山陰ショアロックフィッシュ紀行2014・其の9「スギとアコウ」(バンダナ釣行記)

 2014年8月19日

バンダナです。

お盆は14日から17日までお休みを頂戴しておりました。

その休みを利用して某島へ遠征を考えておりましたが、釣行決定もプランニングもあまりに急すぎて段取りが組めず結局お流れに・・・
何せ前日に宿やら船やら車やら全ての段取りをしようとしたんだから・・・
お盆の繁忙期とも重なって先方とのやり取りも上手くいかずでございました。
更にそのエリアの天候も良くなかったみたいなのでまた機会を改めて挑戦したいと思いますです。

遠征中止により気持ちが宙ぶらりんになってしまいましたが、久しぶりに浜田エリアの磯に行ってみようかという気になり14日に出撃。
約20分程度歩くエリアですが、意外と人が多くて狙いの場所に入れない事もしばしば。
・・・なので、一番乗りしてやろうと午前2時半頃にエリア周辺に到着、地磯までの山道を歩きます。
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久し振りの暗黒山道歩き。
冬季と違って草木が生い茂り虫も飛び交っております。
一人で暗黒山道を歩く事への恐怖感はあまりないのですが、とにかくクモの巣がウザい・・・
タモ枠を正面に構えての行軍。
それでも手や顔にクモの巣が引っ掛かり、更に蒸し暑さも加わって不快感倍増・・・

やや強めのアップダウンを何度か繰り返し、ようやく目的の地磯にINです。

先行者がいない事は道中に張り巡らされたクモの巣が教えてくれましたがあらためて確認してみると人の気配は一切ナシ。
このエリアで一番(だと思ってる)スポットに直行してまずは・・・休憩です(笑)

今までの経験上、山陰エリアのアコウ(キジハタ)ゲームは「マズメ」が機能しない事が非常に多いです。
「空が白々と明け始める・・・」なんて最高の状況だと思うんですが、アコウ(キジハタ)が釣れだすのはそれから1~2時間してから。
だからポイント確保という理由以外では急いで入釣する必要はナッシングだったりします。
取材の時なんかもマズメ時にカメラマンさん達がソワソワしてるんだけど、「7時くらいから釣れだしますよ」と一言。
大体不思議そうな顔をされるんだけど、実際その通りになって驚かれる・・・ってなカンジ。
山陰エリアでのアコウ(キジハタ)狙いでマズメ時をハズしてしまいガッカリした経験のある方は「ガッカリする頃からがベストタイム!!」と覚えておいて下さいませ♪

休憩&タックルセッティングも完了していつでもキャスト可能状態になったのですがアコウ(キジハタ)を狙うにはまだ早い・・・
一応サラッとキャストしてみるもののアタリは無く、「釣れそう感」もありませぬ。
そこで「ブリーデン・メタルマル」を取り出してキャスト。
シーバスでもなんでもいいからアタってくれれば・・・と思ってたらカマスが連発♪

サイズこそエンピツ~20チョイまでの小型ですが、時間つぶし+お土産確保としては最適!!
世の中が完全に明るくなるまでカマスと戯れておりました。
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比較的サイズの良い個体のみキープ。
アコウ(キジハタ)狙いを開始する前に解体&開きにして風通しのいい岩の上に・・・
帰る頃には良いカンジの「カマ干し」になっておりました♪

カマスの解体が完了した後、いよいよロックフィッシュゲームスタートです!!

過去に何度も良型&ランカークラスのアコウ(キジハタ)を獲っているこのエリア。
その中でも特に良いと感じているスポットに立っております。
エリア全体を通してアングラーはワタシ一人。
海況は「凪状態」
空は曇天。
いやがおうにもテンションは高まります♪

唯一気になってるのはこのエリアでの好釣果のほぼ全てが「秋」である事。
秋は山陰全体でアコウ(キジハタ)が良く釣れるのですが、このエリアは特に秋に強烈なポテンシャルを見せつけてくれます。
お盆を迎えたとはいえまだまだ世の中は「夏」
それが吉と出るか凶とでるか・・・

しばし周囲をキャストしてみるも反応ナシ。
カサゴ氏のバイトすらありません。
少々不安を感じるものの、過去の記憶がテンションを保ってくれます。
比較的広大な地磯ですが、移動距離は左右10mほど。
殆ど移動する事はありませんがキャストは扇状に広く行なっております。
同じ「線」でも何度も通すうちにバイトしてくることも多々あるので大きく移動する必要性はあまり感じておりませぬ。

そのかわり、ワームのサイズやカラーは頻繁に変更。
「超」定番である「フィッシュアロー・フラッシュJシリーズ」は当然の事、今回は他メーカーさんのワームも積極的に使用しております。
・・・と言っても全部で3メーカーですけど(爆)

「釣れない=活性が低い=小型ワーム」の図式が思い浮かぶも逆の発想で大きめのワームをチョイス。

これが大当たり!!

ボトム着底から2~3回目のアクションで「ドンっ!!」とアタックしてきたのは紛れもないアコウ(キジハタ)!!
ロッドのトルクを活かして、更にロング化したリアグリップを脇・肘にしっかり当ててのパワーファイト。
ランカー特有の「潜水艦のようなファイト」ではありませんでしたが、それでも良型を確信させる重量感と鋭い突っ込み。
しかし、「スナイプS86XX(プロト)」の敵ではありませんでした。
最後は万全を期してタモ入れでフィニッシュ!!
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いやはや、あまりにバイトが少ないので少し焦ってましたが・・・
これでミッションクリアです♪

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ワームは「バークレイ・パワーミノー4インチ」
・・・某ショップさんで特価販売してたのをリアクションバイトしたんですが、どうも廃番になってるみたいですね・・・(汗)
現在はソルトモデルの「ソルトウォーターミノー3インチ」 が販売されております。
今回は存在感を高める為にボリュームのある4インチをチョイスしてナイスな結果を得る事が出来ておりますが3インチも秀逸ですので是非お試しを!!
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(写真手前が3インチ、奥が4インチ。バサロはいずれも28gです)

・・・ちなみにパゴスでは「ソルトウォーターミノー3インチ」 の取扱いを行なっておりません(汗)
ですが、超定番であるフラッシュJの強力なライバルとしての取り扱いを検討しております♪


さて、今回アコウ(キジハタ)を捕獲した際に使用したロッド。
ゼナックさんからOKをもらったので今回初お披露目となる「スナイプ」の追加機種プロトです!!

『ゼナック スナイプS86XX(仮称・プロト)』
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(上が86プロトで下が既存の78です)

ワタシが展開する山陰ショアロックゲームはスピニングタックルの優位性を強く感じております。
それは「飛距離」であり、ディープゾーンに落とし込む際の「フリーフォール」だったり、正面からの強風でもフルキャスト出来る「使い勝手の良さ」だったりします。

昨今の多くのアングラーさんが注視されるであろう「感度」や「軽さ」は自分にとっては二の次だったりします(爆)
イメージは「掛けるまではオレがやるから掛けてから頼む!!」ってなカンジ。
なので軽さとかよりも絶対的な安心感をロッドに求めてしまうワケです。

現在のロックフィッシュ系ロッドのほぼ全てが「スピニングはベイトのフォロー的扱い」です。
ベイトに負けず劣らずのスペックを有し、更に遠投性を確保できるレングスを持ったロック用スピニングは皆無に等しい状態。
そんな中で色々なロッドを試しております。
その時に出会ったのが
「バレーヒル・ミッションサイファリストHRX CPXS-83MH」
であり、2014年から使い始めた
「ゼナック・スナイプS78XX」
であったりします。

今期からのスナイプ使用に関しては今年行なった「つり人社・ロックフィッシュ地獄」の取材においての「見栄」でハイエンドクラスのロッドを探していた時に出会った・・・といういきさつがあります(爆)
また、マグバイトさんとゼナックさんがご近所で仲が良く、「取り敢えず竿が見てみたい」とゆーワタシのわがままを即伝達&即対応して下さった・・・というものかなり大きいです。
そして実際に使用してマグバイトさんの動画撮影及びロックフィッシュ地獄取材に使用、それぞれナイスな結果を得ております♪

しかし、S78XXを使用し続けていくにあたり、気になる点が何点か出てきたのも事実。
それはロッド全体のレングス、リアグリップレングス、ガイドのリング径など。
購入を決め、お借りしていたサンプルロッドをお返しする際に図々しくもその事を伝えた所、今回のプロトを作って下さいました。

実際に販売になるかどうかは現時点では不明ですが、スナイプの追加機種として是非リリースして頂きたいと強く強く思っております。
因みに老舗のロッドメーカーさんだけあっていきなり素晴らしい感触のロッドを作っておられます♪
また、自分にとって「感度や軽量化は二の次」ですが、メーカーさん的にはその辺りの事もしっかり考慮に入れておられます♪
S78XXのような軽快さはありませんが、絶対的な安心感・安定感は激増!!
S86XXが世に出るとすれば確実に「ランカーハンター仕様」となります。
細部に関しては修正する箇所もあろうかと思いますが、今シーズン残りの釣行で酷使しながら感じ取り、フィードバックできればと思っています。

このロッドは
「ロングレングス化」
「リアグリップ大幅延長」
「ガイドリング径を大きく(ティップセクション)」
・・・とワタシが考える「山陰ショアロックフィッシュ用スピニングロッド」の理想を具現化して頂きました!!

尚、追加情報に関しましては進展&ゼナックさんからの公開OKサインがあり次第、追ってご報告させて頂きます♪


さて、良型アコウ(キジハタ)の捕獲に成功したワタシ。
「いつ帰ってもいいや状態」に突入です♪

アコウ(キジハタ)捕獲時間は午前7時。
「やはりアコウ(キジハタ)は7時前後ですな」と妙に納得です♪
取り敢えず10時くらいまでは頑張ってみようかとキャストを再開します。

相変わらずの無反応ですが、バイトは突然発生するので気は抜けませぬ。
同時にプロトロッドの感触を確かめつつ、広範囲に探りを入れます。
そんな中、ふと「S78XXを使ってみようか」という気になりロッドチェンジ。
86プロトには21g・28gの重めのバサロを、78には14gのバサロをセットしております。

今回、意識的に使ってみようと思っていたワームには「モリックス・ヴィラーゴ3インチ」も含まれております。
ヴィラーゴと重めのバサロはなんだかアンバランスに感じるので普段はあまり使わない14gを今回はチョイス。
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バサロは某ショップさんのオリカラである「ピンク/グロー」
ただし、ワタシの釣りはデイゲーム主体なので「発光よりも反射」が有利と考え、シルバーホロを貼ったチューンモデルを今回持参しております。
チューニングの方法はコチラhttp://pagos.jp/?p=75876で詳しく説明しておりますのでご覧くださいませ♪

・・・このコンビがドラマを生み出そうとはこの時は思いもしませんでした・・・


ここで補足です。
「マグバイト・バサロ」は全ウエイトを通して3インチクラスのワームをセッティングする事を推奨しております。
・・・なのに何故「重め(21g・28g)のバサロにヴィラーゴ3インチではアンバランス」と書いたのか?
それはワーム自体のボリュームや微妙な長さの差によるものでございます。
バサロの開発に当たってメインで使用したワームは「フィッシュアロー・フラッシュJシャッド3インチ」
それが最も安定、かつ高い威力を発揮したので「3インチを推奨」とさせて頂いております。
「モリックス・ヴィラーゴ3インチ」もフラッシュJと同じ「3インチ」なんですが、ヴィラーゴのボリュームは小さめ。
長さも約1cmレベルですが短めです。
それがセッティングした際の「アンバランスさ」と感じる結果となっております。

・・・この場で「アンバランス」と記述してるのはバンダナ的視点によるものです。
また、それは「動きが悪い」という意味では無くあくまでも見た目が自分の意にそぐわないという意味です。

ただし、実際にセッティングして「問題ない」「良いカンジ」と思われるのであればそのままお使い頂いてもOK!!
要はセッティング後のフォルムに違和感を持たなければ良いってコトです♪
1日キャストしてもアコウ(キジハタ)と出会える回数は1ケタ・・・と言うのがザラな世界です。
そんな中で違和感を感じたままキャストするのは非常に辛いハズ。
違和感による集中力の低下が原因で数少ないバイトを逃したくはないですよね♪
僅かなボリュームや長さの差異ですが、そこにもこだわって自分なりのベストセッティングを見出して頂ければ・・・と思います。

尚、ボリュームが小さいヴィラーゴ3インチですが、14gから下のバサロになると途端に非常に良いカンジとなります♪
そのコンビネーションが後述する「おスギさん捕獲」に繋がっております!!
14gまでのバサロを多用されている方は「ヴィラーゴ必須」です!!
virago3_1vassallo_1
【モリックス】ヴィラーゴ3インチ⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10005315/
【マグバイト】エクストリームスイミングリグ・バサロ⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10005286/


ショアからキャストする根魚シンカー14gは比較的重めと判断されるウエイト。
しかし、自身にとっては軽量の部類。
遠距離攻撃やディープ攻略を主体とするので21gや28gオンリーでゲームを展開する事が多いです。

その「軽い」14gでスローな釣りを試してみます。
それが功を奏したのかカサゴ氏がポツポツヒットしてきます♪
スロー気味なフォールがカサゴ氏の琴線に触れてるみたい。

そして「その時」がやってきます・・・

やや沖向き+並行気味にフルキャスト。
ボトム着底を待ってからアクションスタート。
スローなスイミングとスローなテンションフォール・・・を意識。
(実際はイメージよりも早い動きだと思うんだけどね)

その何度目かのスイミングからのボトム着底、再度スイミングに移行した直後に「ヌヌーン」としたバイト。
フッキング動作せずに「聞いて」みるとラインが動いてる・・・
それを確認してからフッキングしたらいきなりドラグが悲鳴を上げてライン放出!!
必死で耐えつつも脳内には「ランカーアコウ?」や「もしかしてクエ?」の文字が・・・
なんにせよデカい魚がヒットしてるのは間違い無しです。

重たくも強烈な突っ込みをかわしつつ一進一退の攻防を展開。
ラインを巻いてはジー・・・
ラインを巻いてはジー・・・
そして少しずつ主導権がワタシのほうへ移行・・・
足元付近まで姿見ずの状態でしたが、やっとその姿が拝める状況に。

「コバンザメ!?」

姿を見た第一印象はまさにコレ。
水族館などでしか見た事が無い魚ですが、本気でコバンザメが釣れたと思っておりました(爆)

水面に姿を見せても相変わらず強烈なファイトを見せる「推定コバンザメ(笑)」
やり取りしながらタモの位置とランディング場所を確認。
そしてふと思い出した。
「過去に同じことがあったよな・・・」
それは2008年に壱岐へ行った時のコト。
釣友であり、壱岐で漁師をやってる「岡さん」と船でインチクをやってた際、突然岡さんのインチクをひったくっていった魚。
その時もエモノを一目見て「コバンザメ!?」と思ったのですがこの状況とオニのように酷似。
んで再度見直して正体を把握。
まさか浜田のショアでヒットしてくるとは・・・

既に5ダッシュ位喰らってるので即ランディングできるだろーとタモを伸ばした瞬間に
「第6ダッシュスタート♪」
左手に竿、右手に伸びきったタモの柄(6m)
にっちもさっちもいかない状況に陥ったもののドラグを緩め、ロッドを股で挟んでからタモを収納、タモを置いてファイト再開。
そして第8ダッシュが終わった直後にスパンとタモ入れに成功!!
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「おスギです」(爆)

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この魚、正式な名前は「スギ」
スズキ目スギ科スギ属で基本的に沖縄付近のお魚。
沖縄方面では養殖魚として一般的でお店では「トロカンパチ」とよく呼称されてるそうな。
別名「コバンザメノコバンノトレタウオ」なんて言われてるらしい・・・
確かにコバンザメに見えたしあながち適当な呼び名でもないですな(笑)

養殖おスギさんは養殖モノにありがちな脂ギッシュでモロ「トロカンパチ」らしいのですが、壱岐で捕獲して広島に持ち帰ったおスギさんは良くも悪くも淡泊な白身の魚ってカンジでした。
今回のおスギさんも脂ギッシュではなさそう。
取り敢えずキープする事にしたんですがクーラーはナシ。
活かすにもおスギさん、既にグロッキー状態・・・
このままストップフィッシング・・・でも良いのですが、10時までは頑張りたい・・・
そこで現場解体して重量軽減&鮮度低下阻止を図る事に。
上空でトンビ達が舞い舞いしてる中、おスギさんを解体。
バラした際に分離した頭と内臓、尻尾はいつの間にかトンビのご馳走に♪
本体はドンゴロスに入れて日陰に置きます。

解体作業完了後は小休止。
あーしんどかった。
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おスギさん捕獲でまた一つ「バサロの実績」が上書きされました。
浜田エリアでおスギさんと出会う確立はアコウ(キジハタ)よりも格段に低いのは間違いないかと。
そしてそのおスギさんに口を使わせるとなれば確率は激烈に低いかと。
そんな状況でおスギさんの目に適ったのが「バサロ」と「ヴィラーゴ」のコンビ。
今後、このリグがどんなドラマをもたらしてくれるのか?
これからの釣行の楽しみの一つです♪

おスギさん、86プロトで掛けたならば最高のテストが出来たんですが、こればかりは仕方なしです。
ただし、78でのやり取りで苦戦を強いられたのはやはりリアグリップが短かさが大きな要因の一つ。
その問題を解消し、尚且つ78と同等のパワーを有し、更に長さもある86ならばより楽にファイト出来たのは言うまでもないでしょう♪

ランカーアコウでもなく、ましてやクエでもありませんでしたので嬉しいような嬉しくないような・・・
「いや、嬉しい!!」
そう自分に言い聞かせつつ・・・どうやって食べるか思考を巡らせます(爆)

その後はカサゴ氏がポツリポツリヒットしただけで10時を迎えます。
丁度その頃にパラっとですが雨が降ったのでそれを終了の合図と捉えストップフィッシング。
持参した水(2リットル)は半分程度残っており、水分補給して手を洗い、タオルを濡らして顔を拭いてさっぱりします。
これから待ち受ける帰路のコトを思いつつ・・・

アップダウンがやや激しい地磯への道程ですが、行きよりも帰りの方が登りが多くなります。
そして今回は嬉しいかな悲しいかな行きより帰りの方が荷物が重くなってるとゆー・・・

長めの休憩をはさみつつ、車までの長い道のりを歩きます。
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一旦座ると動けなくなるので立ったまま休憩。
ブラブラしてると「アオバハゴロモ」の群生を発見。
よく見たら付近の枝にびっしり張り付いててムシ嫌いの人が見たら卒倒モンやな・・・

そして残りの水が無くなるタイミングで車まで帰還。
車内のクーラーに入れてキンキンに冷やしてたポカリを一気飲みして復活!!

車内でしばしクールダウンした後、今度は弥栄町に向けて移動を開始。

途中で「ウナギ用のミミズ」を確保しようと居そうな場所をチェックするも予想外の貧果。
最近の大雨が裏目に出てしまってるようです。
それでも・・・と途中途中で車を止め、側溝に溜まった落ち葉や土を掘り返すもミミズさん不在。
まさかミミズ捕りで苦戦するとは・・・
取り敢えずミミズ捕りはストップして弥栄のうどん屋「陽気な狩人さん」に久々のIN。
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特製おろし冷やうどん+おにぎりセットを食します。
おにぎりセットはプラス150円というリーズナブルさが魅力です♪
付け合せの内容は季節や来店のタイミングで変化して飽きる事がありません。
因みに肉は店で解体されたイノシシっす。

久し振りのうどんですがやはり美味い・・・

うどんを食しつつ、大将と話してると先程釣ったおスギさんの話になり、そのまま「食べてみよう」という話に。
おスギさんが厨房に消えて数分・・・
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美味しそうな刺身になって戻ってきました♪
早速食してみると・・・
「美味いですやん♪」
以前おスギさんを食べた時は「まあこんなもんでしょうな」と思ったのが素直な感想でしたが、これは美味い♪
トロカンパチと呼ぶには脂ギッシュしてませんが、癖がなくほんのりと甘い・・・
寿司にしたら絶対に美味いと確信しております。
島根エリアでは狙って獲れる魚ではありませんが、また遭遇する機会があれば今度は寿司にしてみよう♪
残りのおスギさんは大将に進呈、更に「干しカマ」も炙ってもらってなんとも贅沢な昼食と相成っております。

昼食後はコーヒーを飲みつつ日陰でまったり・・・
「嗚呼、至極ノ時也・・・」
しばしくつろいだ後に「ミミズ」のコトを思い出し裏の畑を掘らせてもらう事に。
丁度、店に来ていた少年の兄弟2人を引き連れてミミズ探索再開です。
少年たちはココで数日前に大量のミミズを捕獲していたらしい・・・
その場所を教えてもらい、掘り返すコト約10分で十分な量のミミズを確保♪
少年たち、サンキューでした!!

至極の時を過ごし、やや後ろ髪をひかれるカタチで陽気な狩人さんを後に。

これから数日は天候が不安定。
釣行日程は立てておらず17日までひたすらに実家でまったりとするつもり。
その前に・・・この日2度目の釣りを展開♪

その結果は実家における「2日連続ウナギ祭り」に繋がっております♪
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以前から両親に言われていた「ご飯の見えないウナ丼が食べたい指令」をやっとこさ完遂!!
親父にいたっては「蒸し」からの「炭火焼き」を提唱&実践する始末(爆)
お陰様で非常にナイスなウナギ祭りとなりました♪

少し遅めの「丑の日」でしたが、実家の家族全員、心行くまで堪能させて頂いております。

そして17日まではひたすらのんびりまったりとした時間を過ごし・・・
18日からの職場復帰が非常に辛くなってしまったのは言うまでもありませぬ(笑)

今回の釣行は本命のアコウ(キジハタ)捕獲に始まり、プロトロッドの感触を確かめ、更に予想外のビッグファイトも経験。
文字通り「朝から晩まで釣りしまくり」でしたのでかなりへらちょんぺになりましたが、非常に内容の濃い1日となりました。

終わりの見えない「バサロの可能性」
新たな「スナイプ誕生の予感」
超定番とそれを取り巻くワーム達の「魅力の再発見」

今期の残りはもちろん、来季に至るまで山陰ショアロックゲームの楽しみは尽きる事がありません!!

さて、次はどんなドラマが待ちうけてるだろうか???