闇ヲ徘徊ス・・・其ノ五「雨中の山陰メバアジ」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
1月13日の夕方から山陰入りしておりました。
発達した低気圧により各地で大荒れの天気となっていた・・・にも関わらず山陰は比較的平穏でした。
「その代わり終始雨が降ってましたが」
13日午後5時に広島を出発。
今回は先ず益田エリアに入り、東に移動しながら夜通しランガンするプラン。
横着して戸河内まで高速を使いそこから益田まではR191を通りますた。
広島を出発してから直ぐに小雨、それが聖湖周辺まで来たらまとまった雪に。
路面には雪が積もり始めましたが何事もなく益田市にIN。
山を下ると今度はまとまった雨・・・
天気予報を見ずに飛び出してしまったコトを少し後悔しながらもファーストエリアに入ります。
ココは荒れている時に良い思いをしているエリア。
この日は凪状態でしたので「ダメやろな~」と思いつつもチェックしたんですがやはりダメでした(笑)
直ぐに見切りをつけて次のエリアへ。
次は高い波止と大型テトラのある港。
荒天であればスルーしてしまう場所ですがこの日はかなり下まで降りてキャストする事が可能。
テトラ帯を移動しながらキャストを繰り返します。
非常に良いカンジなんですがバイトが無い・・・
雨が止む気配は一切なくテンションが徐々に低下・・・という時に「コツコツっ」とバイト!!
反射的にフッキング動作に持ち込むと直ぐに海面をドバドバし始めるエモノ・・・
「シーバスですわ」
大きくはありませんが抜けるサイズでもありませんでしたので波の間隙をぬって波打ち際まで下りてランディング。
ファーストフィッシュゲットっす♪
ヒットルアーは最近のお気に入り「ラッキークラフト・ストリームドライブ45」
「飛ぶ・泳ぐ」がキモのメバル用ミノーですが、正直言わせてもらうと飛距離を犠牲にしてでももっとスローにフォールして欲しい・・・
それでも強風時や遠いスポット攻略には欠かせないミノー。
シーバス君にはかなり強いので山陰ヒラセイゴ狙いの方は是非ボックスに忍ばせておいて下さい!!
普段は写真を撮って即リリースですが、今回はこのまま実家に戻る予定でしたので素早く血抜き&神経〆を施します。
ランディングには「ゴールデンミーン・キャプチャーネット2」を使用しております。
コレは俗に言う「手ダモ」ですので足場の高い所から海面の魚をすくうのはムリ。
基本的にはテトラ帯でブチ抜いたメバルを受ける為に持って歩いております。
今回は「アジ祭り」の時にも大活躍でした♪
非常に使い勝手が良いのでテトラ帯でのメバルゲームでは必須となっておりますが既に廃番商品だそうです。
神経〆は「吉見製作所・鮮度たもつ君」を使用。
購入して以来、常にワタシのゲームベストに常備されており今回も役立ってくれました♪
形状記憶合金を採用しており小さく丸めて収納できるのでとっても便利です。
・・・神経絞め関連のアイテムは欠品が続いてるので仕入れてもらわなければ・・・
シーバス君が派手にドバドバ。
ランディングの際にライトを点けたのでポイントが荒れたと判断してその後すぐに移動。
次のエリアは低い波止のある港。
外側のテトラ帯をチェックします。
ここのテトラ、形状がちょっといびつで移動しづらい・・・
移動せずに広範囲を探る為に再びストリームドライブをチョイス。
テトラすれすれにキャストして際をトレース。
・・・で「ドンっ!!」
「山陰メバルゲームらしい」パワーフィッシングでラストはブチ抜き♪
グッドサイズの場合、抜き上げ直後に「尺いったんちゃう?」と思ってしまうのは今も昔も変わりませぬ。
ストリームドライブをガッツリいってます♪
雨の中、頑張った甲斐のある会心の1匹でした。
普段であれば更に粘ってしまうのですが、今回はこのグッドサイズを捕獲直後に即移動。
「毎年春に機能するエリア」にも入りましたが流石に早すぎたようで音沙汰ナシ。
その他数カ所も何事もなく次々と移動。
そして今回最後になったエリアに・・・
既に日付変更線は大きく超えております。
新月・・・とゆー以前に雨ですので周囲は漆黒の闇。
こうなると離れた外灯から僅かにこぼれる光も重要なポイントになる場合が多々あります。
「山陰=闇ゲーム」ばかりではないってコトですね♪
ここもそういった光のある場所。
到着してしばらくはプラグをキャストするものの何ら音沙汰ナシ。
「でも居そう・・・」
そこで「バークレー・2インチベビーサーディン」をキャスト。
ちょっと下のレンジをトレースしてたら「コンっ!!」と明確なバイト。
良いサイズですがメバルでは無い・・・
「あじ」
それも結構良いサイズだし♪
そこから「あじ祭り」がスタートです(笑)
ベビーサーディンは「エモノが居るか居ないか確認用」として数本持ってるだけでしたのであっという間に全滅。
一緒に持ってた「エコギアアクア・活アジストレート」も例にもれず即全滅・・・
活アジ君は超釣れますが「1本1匹」な位に壊れやすいワーム。
その後は「オフト・スクリューテールグラブ」「ジャックナカムラ・ラリー1.8インチ」等をキャスト。
相当大きな群れが入っているのかバイトは続きます。
雨足は強くなったり弱くなったりを繰り返し気温は低下。
「タカ・メバル袋」が久しぶりに一杯になりアジがあふれ出したので一旦車に戻ってクーラーに移し、そのついでにカイロを・・・
「ミニカイロ3個しかないし・・・」
取り敢えず腰と肩に貼ってゲーム再開。
ワタシが山陰メバルを入れるのに愛用してるのが「タカ・メバル袋」
正直「ダサい(笑)」ですが既に3代目。
ターポリン素材ですのでメバルの背ビレ等で穴が開く事はありません。
・・・が、使い続けていると袋底部の角がテトラや岩で擦れて穴が開きます。
こうなると「魚汁」が出てしまうのでそうなったら新しいメバル袋にチェンジ・・・というサイクルを続けております。
弱点は魚が入ってないと風でバタバタしてイラっとさせられるコト。
・・・ですので直ぐに魚を釣って重石にして下さい♪
手は濡れてるし、かじかんでるしでワームのセットがままならない状態。
身体も芯から冷えてきましたが気持ちはホクホクです♪
表層でのバイトが遠のくとテンションフォールでレンジを落としてチェック。
これもハマります♪
そうこうしてると単発ながらライズが出ているスポットを発見。
「絶対メバルや・・・」と「モリックス・RAシャッド2インチ」をキャスト。
一撃でした♪
アジが中心ながらも時折メバルを狙ってみるとメバルもヒット。
メバルのサイズは手の平~26cmまで。
とにかく強いファイトで何度も「超デカくね?」とドキドキさせられました♪
今回はメバルとアジを意識的に釣り分ける事が出来ておりまする。
それはスポット&レンジの違いとワームの違い。
アジはストレート系を多用しメバルはシャッド系やファット系のワームを多用。
次はメバル・・・次はアジ・・・と狙いながら獲る事が出来ましたのでより一層楽しむ事が出来ております♪
レインスーツを着ていたにも関わらず袖や首、ジッパーから水が少しずつ侵入し・・・
最後は寒すぎてギブアップ。
ただし、「余は十分に満足ぢゃ♪」という気持ちになっていたコトも補足しておきます。
時間は14日午前4時過ぎ。
もうしばらく頑張って朝マズメも・・・という気持ちが無かったワケではありませんが今回は納竿です。
「ジーアー」
そして「メーバー」
最初から最後まで雨。
中に着ていたダウンの肘まで濡れており、ズボンに至っては「おもらし」したような状態になってました(笑)
写真も思うように撮れてないし・・・
でもそれに見合うドコロかそれ以上に楽しませてもらいましたので一つも苦になってませんです。
たまには濡れネズミになってみるもんやな・・・
よく考えたらクーラーを重くしたのは久しぶりです♪
当初、大田方面まで流れる気持ちでしたが結局浜田すら抜ける事の無いままにゲームエンド。
帰りは下道(浜田⇒瑞穂⇒美土里⇒高宮⇒三次)を通っての三次入りです。
山間部は昨晩の雪が積もってましたが大雪には程遠い状況。
保冷剤確保としては十分過ぎでしたけど(笑)
実家に戻ってからメバルは煮付けに、アジはアジフリャーになってバンダナ家の胃の中に収まりましたとさ。
山陰エリアのメバルゲームはこれからスポーニング(産卵)を迎え(既に入っているエリアもあります)しばらく釣りにくくなる状況が出てきます。
こういった場合、「大きくエリアを変える」「(産卵のタイミングの異なる)別種類のメバルを狙う」等の方法もありますが、アジを狙うのも良いカモ・・・
移動が早く「昨日までは良かった・・・」となる事が多いアジですが、条件が揃えば今回のように大きな群れに出会える可能性があります。
今回は
「外灯周り(アジングの定番)」
「大潮(潮通しが非常に良い)」
「雨(外灯周り以外は暗黒)」
という条件がキモだったのではと思います。
更に自分に至っては「一ヶ所で粘り過ぎない」というのもキモの一つだと考えておりまする。
「当たれば天国、外せば何も無し」が極端に出るのがアジングですので機動力と素早い見切りで群れを探してみて下さい。
・・・ワタシは「バークレー&エコギアアクア」を補充しておくとしませう♪
さて、次はドコからドコまで流れようか???