山陰ショアロックフィッシュ紀行・其ノ5「オニオコゼ・ミニアコウ/2012年春」(バンダナ釣行記)
バンダナです。
お会いする人ごとに「よう焼けとるね」と言われる今日この頃です。
「そこまでなるロックフィッシュって面白いの?」と言われる事も時折ありまする。
・・・確かに現在の山陰エリアで本命が釣れる確率は非常に小さく・・・
また、春とはいえ日中は暑く険しい地磯をウロウロしているワケなのでそう言われても仕方の無い事だと・・・
それでも毎週のように行ってしまうのは毎回色々な発見があり自分の中で少しずつでもレベルアップしてるのが実感出来るからに他なりませぬ。
また、予想だに出来ないエモノの捕獲劇や未知のエモノがヒットするかもしれない・・・という部分もワタシ自身は強い魅力を感じておりまする。
それは瀬戸内や他のエリアでも言える事なんですけどね。
ただ、人並み以上に山陰に思い入れのあるワタシは山陰エリアでその魅力を追い求めていきたいワケでして・・・
今回の釣行はそんな魅力を再び見せつけられた釣行となりました♪
出発は6月3日の午前3時。
今回はワタシと同様に山陰ロックフィッシュゲームの魅力に取りつかれている梶本氏こと「Rock氏」と山陰入りしておりまする。
今回は高速を使い浜田インターに到着したのが午前4時半頃。
まだまだ暗いので浜田港内をチョロっと回ってから第一ポイントへ・・・
先ずはワタシのお気に入りポイントとなりつつある通称「キクラゲポイント」からスタートです。
ここでは毎回アオリの姿を見ておりRock氏はエギングタックルをせっせと準備。
ワタシは根魚タックルのみなのでそれをせっせとセッティングしてキャスト開始。
やはり・・・とゆーか、当然・・・とゆーか最初から相手をしてくれるのはカサゴ氏。
最近入荷した「フィッシュアロー フラッシュJシャッド4インチ」ですが、最初見た時はちょっとボリュームがあり過ぎだと思ってましたが実際使ってみると非常によく釣れます♪
⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10003489/
今の所はカサゴ氏オンリーですが4インチにアコウがバイトするのも時間の問題かなと♪
3インチに使用するフックでは適合しないボリュームなのですが、本日「カルティバ 岩礁メガトンロック」の「2/0」と「3/0」が入荷しましたので対応可能となりました♪
⇒ http://item.rakuten.co.jp/pagos/10003279/
※フラッシュJ2~3インチには「1/0」を、4インチには「3/0」をそれぞれ推奨させて頂きまする。
エギングに挑戦していたRock氏には残念ながらアオリからのシグナルは無く氏も根魚狙いに切り替え。
この日はちょっとだけ波っ気があり足元はわずかではありますがサラしております。
ワームの回収に何者かが「グラッ」と出て来たので持ち合わせていたミノーをセット。
岸際のサラしてる部分をトレースしたら「ギラッ」として「ドン!!」
磯場故に短絡的ながら「ヒラ?」と一瞬思ってしまいましたが正体はグッドコンディションのマルスズキさん♪
その後は2人して根魚チェックをするもカサゴ氏のみで10時前に一旦撤収。
この日は四水氏こと「シミー氏」がボートゲームで山陰入りしておられ丁度帰港されたとの事でしたので合流して一緒に釣りをさせて頂く事に。
マリン大橋近くの駐車場で待ち合わせをした後、益田方面に向け車を走らせます・・・
このエリアは前回ワタシがアイナメ氏を捕獲したエリアと目と鼻の先にある地磯。
根魚では過去に一度だけ入った事があるのですが何もなかったのでそれ以降はチェックをしておりませんでした。
Rock氏は過去にアコウを捕獲したことがあるそうでその事実だけでも期待は十二分に高まります・・・♪
日差しの強い中、各自思い思いのエリアに散ってキャスト開始。
・・・・・。
・・・。
大きな岩の向こうに消えるRock氏。
・・・・。
その数分後、Rock氏がすごいものをぶら下げて戻って来られました!!
「オニオコゼ」
それもブチデカいし・・・
予想だにしないエモノですがれっきとした根魚であり、またアコウよりも嬉しいエモノではないかと♪
スリンヘッド(ブレードチューン)+フラッシュJシャッド3インチで遠投。
ストラクチャーを超え、ブレイクに落とし込んだ瞬間に「ドン!!」と喰ってきたそうです。
反射的にフッキングしたものの鋭い突っ込み等は無くかなりの重量感と時折するグネグネするような抵抗に脳内クエスチョンマークだらけになりながらもリフトアップ。
そして浮かんできたエモノのサイズ、正体が分かった瞬間に心臓バックバクになったそうです。
・・・確かにそうなりますわ・・・
「猛毒」の部類に属しており足場は高くランディングネットは無し。
バレないよう祈りながらのブチ抜きで見事捕獲に成功しておられます。
以前、「シャチョー父」が浜田港内で大きなオニオコゼを釣って来られたのを見ましたがそれよりも大きく3人共ただただビックリです。
因みに毒は背びれのトゲのみにありますのでそれさえ注意すれば写真のように「バス持ち」しても問題はありません。
その毒トゲは互い違いになるような感じで左右に向いており「どこから触っても刺しまっせ状態」だったのが印象的です。
しばし観察して刺されないように「二人がかり」でストリンガーに繋ぎ、興奮冷めやらぬ中でゲーム再開。
その後しばらくはカサゴ氏オンリーでしたがRock氏がオニオコゼをヒットさせたエリアは水道状になっておりこの地磯の他のエリアとは明らかに反応が良い場所でした。
昼を過ぎた頃から風が強まり釣り難い状況になっておりましたがバイトは続きます。
非常に狭い水道でしたが深いミゾになっておりボトムではカサゴ氏が活発にアタック!!
グッドサイズのカサゴ氏も混じり非常に楽しいゲームが展開されておりまする♪
「2匹目のどぜう」ならぬ「2匹目のオニオコゼ」は無理としても本命はヒットしそうな予感・・・
その気持ちだけでキャストを繰り返します。
そして遠投後のストラクチャー攻めにバイト!!
フッキングがキまり、特有の抵抗から脳内に「アコウ」の文字が・・・
予想通り浮かんできたのはオレンジの個体。
今回も小さいですが本命の捕獲に成功!!
小さくてもやっぱり嬉しい・・・♪
オニオコゼ・アコウ・カサゴと十分過ぎる釣果にホクホクしてるのは言うまでもありません♪
時計を見れば既に3時過ぎ・・・
昼食を取らずに釣りを展開していた我々、バイトが少なくなった事もありここでゲームエンド。
その後は昼食に益田駅近くの蕎麦屋「竹の家さん」に再び挑戦・・・
そして「本日のお昼は終了しました」で再び意気消沈・・・
・・・とくれば、と「三洋軒さん」でラーメンと手作り餃子を注文してお腹を満足させましたとさ。
チャーシューメンも美味しいですがワンタンメンが個人的ツボにはまってしまっております♪
シミー氏とはここでお別れしてシミー氏は帰広、我々はちょっとだけ寄り道です。
シミー氏、お疲れ様でした。
色々な面白い話をまた聞かせて下さい♪
そしてまた一緒に釣りをさせて下さい♪
帰りにRock氏の家の庭に「ノイチゴ」を植えたいとの事でノイチゴポイントに行きノイチゴを採取。
そして再び「キクラゲポイント」に行き、釣りはせずにキクラゲを少々ゲットして我々も帰広いたしました。
Rock氏お疲れ様でした。
今回は素晴らしいエモノを拝ませて頂きました♪
これがあるからロックフィッシュゲームは止められませんね。
またタイミングが合いましたら山陰ショアロックに行きましょう!!
今回採取したキクラゲはまとまった雨が降ってないせいで小さくしぼんでおりました。
【ビフォー】
「大丈夫なんかいな?」と思いつつ水に浸けたままでお風呂IN。
出てみたら・・・
【アフター】
「ふえるワカメちゃん状態」で復活♪
汚れを綺麗に洗って石づき等をカット、油跳ねを防ぐ為に全体に小麦粉をまぶした後に水で溶いた天ぷら粉を浸けて油にIN。
キクラゲの天ぷらは今回も美味でございました♪
また採りにいかねば・・・
現在、瀬戸内の一部エリアではアコウ前半戦が最高潮を迎えつつあります。
数・型共に垂涎モノの結果が出ておりその話を聞く度に心が大きく揺さぶられてしまいます(笑)
それでもワタシは山陰へ・・・
今回のオニオコゼ捕獲劇や小さいながらも苦心の末のアコウ捕獲など毎回ドラマがありますので今後も山陰でのドラマを追い求めていきたいと思いまする。
さて、次はドコをチェックしようかな???