闇ヲ徘徊ス・・・其ノ5「久し振りの山陰にて」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
2月28日、約1ヵ月ぶりに山陰入りしてきました。
大阪FSでは常に体調に気を使って事なきを得たんだけど、帰ってから安心して気を抜いたせいか体調を崩しておりました。
その体調もやっとこさ元に戻り、この週末を迎えたってワケ。
・・・にもかかわらずその週末を狙ったかのような荒天、更に今回は寒気と雨が追い打ちをかけてきたとゆー・・・
・・・数日前まで春を感じさせる陽気だったのに・・・
今回は早めに出発して明るい内に先日到着した「ロック&グルーパーのプロトロッド」の感触を確かめ、暗くなってから釣りを開始するプランでございます♪
夜半過ぎから雨が降るとの予報でしたので状況はかなり厳しいだろーと判断。
ですが、久しぶりとなる山陰釣行にテンションは高まる一方でございます♪
また、途中からお客様の「W邊氏」と「おうじろうさん」がそれぞれ山陰入り、合流する事となっておりました。
だからたとえ釣れなくってもワイワイ楽しめるだろーと・・・(爆)
出発は28日正午チョイ過ぎ。
アセる必要は皆無なので下道を通りつつ、少々遠回りしつつ浜田方面に向け車を走らせます。
途中、雪をクーラーに詰め込み、約2時間チョイで浜田着。
久方ぶりなので海藻の伸び具合がわけわかめ。
先ずは入釣を予定しているポイントに行き、海藻の状況をチェックします。
この日の海況は外洋側は釣りNG。
港湾部や内湾を中心としたゲーム展開になるであろうウネリ具合でございました。
また、明るい内はとにかく北東からの風が強く、このまま夜を迎えるとすれば苦戦を強いられるコト必至な状況。
・・・結局暗くなると共に風は落ちたんだけどね♪
出来るだけ高い場所からエリア全体を見下ろします。
例年「海藻ゼブラ模様」になって釣り不可になるエリアなんだけど、現時点ではまだ釣り可能♪
ただし、トレースするコースを間違ったら一発根掛かり。
また、切れ藻も多くプラッギングよりもジグヘッド+ワームが有利かな・・・と判断しております。
ひとしきりエリアをチェックしてから浜田(瀬戸ヶ島)は「加宝丸渡船さん」の近くでロック&グルーパータックルをセッティング。
そして「全く釣れそうにない(爆)」状況の中でフルキャスト!!
今回届いたのは「ゼナック・スナイプS86XX」のセカンドプロト。
ファーストプロトで気になったグリップ周りとブランク全体のハリを調整してもらって更に「RGガイド」をセッティング。
・・・詳細を書きだすとこれだけでブログが一つ二つ出来るレベルなので、ここでは詳細を割愛いたしますが「パーフェクト!!」です♪
詳細はまた別ブログで「じっくりたっぷり」ご報告しますのでしばしお待ち下さいませ♪
因みに爆風の港内でフルキャスト&即回収を繰り返してたんで周りにおられた方は「アンタ何やってんの?」ってカンジだったと思います(笑)
そうこうしてる内に夕方を迎え「W邊氏」より浜田に到着したとの入電アリ。
さっそく合流してポイントに向かいます。
釣り場に着いてみると「あれ?風が無くなってる・・・」
先程立ち寄った時は爆風レベルだった風がいつの間にか落ちて非常に釣りがしやすい状況に変化♪
周囲もまだ明るく、サッと準備して「W邊氏」にエリアの概況説明と海藻の位置を把握してもらいます。
そしてゲームスタート。
しばらくすると陽も落ち、辺りは少しずつ闇に飲み込まれてゆきます・・・
ワタシは「フィッシュアロー・フラッシュJ1インチSW」をセットしてキャスト・
これから天気が悪くなることを考慮すると夕マズメでなんとか釣っとかなければ・・・
そんな思いで周囲を素早くサーチ。
そして表層早引きで何かがギラッとバイト!!
毎回バイトしてくるもののフッキングに至らず・・・でしたが、数度目のキャストでゴンっとバイト&フッキング♪
キャッチしたのはヒラセイゴ。
「このスポットなら外す事はないだろう・・・」と推測しておりましたがまさにその通り♪
間違いなくベイトフィッシュを追いかけているだろう個体であり、フラッシュJ1インチSWシリーズは状況にベストマッチしております!!
山陰ではこれから「稚アユ」の接岸が始まります。
この日は稚アユの姿はどのエリアでも皆無でしたが、その姿をいつ目撃してもおかしくないシーズンになります。
そして稚アユの群れが溜まるエリアは総じて「ヒラセイゴ」や「メバル」の好エリアになる事が多いです。
一昨年は大規模な接岸、去年は小規模接岸と年によって接岸するタイミングや量はマチマチ。
それでも「どこかに必ず接岸」してきますのでこれからの山陰釣行では要チェック項目の一つに入れておいて下さい♪
・・・それと稚アユパターンに効果絶大の「フラッシュJ1インチSWシリーズ」を忍ばせておいて下さい!!
毎キャスト毎のバイト、そして捕獲。
「ここだ!!」と確信したのですぐさま「W邊氏」を呼んでキャストしてもらう事に。
んで、セオリー通りのロッドポジションとリーリングスピードを展開する「W邊氏」に即ダメ出し。
「ロッドは立てて」
「リーリングはもっと早く」
「表層を完全意識」
この3点を意識しつつキャストしてもらったらすぐに反応アリ。
そして数回目のキャストでW邊氏のロッドが大きく曲がります♪
因みにロッドは「ガレオン・ロックブレードイレブン73」です♪
「W邊氏、初ヒラセイゴゲット♪」
おめでとうございます!!
その直後にもう1匹を捕獲され、時合の到来を確信・・・したもののショートバイトばかりでフッキングさせる事が出来ない・・・。
その内にバイト自体も遠のき、実質15分程度の時合は文字通り「あっという間」に収束を迎えております。
それでも「嬉しい」「楽しい」を連呼されてたのでワタシとしても満足でございます♪
ぶっちゃけますと「一人最低でも5本はカタい・・・」と思ってたんですけどね(笑)
急な水温低下、もしくは他の要因でベイトの集まりが悪く、一瞬の時合になってしまったのだろうと推測しております。
・・・海藻の繁茂具合やエリア的、シーズン的にメバルが混じる可能性も考慮してたんだけどこの日、メバルの姿は皆無・・・
山陰メバルよ・・・ドコ行った???
その後はエリア全体に渡ってキャスト&サーチをかけてみたものの反応無し。
そして「おうじろうさん」からの到着連絡があった時点でエリアを見切って合流すべく移動。
ココからツラく長い行軍が始まります(爆)
3人でキャスト出来、尚且つ釣れそうなエリア(浜田~益田間)を転戦。
しかしどのエリアも悲しい位に反応ナシ。
・・・厳密にいうとミニマル(小さいマルセイゴ)がポツンとヒットしたりしたんだけど、特筆すべき釣果は皆無。
そして午後11頃から雨が降り出し、一層「釣れないムード」が濃くなります。
「降雨=アングラーが居なくなる」
とゆー状況でどのエリアもスムーズに入る事が出来たんだけど、魚もいなかったとゆー・・・(爆)
日付変更線を越えた頃に「W邊氏」が本来の目的の為に一旦ゲームエンド&移動される事に。
W邊氏、お疲れ様でした!!
厳しい状況でしたが取り敢えず初ヒラセイゴを捕獲したという事でOKとしておくんなまし♪
また機会があったらご一緒させて下さい!!
「W邊氏」と別れてからは「おうじろうさん」と共に再びあっちこっちと転戦するもドコに行っても反応ナッシング。
そしてワタシの体力が夜明けを待つことなく尽き果て・・・
夕マズメにヒラセイゴを釣ったエリアまで道案内してからワタシは離脱する事に。
本来ならばスポットまでご案内するのが筋なんですが、まともな思考すら出来ない位「へらちょんぺ」になっておりまして・・・
「おうじろうさん」すみませぬ・・・
帰りの中国山地は白くなっておりましたが、予想したほどに雪は積もっておらず途中で何度か「お亡くなり」になりながらも無事に実家に戻る事が出来ました。
あー疲れた。
捕獲したヒラセイゴを捌いてみた所、イワシだったであろう消化されたベイトが少し胃の中にあっただけで後はカラッポでした。
それでも身の周りには脂アリ、今回は塩焼きにしたんですが言うまでもなく「激ウマ」でした♪
因みに1月に同じエリアで捕獲したヒラセイゴはお腹いっぱいにイワシを喰ってましたね。
やはり今回はベイトの集まりが悪かったようです。
まあ今回は寒気と雨のせいにしておこうかな(爆)
浜田の各エリアでは「テナシイカ(ヤリイカ)」を狙う方が多く見受けられます。
ワタシも今回の浜田入りに際してエギを数個忍ばせてました(笑)
時期的には浜田の港内に群れが入ってきてもおかしくないのですが、今年はまだの様子。
・・・厳密にいうと浜田港内でも釣れた話はあるのですが、群れが大挙して押し寄せてきた・・・という状況ではありません。
ロック&グルーパーロッドを振り回してる時に丁度「加宝丸」の船長が来られて話をしたんですが、沖波止(伍八波止)では良く釣れてるんだけど、目と鼻の先にある地波止(瀬戸ヶ島)ではあまり釣れてない・・・とのコト。
それらを総合して「まだ浜田港内に群れは入ってきていない」と判断をしております。
・・・でも、今日明日あたり群れが入ってくるかもしれない・・・
そんな微妙な時期を迎えているのも事実でございます♪
これからしばらくの間、山陰入りされる際は
「エギ(イカ釣りタックル)を持って行く」
「各エリアの外灯下をチェック」
「エサ師の釣況をチェック」
する事をお忘れなく♪
タイミングさえ良ければ「お土産大漁」に遭遇できる「かも」です♪
今回は気温が低く、オマケに雨も降って中々に厳しい状況でした。
が、海の中が確実に春に向かって進んでいる事を実感しました。
それだけでも何だかうれしくなってしまいます♪
それを踏まえて「次回はあそこをチェックしよう」などと算段している今日この頃・・・
さて、次は釣れるかな???