「ファントム(幻)カップ2012」インプレッション(バンダナ釣行記)

 2012年9月25日

バンダナです。

・・・少々かなりとっても遅くなってしまいましたが・・・

9月8日(土)に開催されました「ファントムカップ2012」に参加させて頂いた時の模様をご報告いたしまする。

尚、画像の殆どをポッキンさんの許可を頂いてポッキンさん及びお仲間の方のブログや画像データより拝借させて頂いております。
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ファントムカップはポッキンさんをメインとしてアコウ(キジハタ)を愛するアングラーが企画されたワンデイトーナメント。
アコウ3匹の総重量で勝負する内容です。

メイン会場は「福山市内海町横島・横山海水浴場」で時間内に戻って来る事が出来ればドコに行ってもOKな大会です。
また、他の大会ではあまり採用されない「渡船の利用」もOKとなっております。
競技時間は16:30~22:30まで。
当日の午前中に瀬戸内海を震源とした地震があり、また天候も良くないとの事でしたがそれでも70名の参加枠の内、62名の猛者達が参加されたとの事です。

ワタシはRock氏と共に参加。
釣友であり「エコギアスタッフ」でもあるセトコージさんも参加しておりまする。
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大会当日の天気に関してはエリアによって強風だったものの雨は降らず。
その代わり日中は非常に暑くブースを設置されている各メーカーさんや大会運営スタッフの方は皆汗ダクダク。

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競技開始までは各ブースに展示された商品を見たり、リールやロッドを展示されているメーカーさんに至っては実際にキャストする事も可能で皆さんじっくりしっかり見て触っておられました♪

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そして午後4時になり大会スタート。
ポッキンさんからのルール説明の後、各自一斉にスタートします。

今大会はセトコージさんとも一緒に動くつもりでしたが本人がどうしても狙いたいエリアがあるらしく別行動。
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ワタシとRock氏は「生名島」に行く予定にしておりまずは因島まで行ってそこからフェリーに乗り生名島入りしました。
※生名島がドコにあってどんな島なのかは「生名島」でググッて下さいまし。

移動だけでも時間が掛かるので実際に釣りが出来る時間は3時間あるなし。
お互いに初めてのエリアで事前情報はほとんど無し。
単純に「移動に時間のかかる離島であればプレッシャーも少ないだろう」という考えのみでの生名島入りです(笑)

Rock氏もワタシも山陰エリアでのアコウ狙いに固執しておりタックルも「山陰仕様」
そのタックルで瀬戸内アコウにどれだけ迫る事が出来るのか?が今回のメインテーマになっております。

山陰で使用するのはスピニングタックル。
足元やピンスポットをじっくり探るよりも広範囲をトレース出来る方が「今の所」山陰では有利。
それも圧倒的に。
初めて山陰エリアでアコウを狙う方の殆どがベイトタックルを携えておられましたがその圧倒的な釣果差の前にスピニングタックルに持ち替えられた程です。
ワタシ個人としましても「山陰エリア=スピニングタックル」という図式に絶対の自信を持っておりまする。

・・・が、

今回の釣行ではスピニングタックルの出番はほぼ皆無。
最初はスピニングタックルでフルキャストして探っておりましたが変化のあるストラクチャーを探すだけでも一苦労。
それよりも波止際の敷石やテトラ周りを攻める方が効率が良い・・・
そうなると遠投性能よりも精度の高いキャスト、手返しの良いキャストが求められ自然とベイトタックルに手が伸びます。

ただし、使用するリグは山陰仕様のまま。
「ダミキジャパン・スリンヘッド」にシャッド系ワームを組み合わせたスイミング仕様でのゲームを展開してゆきます。
スリンヘッドのウエイトは10gや14gをチョイス。
出来るだけ自然なアクションを心がけます。

プライベートフィッシングでの3時間はそれなりに長い時間であると感覚されますが、大会での3時間は非常に短いっす・・・
テンポ良くランガンするのが得策であるのですが実際に回れるのは3~4カ所が限度。
特に初めてのエリアであれば周囲の状況把握にも時間が掛かり、今回は2カ所回るのが精一杯でした。

一番良さそうだと思ってチョイスした最初の港ではアタリすら取れず・・・
2つ目の港に行く頃には残り時間が少なくなっており他にアテは無し・・・
全てをこの港に掛ける事に。

足元の敷石の際を丹念にトレースします。

それでもバイトは無く焦りが強まった頃、やや離れてキャストしていたRock氏がアコウ捕獲!!
サイズは小さめですがアコウが釣れたという事実が二人の活性を急上昇させてくれます♪

その後、波止と並行にキャストしたワタシ。
暗くて見えておりませんでしたがRock氏の目の前に着水したようです。
そしてフォール・・・・・・コンっ!!!

反射的にフッキング。
アコウらしい抵抗はないものの重量感タップリでなによりファーストフィッシュになる魚なので逃すワケにはまいりませぬ。
ラストは一気にブチ抜き。
アコウでもカサゴでもない妙なシルエット。
ライトで照らしたら・・・
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「オニオコゼ」
自身初のエモノでございまする♪
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ヒットワームは「モリックス・RAシャッド3インチ」、ヘッドのウエイトは10gです。
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・・・因みにオニオコゼは「強毒魚」に分類される魚。
刺されたらシャレになりません。
ただし、毒は背ビレのトゲのみに存在しておりますのでそれさえ注意すればOK。
それを踏まえてのブツ持ちですが、マネして刺されても関知できませんので悪しからず。
ランディングツールを使うのが良いかとは思いますが、個人的にはブラブラしてかえって危なっかしく感じるのでバス持ちしております。

「自身初」「今日初」のエモノだけに嬉しさが一気にこみ上げてきますが検量対象はアコウのみ。
少し残念な気もしない訳ではありませんが・・・やっぱ嬉しいっすわ♪

そしてタイムリミットの9時を迎えました。

帰りのフェリーの時間が迫っており急いでライブウェルに海水を汲み、エモノを放り込みます。
(ファントムカップでは死魚は検量対象外となるルールです)

会場に戻ってみると既に多くのアングラーさんが戻っておられました。
話しを聞いているとウェイインされた方は非常に少ないとのコト。
Rock氏のアコウを検量、そのついでにオニオコゼも検量してもらいました♪
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そして記念撮影もしっかり撮ってもらっております♪

セトコージさんも戻っており結果を聞いたらアコウらしき魚を掛けたものの岩にスタックされて獲れなかったとのコト。
それでも自身の組み立てたプランを最後まで展開したようで充実した顔をしておりました。

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大会自体は62名中、ウエイインが9名。
そんな状況でもリミットメイクを達成された方もおられたというから驚きです。
大会に出た以上、上位を目指すのは至極当然の事ではありますがランクイン出来なくとも自身の釣りを完遂する事が出来ればそれでいいのかも。

因みにRock氏は6位でした♪

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表彰の後はゲストとして会場に来られた「カンジインターナショナル・弓削氏」「オーシャンルーラー・金丸氏」とポッキンさんのショートトーク。
そしてじゃんけん大会。
Rock氏はここでも弓削氏お手製のロッドをゲット!!
ライトケンサキに良さそうなので今度のライケンの際に使ってみて下さい♪

普段は大会を運営する側。
こういった大会にはなかなか出る事が出来ませんが今回、思い切って参加してみてとても良かったと思います。
パゴスの大会にも流用できる内容もあり非常に勉強になりました。
アコウの大会以外にもメバルの大会も企画しておられますので今後は出来る限り参加させて頂きたいと思っております。

ポッキンさん、運営スタッフの皆さん、メーカーの皆さん本当にお疲れ様でした!!
次回は「外道賞」を是非っ!!!

日付が変わる頃にファントムカップ2012の閉幕。

ワタシとRock氏はそれから一気に山越えして山陰入りしております・・・
その時の模様はコチラっす⇒ http://pagos.jp/?p=54793

そして強行日程から帰広した次の夜・・・
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「オニオコゼの唐揚げ」
美味いとは聞いておりましたがここまで美味いとは・・・
一見するとグロい魚ですがその味を知ってしまったら虜になってしまいますわ・・・
先ずは上半身、次の日の夜に残りを食し文字通り「骨の髄まで」堪能させて頂きました♪

・・・狙って獲れれば良いのだけれどもそうもいかねーだろーなー・・・

山陰で活躍するスピニングタックルは沈黙しましたがスリンヘッド+シャッド系ワームは瀬戸内ロックゲームでも十分に通用しそう。
実際にネットショップでは瀬戸内エリアで使用されるであろう地域の方からの注文も多く頂いております♪
山陰とは全く違うゲーム展開で面白かったし、来シーズンは瀬戸内にも出没してみようかなー・・・
自身が目指すトコロはまだまだ遥か高い位置にありますが少しずつ「とっかかり」を見つけてよじ登っていきたいと思いまする。

次回、ファントムカップが開催される際にはしっかり作戦を練って参戦したいと思います♪