山陰ショアロックフィッシュ紀行・其ノ17「再会のアコウ」(バンダナ釣行記)

 2012年9月4日

バンダナです。

9月2日に島根半島入りしておりました。
今回は釣友のセトコージさんと共に根魚を狙っておりまする。

ここ最近は渡船を使った地磯釣行ばかりなんですけど今回は台風によるウネリが残ってると判断。
渡ってチェックしたいエリアはモロに影響を受けそうなので今回は渡船利用を却下。
車でランガンをするプランに変更しておりまする。

三次でセトコージさんを拉致ってからR54を通っての島根県入り。
最初のポイントに着いたのは午前5時過ぎ。
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一見すると穏やか・・・ですが、波のピッチが大きく岸際にブチ当たっているエリア多数。
最初に入ろうとした地磯も自分達が立つべき岩をしっかり波が超えており車から降りる事無く次のエリアへ・・・

次のエリアは海岸端。
車を降りてすぐなので楽なのは楽だったんですがココもウネリの影響が強く二人して波を何発か喰らいながらのゲーム展開。
それで何かしらの結果が出れば良いのですが何事もなく・・・

二人でチェックしてる事もあり、素早く見切りをつけながらのランガンです。

ワタシ自身は一ヶ所(一度入釣したエリア)で粘る傾向が強いのですがセトコージさんは全く正反対。
それはどちらかが「良い・悪い」ではなくそれぞれに長所と短所が存在しておりまする。
今回に至ってはセトコージさんの性格が有利っぽいっす。
また、このエリアに関してはセトコージさんのほうが精通してる事もあり彼の指示で車を走らせます。

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朝夕はめっきり涼しくなりましたが陽が昇るとやっぱ暑い・・・
二人とも汗をかきかき、水を飲み飲みエモノからのシグナルを待ちます。

磯絡みではドコに行ってもウネリの影響があり、港湾部でのゲームを考えましたが近隣の港ではエギングやその他の釣りを展開する方が予想外に多く我々が狙いたい位置に入る事適わず・・・
一番良いと思われる「明け方~2時間」はとうの昔に過ぎ去っており不安が大きくなってきました・・・

そして何度目かの移動で入ったエリア。
岩場が垂直に海に入っておりワタシ自身は初めて入る場所です。
ここもウネリの影響が若干あるものの足場が高く、今まででは一番良い雰囲気を持っておりました。
セトコージさん曰く昨シーズンには何度かお世話になった場所とのコト。

「そこ(岩が垂直に海に入ってる場所)と並行にトレース、居ればすぐアタってくる」と言うセトコージさんの言葉通りにキャスト。
その2投目で「ゴンっ!!」
反射的にアワセを入れ寄せにかかります。
その重量感とカサゴ氏にはない突っ込みの連続で本命であると確信。
後はきっちり寄せて抜き上げるだけ・・・と思ってたらモサっとした直後にポロリ・・・
このエリアは流れ藻が多くそれに巻き込まれてフックアウトしてみたい。
姿見ずではありますが9割がた間違いなくアコウですわ。
残り1割はハタ系かメッチャ元気のいい大型カサゴ氏ってカンジ。
バラしたのは悔しいですが居る事が分かったので安心したのも事実でございまする。

その後はカサゴ氏が少々。
ひとしきりスポットのチェックが済んだのでワタシは岩山に出来た小さなトンネルを抜けて少しだけ場所移動。
その3投目で再び「ゴンっ!!」
これもアコウだと確信できる重量感と抵抗。
追いアワセを入れて一気に浮かせます。
かなり足場の高い位置からでしたが躊躇なくブチ抜いてフィニッシュ!
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お久しぶりです、アコウさん♪
体高があり非常にコンディションの良い魚体です。
グッドサイズのカサゴ氏を掛けた瞬間に「本命か!?」と思ってしまう事がありますが、やっぱりアコウさんのファイトは全然違います。
・・・そうなると先程バラした魚もアコウに間違いない・・・

尚、吐き出したベイトは「イワシ系小魚」「アオリイカ」
後で捌いたら胃の中はイカスミで真っ黒でした。
小さいアオリイカは外敵から身を守る為、ワンド奥のシャローエリアに群れてる事が多いです。
・・・という事は?
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ヒットワームはワタシのフェイバリットである「フィッシュアロー・フラッシュJシャッド3インチ」
リグも当然のように「ダミキジャパン・スリンヘッド21g(ブレードチューン)」「カルティバ・岩礁メガトンロック#1/0」の最強タッグを使用しておりまする。
flash_j_s2_1 slinhead_h1 megaton1
※スリンヘッド14g・21gは9月4日現在、完売状態となっております。再入荷まで今しばらくお待ち下さい。

・・・ここ最近は「エリア開拓」と称した釣れない釣行が続いておりました。
時期が来ればいい結果が出る・・・そう確信してるんですが、それでも脳内では「不安」の二文字が常時チラついております。
今回捕獲したアコウはその不安を再び頭の奥隅に押し込んでくれました♪
これをオカズにしばらくご飯が食べれます(笑)

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その後もランガンを続けるものの根魚からの反応が薄い状態が続きます。
セトコージさんは途中でメタルジグをキャストしてカマス2、ワカナ2をゲット。
この男、決してタダでは転びませぬ・・・

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風とウネリに邪魔された釣行ですが、単独釣行には無い楽しさもありますのでさほど苦にはなっておりませぬ。

最終的にアコウの追加はナシ。
そしてこの状況下で思いつくエリアのチェックも大方完了。
最後にお土産用の「キスを釣るか?」「アオリを釣るか?」で結局アオリを狙ったゆるーい釣りで数ハイ確保してゲームエンド。

この日も1日中ガッツリと楽しませて頂きました♪
今回は「名ガイド・セトコージさん」に釣らせてもらったようなカンジ。
いつもいつもすみませんです(笑)

次の山陰釣行は海況次第ですが再び渡船を使った地磯釣行に戻る予定。
今週末(9/8)は「ファントムカップ」に出るので山陰入りはその翌週です。
ファントムカップ
まだ空きがあるようですので興味のある方は是非!!
(事前の参加登録が必要となります)
詳しくは⇒ http://www.fimosw.com/u/pockin/uv36b13kb5cfnw

9月に入りもうそろそろ状況が好転しそうな予感。
根魚にフられても他のエモノ(アオリとか)がお土産に出来るし・・・♪
灼熱地獄から解放されて1日中竿を振る事が出来るのも嬉しいですね♪

さて、次回の半島釣行はドコをチェックしようか???