闇ヲ徘徊ス・・・其ノ十七「2011年4月・シンゴスクリュー」(バンダナ釣行記)

 2011年4月18日

バンダナです。

今回から「いつものブログ」に戻させて頂きまする。

土日とお休みを頂いており土曜日の夕方より山陰入りしておりました。

天候はそこそこ良いにも関わらず波は2mでウネリが残ってそうなカンジ。
「地磯はムリか・・・」そう思いながら太田方面へと進軍。

今回はお連れ様がいる「予定」だったんだけど急遽キャンセルとなり単身での釣行。

太田方面は久方ぶりで事前情報も乏しくとりあえずは今シーズン良い思いをした港からスタート。

・・・・・・・。

・・・。

アタリませんが?

雰囲気はとても良い感じだけに?マークだけが脳内を乱舞。
週末で釣り人が多くそれを避けるようにエリアを転々とするも状況は好転せず・・・

途中でラーメンを喰らい西方面に移動してみる事に。

春のメバルで実績のあるテトラ帯を丹念にチェックするもこれまた反応ナシ・・・
厳密に言えばバイトはあるんだけどノせられませんです(大汗)

まさに悪戦苦闘。
日付変更線はとっくの昔に超えており夜明けまで残り3時間弱・・・

そんな中ふと気付く。

「磯に出れるんぢゃないの?」

ダメなら近くの港で最後の悪あがきを・・・そう思いつつ移動してみると波の音が良いカンジ♪
時間の経過とともに波が収まったのか、それとも元々波が無かったのかは?ですが躊躇する事無く地磯へIN。

空には満月一歩手前のお月さん。
ライトを点灯しなくとも岩場をウロウロ出来るレベルでござる。

心配された波もほとんどなく、でも場所によってはすこーしだけサラしてる状況。

最初に取り出したのは「ラッキークラフト シンゴスクリュー60」
shingo 
カラーはカッターで色を剥がしてケイムラコートしたオリジナル。

それを岩場のサラしてる部分にトレース出来るようにキャスト。

月明かりに照らされた海面。
ストラクチャーは一目瞭然ですが水面に引き波を立てて泳いでいるであろうシンゴスクリューまでは流石に見えません。

「そろそろサラしてる泡の近くに・・・」とそこを見やった瞬間にボコっと海面がハジけロッドがグンっ!!

ゴリ巻きモードで海面を割りながら寄ってくるエモノ。
海面から4~5m程ある立ち位置へ一気にブチ抜き。

自分へと近づいてくるエモノのシルエットは予想していたヒラセイゴのシルエットでなく・・・
尺メバル 
グッドサイズのメバルでございました♪

魚体を見た瞬間に「超えた」と確信できたサイズ。
31もしくは32cm 
固執し続けたプラッギングでのメバル。
固執するあまり捉え(捕らえ)切れなかったメバルも多数いたはず・・・

それに対する後悔や悔しさはこの1匹が全て打ち払ってくれました♪

シンゴスクリュー60 
そして更に嬉しさを高めてくれたのがシンゴスクリューで尺アップを獲れたコト。
そして海面を割ってバイトした瞬間が見えたコト。

これだからメバルプラッギングは止められませんわ♪

それからはサイズダウンしたメバル君とヒラセイゴ君。
世の中が明るくなり始めマズメのラッシュを期待したんだけ期待のみでした。

夜明け前にエギングタックルを持ったアングラーさんが来られたんだけどこの地磯ももう少ししたらアオリが本格化。
アオリシーズン初期は暗い内にメバルを狙って明けてからエギをシャクるのも良いプランかもです。

明かるくなった海面に引き波をたてるシンゴスクリューにボシュッと派手に出た「ナニか」のバイトを最後に納竿。
多分シーバス系ぢゃないんだけど・・・
残念ながらフッキングしなかったので近いうちに「取りに」戻る予定です♪

chain1 

ここでシンゴスクリューの使い方等を少々・・・
シンゴスクリュー55 60
基本的に(自分の)メバルプラッギングでは「止め」を非常に重視しておりますです。
リッジ35なんかは止めないと絶対に喰わないと思ってる程でして・・・

シンキングペンシル系は巻きで喰わせるパターンが多いですがシンゴスクリューもこれまた同様に巻きで喰わせるカンジ。
・・・厳密に言うと止めでヒットさせている場合もあるんだけど割合からいうと巻きで喰わせてるほうが遥かに多いっス。

巻きに関しても一定スピードではなくスローな中に強弱をつけるイメージ。
基本中の基本はスローリトリーブですが、その中に強弱のアクセントをつけてみておくんなまし。
「3回ゆっくり巻いたら2回超ゆっくり巻く」とかランダムに強弱をつけるのがバンダナ流。

シンゴスクリューを使い始めた頃はある程度カウントダウンしてリーリング開始・・・なんて事もやっておりましたが今は着水後、直ぐにリトリーブ開始して水面に引き波を立てるイメージで使っております。
(リーリングスピードや自分の立ち位置、ロッドポジション、風・波によっては引き波が立ったり立たなかったりするんだけど外灯の無い磯ではその確認がほぼ不可能なのであくまでもイメージ)

フッキングは確立からいうとテールフックへのフッキングが多いです。
この辺は引き波が影響しているのではないかと思っておりますです。
フッキングに至らないミスバイトが妙に多発する時がありますがこれも引き波が影響を及ぼしているのではないかと・・・

「ジッターバグ」などの引き波系のルアーでナマズを狙った事のある方なら誰もが経験してると思うんだけどルアーではなく引き波にバイトしてくる状況・・・これに酷似してるんぢゃないかと勝手に推測しております。
プラグの後ろでボシュっと出てきた日にゃ喜んで良いのか悲しむべきなのか心中複雑でございまする・・・

あと「飛距離が出ない」という方が時々おられますが「そうだと思います」
Wスクリューが空気抵抗となってるのがその原因。
個人的にはストレスになるほどのコトではないと思っておりますがそれは単にこのプラグを溺愛しているせいかもです。
・・・そんなワタシですが、飛距離を第一に考える際にシンゴスクリューをチョイスするコトはまずありませんです。

スクリューの付いている頭のアイとテールフックアイはヒートンを採用しております。
釣りをしている最中に動いてアクションに影響が出るときもあるのでご注意を。
曲がってるとアクションがおかしくなる時があります。
シンゴスクリュー前面
アイを前から見て真っ直ぐ垂直になっているように調整して下さい。
 
曲がらないよう、緩まないよう接着剤で固定する方法もありますがワタシは今の所接着固定は考えておりません。

色に関しては自分でチューンしたクリアが最もお気に入りとなっております。
チャート等のクリアではない色も持っておりそれらでもバイト・キャッチしておりますがやっぱりクリア系が強いのかなという「気がします」
ボディのキズ
・・・カッターキズやフックキズ以外のキズが刻まれる毎に発見できるコトがあります・・・

ワームでは気になるニオイですがプラグで気にする人はあまりいないように感じます。
ニオイがもたらす効果に関しては様々な意見があると思いますが昨今のワームにはほとんどニオイが付いておりバークレイワームの威力は発売された当初、「反則」とまで言われた程ですので効果があるというのが正解だと思います。

トラブルフックにスポンジをつけてそこにフィッシュフォーミュラーを・・・なんて本気で考えて実践した時もありますが手間が掛かり過ぎて止めちゃいました。
「にほひの元」でマメにボディに塗って・・・というのもやってましたが1投でニオイが無くなるので実際に釣れたとしても効果があったのかどうなのか???です。
そんな折、こんなものが発売されたので現在愛用しております。
choverig1
「ZAPPU」チョベリグ

手を汚さず手軽に塗る事が出来、ジェル状なので効果が長時間続くシロモノ。
頻繁にローテーションする際はボディ表面のジェルが残ってしまい拭き取らないといけない位でございまする。
今回もヌリヌリしてからのヒットだったのでより一層信頼度がアップ!!
ワタシのようなニオイフェチの方はぜひお試しあれ・・・♪

相変わらず「少々」になってねーな・・・(汗)

chain1

すっかり明るくなった地磯からの帰り道、夜露が・・・と思ってたら霜が降りてたのね。
霜 
それでも寒さを一切感じなかったのは体の前後ろに貼った4枚のカイロのせいだけでなく釣り自体もエキサイトしてたってコトで・・・

山陰各エリアでは既にエギをシャクるアングラーの方が多く見受けられます。
個人的にはGWから本格化だと思っておりますが既に良いサイズが出た情報もチラホラ・・・

これからは地磯を問わず各エリアでアオリ狙いのアングラーとニアミス・バッティングする事も考慮に入れた戦略が必要となりますです。

それならエギングタックルも用意しとくかな?
・・・と言いつつもまだまだメバルを追い求めて・・・

さて次はいつ行こうか???