「闇徘」改め「山陰ショアロックフィッシュ紀行」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
11月24日の早朝に山陰入りしておりました。
今回はチラホラ情報が出始めている「山陰メバル」を手始めに狙うプラン。
「焦らずともそのうち釣れる」とはいえ、パゴス的には情報もウリにしておりますので後釜にはなりたくない・・・とゆーのも本音の一つ。
しかしながら、脳内にはいまだにアコウが住みついており・・・(笑)
・・・とゆーコトで一番いいタイミングで「あろう」朝マヅメだけに集中してメバルを狙ってみる事に。
マヅメ限定となると場所移動する時間は無いに等しく、最初に入った場所がNGだったらそのまま結果もNGになる可能性が特大。
・・・で、事前情報も「らしい」レベルばかりでアテにする事は出来ないし、自身の引き出しも「すっからかん状態」だとゆー・・・
そんな時は過去の記憶を引っ張り出してその場所をチェックするのが確率的には一番だと思います。
しかしながら、こういった時に限って「あまり行った事のないエリアを求めてしまう」とゆー悪いクセがワタシにはありまする。
今回もそうでした・・・
何を思ったか普段は全く行かないような地磯にIN。
当然ながら地形も潮の流れも分からない中で闇雲にキャストを繰り返します。
結果は「雰囲気は良かったもののカスリもしねー」状態。
でも、久しぶりのメバル狙いは新鮮味に長けており精神的ダメージは皆無。
「闇」の中を釣り歩くのがワタシの性分に合っていると改めて再認識した次第でございまする。
釣れてれば最高ですが「釣れなかったコトもネタにしてしまう」のがワタシの釣行記ですのでコレはコレでアリかなと♪
今シーズンの「闇ヲ徘徊ス・・・」シリーズも徐々にレベルアップしていきます。
ブログを通じてその過程をご覧頂ければ・・・と思います♪
メバルにフられた後は根魚のチェックに移ります。
アコウ(キジハタ)に関してはシーズン終盤・・・もしくは終了と言ってもいい時期になっております。
そんな中、浜田のとある場所で「正体不明の魚にラインブレイクさせられた」と聞いたのは今から数週間前。
地元のアングラーである「O川君」が教えてくれた情報でございます。
その場所は港湾部でもかなり奥に位置する場所であり、自身の根魚チェックエリア候補からはほぼ完全に抜けている場所。
ただ、切られたのが一度ではなく二度三度切られたらしい・・・
それも結構なガチンコ根魚タックルで。
その正体が根魚で無いにしろ、「ブチ切り魚を獲りたい」「正体を確認したい」と考えるのはアングラーの性でございます♪
その話を聞いて「近日中にチェック!」と思いつつも中々実現できず、この日を迎えております。
そのエリアはメバル狙いで結構お世話になってるエリアで、基本テトラ帯。
水深はかなり浅いエリアでうっすらとボトムが見えるレベル。
自身が考える理想のエリア像とは大きくかけ離れており、それがスルーしてしまう原因の一つでした。
(ワタシ自身、大型狙いの場合はある程度の水深が必要だと考えております)
期待と不安が半々のままキャスト開始。
「オニ浅い・・・」
「場所」「時期」「自身が思う大型アコウ(キジハタ)の住む条件」のいずれもがビミョーな状況であり、徐々に不安感・不信感が大きくなってゆきます・・・
そんな時に明確なバイト!!
残念ながらフッキングに至らずでしたが、ワームには「歯のある魚」によるキズが付いております♪
それも根魚系と思われるキズであり、集中力復活!
そして次のバイトは確実にフッキング!!
サイズは・・・小さい・・・でも、アコウ特有の突っ込むファイト。
可愛いサイズですが入釣して15分程度であっさりゲット♪
それからは結構良いテンポでバイトが続きます。
ただし、全てリリースサイズ(爆)
挙句の果てには・・・
こんなミニマムサイズまでヒットしてくる始末。
この日は小型ばかりでしたが、アコウ(キジハタ)の存在を確認し、エサとなるベイトフィッシュの量もかなり多い事も確認出来ました。
ヒットワームは定番の「フラッシュさん」
【フィッシュアロー】フラッシュJシャッド
サイズは「3インチ」でカラーは「ホワイト」ほぼ一択でした。
このカラーは自身が特にお勧めする対アコウ(キジハタ)カラーであり、欠品の多い(汗)パゴスネットショップでもまだ在庫しております。
世の中はアコウ(キジハタ)からメバルにシフトしておりますが、そんな中でも根魚を追い求めておられるツワモノには超オススメさせて頂きます!!
また、来季も常に在庫があるとは限りませんので今の内に確保する事も推奨させて頂きます。
ワタシも確保しておかなければ・・・
ひとしきりチェックした結果分かったのは、フルキャストした先でも水深がなく、藻が点在する砂地っぽいエリアであるというコトでした。
・・・が、所々にテトラ(もしくはそれに近い人工物)が超散発的に沈んでおりました。
それに引っ掛かると表面の牡蠣殻などで何の前触れもなくスパっとラインブレイク・・・
今回、それが3回発生しております。
その為、「O川君」が掛けた「ナニか」もフッキング直後にこのストラクチャーに突っ込んだ為にラインブレイクしたのでは・・・?と想像してしまいました。
「姿見ず」ではそのエモノが何だったのか?そのサイズは?について想像の域を超える事は出来ませんが、今回のアコウ(キジハタ)捕獲でその正体に少し近づけたのではないかと思います。
何にせよ「O川君」ありがとう!!
今シーズン中に「私なりの山陰メバルゲーム」をご馳走させて頂きます♪
この日は非常に穏やかなポカポカ陽気でございました。
浜田港内のいたる所でファミリーフィッシングに興じられる家族連れの姿を見る事が出来ます。
そんな姿を見つつ各波止や港湾部をチェックしつつウロウロしてると「とある波止場」で・・・
海面に赤い大きな物体が・・・
目の前にを何度か行ったり来たりしたその正体は「紅イカ(ソデイカ)」
毎年、北風が吹く季節になると日本海沖から山陰沿岸部に接岸してくる大型のイカでございます。
我々のような山陰の釣り人がこのイカを見ると「冬になったね~」と思ってしまう程に季節感をともなったイカでもちろん食べる事も出来ます。
イカ限定食味ランキングの中ではちょっと下の方になりますが(笑)
子供たちは何とか引っ掛けられないかと手にしてるサビキ仕掛けやエギをキャストするものの引っ掛かる事無く悠然と泳ぎ去って行きます。
・・・っつか、そのタックルでは引っ掛けたと同時に瞬殺されてしまうんだけどね。
・・・で、しばらくしたらまた戻ってくるソデイカさん(爆)
大型のタモを持ち、まーまー頑丈な根魚タックルを持ってるワタシ。
目の前を行ったり来たりしてるんで引っ掛けて捕獲しようと思えば出来なくもないのですが、引っ掛けて取り込んだ後の事を考えると躊躇してしまいます(デカ過ぎるので)
また、少年たちの目の前で目の色を変えて捕獲するのもなんだか大人気ないかなと・・・
そう思ってると車で近づいてきた地元のお父さんに声を掛けられました。
「釣れるかどーか?」のハナシだったんですが、何気なくソデイカのハナシをしたら喰らい付いてきた(爆)
もしかしてソデイカ捕獲用のギャフを持ってるのか?と聞いたら「持ってる」との返答。
それなら少し待てばイカ獲れるよ♪と・・・
んで、少し待つと・・・
お父さんの動きが急に慌ただしくなり、子供たちの目の前でガスっとギャフ打ちしてソデイカ捕獲!!
7~8キロはラクにあるであろうグッドなソデイカでした♪
一息つくお父さんと波止に横たわるイカの周りに子供たちが集まってきてイカ撮影会が始まります(爆)
まさかこんなに大きいとは思っていなかったようで子供達大興奮!!
目の前で他の人に獲られたのでガッカリするのかと思いきや、全然そんな事無く終始笑顔♪
でも怖いのか触れないみたい・・・(笑)
一息ついて車にイカを載せようとしたお父さんとイカをパチリ。
もう少しイカを上に持った写真が撮りたいので注文をつけたら「重たいけー勘弁しろ」とのコト。
因みにお父さんの車のトランクには「ソデイカ用大型発砲クーラー」が搭載されております。
ソデイカ専用のギャフと専用の大型クーラー・・・彼は「ソデイカハンター」だったようです。
山陰沿岸ではこれからしばらくの間、「ソデイカハンター」が各地に出没します。
イカの中では低い価値らしいのですが、なにせその巨体ですので結構いい「おこずかい」になるらしい・・・(市場に出せる人はね)
市場に出せない方は自分で食する事になるのですが、大きさも身の厚さも「パネェ」ので捕獲する前に少し冷静に考えてから捕獲して下さいませ♪
プシュプシュ・・・ではなく「ゴフゥ・・ゴフゥ・・・」といってるイカをトランクに積み終え、ニコニコ顔で颯爽と立ち去るお父さん。
その姿を見送った後にワタシも波止を後に・・・
世の中は昼を迎えようとしております。
そしていいカンジにお腹が空いてまいりました。
行く場所は・・・決まってますね♪
「うどんの今田さん」へ迷わずINです。
「うどんの今田さんは11月30日で閉店されます」
閉店まで残すトコロあと数日となってしまいました・・・
ワタシは最終日である30日にも浜田入りしますので営業最終日に最後のうどんを食したいと思いますです。
帰りに大将から・・・
柿を沢山頂きました♪
ワタシは果物大好き人間ですのでとっても嬉しいです。
ありがとうございました♪
魚のお土産は無くとも「土産話」と「柿のお土産」はあるのでホクホク♪
天気も良かったのでしばらく国道9号線を東に走り、仁摩から山を越えて帰広しましたとさ。
パゴス的今後の展開としましては「メバルモード」に入ります・・・ってか「既に入ってます!!」
・・・が、個人的には「もうしばらくはメバルよりもアコウの方が簡単に釣れるかも」と思ってたりして(笑)
周囲の情報と天候とを見極めながら「二兎追う者」になってみたいと思います♪
さて、次回は・・・「闇徘徊or山ショア」ではなく「それゆけアジング・山陰編」の予定です♪
天気が良ければいいのだけれども・・・