最高の雄の尺ヤマメに出会えました!(スタッフ増田釣行記)
スタッフ増田です!
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お盆が明けると、山の方は一気に秋の気配が濃くなり、渓流魚たちも産卵を強く意識し始めます。
夏の間に大きく成長した魚が狙えるので、渓流アングラーたちは気合が入るシーズンです!
例に漏れずその一人のぼくも、8月後半のヤマメの川へ行ってきました!
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何年か通っている川なので、良いサイズが現れる場所はおおよそ把握済み。
狙い通り釣れてくれれば、早めに切り上げて、道の駅で地酒を買って帰り、祝杯をあげる予定でスタート。
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最初に入ったのは田んぼの脇を流れる里川。
ここぞというポイントも反応なし。
さすがにシーズン終盤ということもあり厳しい…。
早めに見切って移動します。
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次に選んだのは、先ほどの里川とガラッと雰囲気を変えて、周りを木に囲まれた薄暗い川。
川幅は狭いですが、所々に水深のあるポイントがあり、良いサイズはそこに潜んでいるので慎重に歩いていきます。
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ほとんど魚の反応がない中、核心部に到着。
ルアーは、この時期から出番の増える『ソウルズ バラッド RⅡ』。
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流れが当たる大きな岩の下のえぐれにルアーを送り込んで、2回ヒラ打ちさせたところで「ガツン!!」
トラウト特有のローリングで抵抗する魚体は、余裕の尺上ヤマメ…!!
巻きアワセでフックを深く刺そうとしたところで、「フッ…」とテンションが抜けてしまいました…。
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キャストからアクション、バイトまでイメージ通りでしたが、フッキングが決まらず…。
ほんとに今年はバラシが多く、いまだに解消されず悩んでます…。
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何がいけなかったんだろうな…、と気を落としながらも進んでいくと、小さいながらうっすらと側線付近が赤くなったヤマメが釣れてくれました。
やはり徐々に秋に向けて季節は進んでいるようです。
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そのあとも、ボサをかき分け、今までないくらいこの川を上がってみましたが、反応はなく次の川へ。
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大雨の影響で少し渓相が変わっていたのと、若干他の釣り人が入ったような気配もあり、ほとんどチェイスもないまま退渓。
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ここまでの川のどこかで良い魚が出てくれるかも、と思っていたところで痛恨のバラし。
この水系で良い魚が釣れそうなフィールドのストックがなくなり、早めの昼食をとりながら一人で作戦会議をした結果、イチかバチか行ったことのない川へ入ってみることに決定。
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まずは入渓点探しをしていると、今では見かけなくなったカタツムリがいたので、思わず撮影。笑
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川まで下りてみるとこんな雰囲気。
水が綺麗で、もう昼でしたがここまでの川に比べて水温が1~2℃低い!
これは期待できるかも、と思ったのですが、入渓点のすぐ下流のポイントを覗いてみるとナマズを発見。
渓流にナマズ?やっぱりダメかも笑
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でも初場所ということでワクワクでスタート!
川にかかる蜘蛛の糸が不自然に切れていることもあり、さすがにここも人が入っているかも、と思っていると、突然数メートル先をイノシシの親子3頭が右から左へ川を横断!そのまま山へ消えていきました。
少しビビリながらも、直近で人が入ってないということだろう!と謎のプラス思考を発揮して、熊鈴を強めに鳴り響かせながら進みます。
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期待に反してしばらく反応が無かったですが、少しアプローチの難易度の高いポイントで、そこそこ良いサイズが1度だけチェイスしてきました。
とりあえず、魚の生息は確認。
モチベーションを高めて釣り上がります。
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小さな堰堤をいくつか超えて、狭く深いストレートな瀬に出ました。
底には岩、川岸には葦が生えて、大物が身を潜めていそうな雰囲気。
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ルアーを『スプリーモ バイラ 50XH』に交換。
瀬頭にキャストして、7gのウェイトを活かしてズドンとレンジを入れ、2回リフト&フォールをしたところで「ガツン!!」
良いサイズなのは、強烈な引きですぐに確信!
ラインテンションだけは抜かないように、ゆっくりと巻き寄せ、ランディングに成功!
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興奮気味の自分の息を少し整え、脱走されてはいけないので、ルアーを口から外す前にスマホでパシャリ。
厳つい顔にドキドキが止まりません…!!
少し見えづらいですが、フロントフックはカンヌキに、リアフックも口の中という奇跡的な理想の掛かり方。
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フックを外してあげて撮影タイム。
落ちた鼻、盛り上がる背中、ヒレの形、体の厚み、うっすらと入る婚姻色。
今まで釣ったヤマメ、いや、全ての魚の中で最高の1尾かもしれません!
それくらい格好いい雄の尺ヤマメでした!!
「魚」編に「尊」で「鱒」と書く、トラウトたち。
魚の種類は多いですが、生涯を通してここまで姿や色が変化する種族は珍しいのではないでしょうか。
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動画の撮影にも付き合ってもらいました。
この魚を釣った直後、ザーッと強い雨が降ってきたときには、何か感じるものがありました。
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この先出会えるか分からないくらい素晴らしいヤマメなので、なかなかリリースできずにいましたが、最後は自分でネットから脱出して川へ戻って行きました。
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そのあとは、魚止めと思われる堰堤まで釣り上がり終了。
このヤマメのお陰で、道の駅が開いている時間に終了できて、無事お土産を買って祝杯をあげることができました。
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最高の1尾が釣れたので、9月からの鳥取渓流釣行は肩の力を抜いて楽しめそうです♪
8月中もまだ釣行のチャンスがあるので、良い魚との出会いを求めて川に行ってみます!
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【タックル】
ロッド:ティムコ フェンウィック FS53CL-3J “Undercut Bank”
リール:ABU アンバサダー 2500C(渓流ベイトフィネスチューン)
ライン:バリバス スーパートラウトアドバンス ダブルクロスPE X8 ハイビスオレンジ 0.6号
リーダー:バリバス ライトゲームショックリーダー 7LB