闇ヲ徘徊ス・・・序章「2011年10月・新色」(バンダナ釣行記)

 2011年10月24日

バンダナです。

・・・先に言っておきますが「何も釣れてません」

10月22日・23日とお休みを頂戴しておりました。

22日はライトケンサキの予定でしたが「狙った」かのような荒天により中止・・・
ダダ下がってしまったテンションをそのままに22日は大人しくしておりました。

そして23日の午後3時過ぎより山陰に向け出発。

今回はアコウタックル以外に「赤竿」「メバルタックル」が車に搭載されておりまする♪

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気温・水温の低下と共に「メバル」を意識する方が急増中。
・・・ワタシもその中の一人でございまする。
ワタシが担当してるネットショップでもメバル用プラグ・ワームの動きが格段に良くなってきており地域によっては既にスタートしているのかもです。

ただ、ワタシが通う山陰エリアに限ってはまだまだ気温・水温共に高い状態が続いておりまする。
いつも見てる気象庁の海水温データによると10/23現在で山陰近海の海水温は約23℃
http://www.data.kishou.go.jp/db/kaikyo/daily/sst_jp.html
海水温に関しては昨年の今頃よりは若干低いみたい。

ネットで調べるとメバルの適水温が「8~22℃」らしいのでそれを考えるとシーズンインはまだまだ先なのかなと思ってたりして・・・
一度でも寒気がやって来て冬型になると一気に気温・水温が下がって「それらしい状況」になるんですが「下がって安定」するまではもう少し時間がかかりそうです。

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ノンビリと下道を走り5時頃に浜田に到着。
・・・R9バイパスがえらい渋滞してると思ったら道の駅「ゆうひパーク浜田」付近で交通事故があったみたい。
しばし足止めを喰らった後、目的の地磯入り口に到着。

周囲は既に暗くなり始めており慌てて地磯IN。
浜田エリア・某地磯 
・・・ルアーの動きと地磯の詳細な地形・水中のストラクチャーを目視にてチェックしようかと思ってたんだけどムリですわ・・・。

ややウネリの残る海面。
風は非常に穏やかでメバルシーズンの真っ最中なら「やらかしましたわ♪」ってカンジの状況。
異なる点は「水の温さ」「ロンTで全然平気」な事。

「恐らく無音(アタリが無いコト)だろう」

そう思いながら数ヶ月ぶりに「クラリス」を握りキャスト開始。
今シーズンはこの「レッドブル」ともう1本別コンセプトのメバルロッドを携えての山陰釣行を予定。
オフト・スモーキー クラリス1203
数投の後にキャストのカンを取り戻したもののアタリはありませぬ。

このエリア、昨シーズンは入っていないエリアですが非常に良いイメージ。
空は雲の合間から星が見える程度でしたが沖合いのイカ釣り船からの漁火が雲に反射しており満月の時と同じかそれ以上に明るい状況。
ストラクチャーの際やサラシなど気になるエリアも目視で確認しながらキャスト&リーリング。
これで間違って「カツン」とでもあれば最高だったのですが予想通り無音のまま約1時間程度で見切りをつけゲームエンド。

近くに2~3あるスポットもチェックしましたが結果は同様でございまする。

まぁワタシらしいスローなスタートです♪
今年の山陰アコウと同じように少~しずつレベルUPしていきたいと思いまする。

「確かな情報スジ」からもたらされたネタによると既に釣っている方もおられるのでこれからはアコウ狙いと平行して意識的にチェックしてみようかなと。

2011年10月23日、バンダナ的山陰メバルゲームは静かに再始動です!!

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さて、ブログタイトルの「新色」ですが、「リッジ35SS/F」のパゴスオリカラの詳細についてです。

・・・今回のブログはコチラが本題だったりします。
リッジ35SS/パゴスオリカラ/ホロリウム仕様 
パゴスが今回リリースする
「ジップベイツ リッジ35SS/F」パゴスオリジナルカラーは
「ケイムラ仕様」
そして・・・
「ホロリウム仕様」の2タイプ。

「ホロリウム」という名前でピンと来た方もおられるかも・・・

「ホロリウム」「ヤリエさん(http://www.etanba.co.jp/index.html)」が作られた「ホログラム+夜光」の特性を持つ粒子。
デイではホログラムが光を反射してキラキラ光り、ナイトでは蓄光させる事によりホロ自体から光を発します。
今現在、ヤリエさんでは管理釣り場のスプーンにこの「ホロリウム仕様」があり好評発売中です!!

この「ホロリウム」の存在を知った瞬間、「メバルゲームへの転用」が脳内に急浮上。
それと時を同じくして「リッジ 2011年パゴスオリカラ」のカラーを考え始めていたコトもあり2つのコラボレーションを模索し始めました。
今考えると運命的な出会いだったのかも・・・です。

「夜はただの夜光ぢゃねーの?」と思う方もおられるかもですが、「ホロリウム」が塗りの夜光ボディと異なる点は「小さな点で光るコト」
ホロリウム発光イメージ1 
「リッジ35 ホロリウム仕様 発光イメージ」

・・・写真撮りが下手なので申し訳ないのですが暗闇で実物の発光を見たらその美しさに驚かれるかと・・・
「小さなプラネタリウム」というイメージでございます。
サンプルモデルを本店スタッフに見てもらったら皆一様に「すごい・・・」の一言。

その美しさもさることながらメバルゲームにおける最大の特徴は「光によるプランクトン群の演出」
メバルがメインベイトの一つであるプランクトンを捕食する際、一つ一つを口に入れるのではなくプランクトンが集まっている部分を海水ごと吸い込んでエラでプランクトンだけを濾し取り食べるとい説が最有力視されておりワタシもそれに強く共感しております。
(極端に言えばクジラが大きな口を開けてオキアミの塊を海水ごと吸い込んで食べるイメージ)
それを行なうには潮目やワンドに集まったプランクトンの塊に突撃するのが普通なのではないか?そう思っております。

これまでメバルプラグでアミカラーと称されるカラーはクリアボディに赤ラメが基本だと思います。
クリアボディが水に溶け込み、その表面にちりばめられた赤ラメがアミ・プランクトン群をイメージさせる・・・といったカンジ。
このカラーはプラグ・ワームを問わず人気があり、また高い結果を生み出すカラーでもあります。

また、プラントンパターンでなくともクリアボディにラメがちりばめてあるルアーはラメのキラメキ、もしくはコントラストに惹きつけられたターゲットのバイトを誘うモノ。
クリアボディ自体も完全に水に溶け込めるワケではありませんのでその「モヤっと感」がプランクトン群に見えるのでは?と思ってみたり・・・
実際のトコロはメバルに聞いてみないと分からないコトではありますがシャッド系のプラグを使っているけど実際はプランクトンパターンでヒットしてる・・・なんてコトが起こっているのかもです。

「ホロリウム」は小さな粒の発光によりプランクトン1匹1匹をイメージ。
それをプラグ表面にちりばめる事によりプランクトン群を演出します。
また、デイやマズメ時にはホロの反射でもターゲットを誘います!!

「ホロリウム」のような発光パターンをもつメバル用プラグはワタシの知る限り現存しておりません。
・・・という事は「見切られてない」というコトに繋がります♪
そうであればプレッシャーの高いエリアでも効果を発揮するハズ・・・と期待しております!!
ホロリウム発光イメージ2 

ただ、「光るプランクトン=夜光虫=ホロリウム」とは位置づけておりません。
確かに光を見れば夜光虫をイメージさせるものではありますが「ホロリウム」が発する夜光虫並みの光は蓄光直後だけで直ぐに淡い光へと減光します。

「ホロリウム」が発する淡い光は「生命感」を表現しております。
ホログラム・ラメは光を反射しない限り光は発しません。
(周囲とのコントラストによって識別は出来ていると思いますが・・・)
また、ケイムラも紫外線が極端に少ない状況では極々微細に発光しているのかもしれませんがそれがメバルに認知されているのかは人間に感知できないレベルですのでどうしても疑問・不安が残ります。
(リッジ・パゴスオリカラのケイムラ仕様はマズメ時や外灯下、月明かり下での使用を推奨いたしております。特にマズメ時の発光をご確認頂けたらケイムラ仕様もカラーラインナップの一つとしてアリだとご理解頂けると思います)
それらと比較して「ホロリウム」は自らが人間の目でも識別できるレベルで発光。
その光一つ一つが不自然な光でなくまるで生きているかのよう・・・
生命感のある光・・・ 
その集合体をメバルが見た時に一体どのような反応をするのか?
それだけでも十分に興味をそそります。

無機物には無い光を発する事により無機物をあたかも命あるものに見せる・・・
それがリッジに施した「ホロリウム」のコンセプトです。

今回はフローティングモデルも採用しておりキャスト後の「ほっとけ」でも水面を漂うプランクトンの塊をイメージさせる事が出来、バイトを誘発します。

また、リーリング時にはリッジ特有のプルプルアクションでホロリウム発光の「点」が「線」となり更にそれが重なる事により一つの個体として認識可能。
こうなると「プランクトン」ではなく全く別の生物のイメージです♪
このように「静と動」それぞれの見え方が異なる点にも大注目です!!

・・・ココまで色々な「こじつけ」をしておりますが実際にホロリウム仕様のリッジをご覧頂ければ「使ってみたい」と思って頂けると確信しております。
小さなボディに秘められた小宇宙をご確認下さい!!

最後にリッジ・ホロリウム仕様の実現に関してホロリウム製作元の「ヤリエさん」に深いご理解と多大なるご協力を賜りました事を深く御礼申し上げます。
「本当にありがとうございました!!」
また、リッジシリーズの発売元である「ジップベイツさん(http://www.zipbaits.com/)」にもオリジナルカラー作成に関して色々なアドバイスを頂きヤリエさんとの交渉にも尽力頂きました。
それにより日本初「ホロリウム仕様のメバルプラグ」を生み出す事が出来ました。
「本当にありがとうございます!!」

リッジ・オリカラですが発売開始はもう間近に迫っております!!
(遅くとも11月末までには発売を開始したいと考えております)

販売価格は「ケイムラ」「ホロリウム」共に¥1,493(税込)です。
入荷次第パゴス各店及びネットショップでの販売を開始いたしますので今しばらくお待ち下さい!!
(申し訳ございませんが予約は承っておりません)

「ジップベイツ リッジ35SS/F 2011パゴスオリジナルカラー」を是非とも宜しくお願いします!!