闇ヲ徘徊ス・・・其ノ十五「数珠フラシ」(バンダナ釣行記)

 2013年5月24日

バンダナです。

5月19日の夕方から山陰入りしておりました。
「根魚を狙います」と言いながらも身体はまだスイッチが入り切っていない状態。
かと言って、メバルモードはかなり抜けつつあるとゆーいつもの「シーズンの切り替えが上手く出来ない症候群」に陥っております・・・

根魚を狙うにはまずますの状況でしたが、踏ん切りをつける事が出来ずズルズルと。
日曜の夕方近くになってようやく動き出したという塩梅。

狙うのはメバルです。
翌日が仕事というコトもあり長居する気はサラサラ無し。
「良いサイズを1匹釣ったら納得して帰ろう」と思いつつ車を走らせます。

夕方5時過ぎにポイント到着。
まだ明るいので周囲の状況確認を先に行ないます。
「天気は多分良いだろう」と勝手に思っていたのですが西からの風が予想外に強く、時折雨がパラつく状況。
ただし、波は低く風向きを考えて釣りをすれば比較的快適な釣りが出来そう・・・
2
写真では分かりにくいですが、高島に風があたって雲(モヤ?)が発生。
その雲が風に流されていて高島から煙が上がっているように見えておりました。

周囲が暗くなるといよいよゲームスタート。

最近のメバル達の状況ですが、一つのスポットで連発する事がほとんどなく単発傾向。
よって数獲りを考えるのであればテンポの良いランガンで広いエリアからメバルを拾って歩くのが良いかと思いまする。
シャローエリアにもメバルが出てきて活発に捕食行動を行なっている場合も多く、「釣る」という行為だけを考えるのであれば比較的釣りやすい時期といえます。
春を迎えた時点で多くのアングラーさんがメバルから他のターゲットにシフトしておられますのでメバルゲーム自体でのバッティングは非常に少なく、そういった意味ではのんびりと釣りが楽しめます♪

そして程なくバイト!!
「山陰メバル」と呼ぶにふさわしい強いファイトを見せてくれます!!
1
「抱卵個体?」と思ってしまうようなお腹をしたメバル君ゲット♪

ヒットルアーはまだお見せできませんが「ジップベイツ・リッジ35SS」の来季オリカラ。
これまでテストというカタチで投入しておりましたが、この1匹が「来季オリカラに採用」の太鼓判を押してくれたように感じております。
夏にオリカラを最終決定するのですが、よっぽどの事が無い限りこのカラーが来季にお披露目される事と思いまする♪

この1匹ですっかり満足してしまったワタシですが、次なるエモノを求めてスポット移動を開始・・・
・・・しようかと思ってたら「イカ船登場!!」

「イカ船」とは、この時期にナイトゲームをしてたら時々遭遇する、沿岸部を煌々とライトで照らしながら照らし出されるイカや魚を捕獲する船のコトです。
(ワタシが勝手にイカ船と呼んでるだけでございまする)
本気でメバルを狙ってる時にやってきたら「はぶててしまいます」が(笑)既にメバルの姿を拝めた事もあり漁の動向を見ておりました。
今シーズンの春アオリは苦戦される方が続出しており、漁も厳しいだろうと思ってましたが見てる間に2ハイ捕獲。
それが良いのか悪いのかは???ですが、傍から見てる限りは非常に良く獲れてるなーという印象でした。

イカ船が登場した海域はメバルが釣れる状況ではありませんので漁を見た後は場所移動。

そしてとある港で「数珠フラシ」に遭遇・・・
3
ちょっと分かりにくいですが10数匹はいるであろうアメフラシが一直線に連なっております。
翌日調べたらアメフラシの交尾だったようです。
雌雄同体であるアメフラシは前がオス、後ろがメスの役割をもっているらしく産卵のシーズンにはこういった「数珠フラシ状態」になる事が多いのだそーです。
まさに「サシツササレツ(爆)」
数珠フラシを初めて見たコトもあり、異様な光景を何とかして撮ってやろうと四苦八苦。
最終的に・・・
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タモの柄の先にゴリラポットをセットして輪ゴムで固定。
そこにデジカメを付けインターバル撮影モードにした後に水中にINしてバシャリ。
ピントが合わなかったり全く違うところを撮っていたり・・・を繰り返してる内に「数珠」が分散・・・
あれだけフラッシュをピカピカ焚けばやる気も失せますわな・・・(笑)
4
「数珠フラシ」の全長は2メートル以上はあったかと。
その全貌を撮る事は結局出来ませんでしたが「数珠の一部」だけは撮れておりました。
「撮影時間:約1時間、撮影枚数:67枚、使用バッテリー:2個」
雨のそぼ降る暗くて小さな港で一人撮影に没頭する・・・
何がワタシをそこまで駆り立てたのかはワタシ自身も分かりませぬ・・・

「数珠フラシ撮影会」が終わる頃には日付変更線突破目前。
5
浜田のローソンで遅い晩御飯を食べて帰路に・・・

・・・と思ったらガソリンが心細い・・・(走行可能距離:約90キロ)
真っ直ぐ帰広すればギリで帰れるハズなのですが、この時は何故かとっても不安になりまして・・・
浜田は24時間営業のGSが無いのですが、江津にたしかあったハズ。
「江津レベルの遠回りなら時間的にも全然許容範囲やな」と思いながら行ってみたら見事に閉まってるし!!
このまま広島に帰るのは絶対ムリ・・・でも近くにGSは無い(滝汗)
浜田から一気に帰広すればよかった・・・と思うも後の祭りとゆーヤツです。

「最終的に湖陵のエネオスでガソリンを補給」

そして松江道を通って三次を経由。
8
三次に着いたのが午前3時。
「実家で寝る」という選択肢もありましたが睡魔さんの到来がまだでしたので三次からはR54を使って午前4時過ぎに無事(!?)帰広。

あー疲れた。

因みに「益田市」には24時間営業のGSがあったハズ・・・
時々通ってるんで冷静に考えれば直ぐに思い出せたハズですが、この時は魔が差してたとしか言いようがありませぬ。

こんな感じで19日の釣行は「超遠回り」で幕を閉じましたとさ。
皆さんもガソリンの残量にはご注意を・・・

25日・26日は非常に天気が良いみたい。
山陰も凪状態となっており根魚調査にはうってつけ!!
ちょっと気合を入れてキャストしてみようかなと思っております♪

さて、次回は何が起こるのだろうか・・・(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル