み・・・
そのまま釣りを再開してしばらくしたらまたまとまった雨・・・
良い感じで濡れネズミになった時点でテンションが切れ納竿。
アクセスが良いだけに多くのアングラーが入る可能性が高い(実際にこの日もRFアングラーらしき姿アリ)ですが、エリア自体は広いので攻略のやり甲斐は十分にあるカンジです。
最近でもアコウの捕獲情報があるので「今後も要チェックやな・・・」と思いつつ港を後にしましたとさ。
帰りは下道をノンビリとドライブしながら帰広。
【Day2】
また寝過ごした・・・(滝汗)
またもや高速に飛び乗り31日AM5:00チョイ過ぎに地磯へと繋がる駐車場にIN。
昨日遭遇した通り雨を少しだけ心配したのだけれどもお天気レーダーを見る限りまとまった雨の心配はなさそうなのでレインスーツは車に置き去りです。
それでも空は曇天。
山道ではニーニーゼミが大合唱。
空を見る限りドピーカンの釣りになりそうもないので500mlペットボトル一つをブラ下げて地磯IN。
沖に見えるは「高島」です。
・・・これが見えなくなると雨がやってきます・・・
やや風があるのでなるだけ海面の近くまで降りてゲームスタート。
ココでも「ダブルウェーブ」「スイムシュリンプ」のWヘッダーでゲームメイク。
数度目の釣行ともなると「アタる線」「アタる点」が分かってきます・・・
そこを集中的に攻める反面、新たな「線・点」を探す作業も平行して行ないます。
ディープから引きずり出すカサゴ君は赤い固体が多いです。
それがシャローになると茶色・黒系の個体に・・・
その辺もエリアの状況を把握するのに役立っております。
海中に点在する根と岩。
その際を意識しながらトレースすると良い感じでカサゴ君がバイトしてきます。
いつもながら「メバルシーズンになったら絶対良いサイズが出るだろーなー」と思わせてくれる良い磯相です♪
狙い通りのスポットでアタリを捉えフッキング!そしてエモノの姿が見えるまでの間はいつもドキドキです。
たとえその引きが「カサゴの引き」だったとしても例外なく・・・
こうもカサゴカサゴしてくると動作に一定のリズムが生まれ始めこれがまた次のカサゴを連れてくる原因となってしまいまする。
それでリグを替えたりワームを替えたりしてリズムを意図的に崩してみるんですがアタリが遠のくんでいつの間にか「カサゴリズム」に逆戻りをエンドレスリピートしてる自分がそこに・・・
Wブラスシンカー+Wビーズの通称「根掛かったら一緒について行きたくなるリグ」でもカサゴ。
因みに立ち位置の大きな変化はほとんど無しでござる。
それで数時間キャストしてるワケですが途切れない程度にアタリ・バイト・捕獲が続いております。
目の前ではボートから釣り糸を垂れる姿もアリ。
こちらもコンスタントにヒットされておられます。
数時間の釣りの中で「連発する瞬間」ってのがその時々にあります。
それは潮の加減だったり太陽の加減だったりその他の要因だったりするワケですがその明確な見極めはまだまだ出来ておりませんです。
でもバイトの出方や釣れ具合からそれは容易に判別できる場合も多くその時は本命やその他の予期せぬ来客を願いながらバイトに集中。
そして・・・
納竿を強く意識しだした正午過ぎにやっとこさ本命を捕獲♪
「根掛かったら一緒について行きたくなるリグ」に「ダブルウェーブ」をセッティングしたバージョンでゲット♪
相も変わらず小さいですがまぁ「本命は本命」ってコトで・・・
ペットボトルの水も残り僅かになり本命も一応捕獲したという事でこの日はゲームエンド。
帰りの山道もニーニーゼミの大合唱。
良く見たら一つの木に5匹とか・・・今年は大発生・・・なワケないか。
前回までは「アカベンケイのガサゴソ音」に若干ビビリながら地磯INしてたのに今回はセミの大合唱でかき消されておりました。
8月になり一層暑く、山陰ショアロックフィッシュもアツくなってきそうです!!
興味のある方は日焼け対策・虫対策・熱中症対策に気を使いながら「山陰ショアロックフィッシュ」に挑戦してみて下さい!!
「カサゴメイン」「小さいのメイン」で良ければガイドもしまっせ♪
さて、次はいつ行こうか???